101話 9/16 クランの契約は冒険者ギルドを通さないことが多い、冒険者は強い方が良い
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漸くと空きが出来たか。食事だ食事。さっと食べてさっと出る。回転を良くすることが店の利益に繋がるんだろうから、食べたらとっとと出るに限るんだよ。
さあ、店員さんはこっちに来ないかな? 来てくれないと注文が出来ない。呼ばないと来ないのも仕方が無いんだよな。お、来た来た。こっちですよと。
「おまかせ1つ、これで」
「おまかせ1つ!」
オーダーは通った。後は待つだけだな。……今回も店員は男だった。女性運が無いのかねえ。まあ仕方がないことではあるんだけどさ。
働く場所が沢山あるんだから仕方がないよな。彼らも冒険者の可能性もあるんだけどさ。冒険者は何でも依頼さえあれば仕事をするからな。そう言う職業だしな。
非戦闘職の人たちの数も少ない訳じゃない。冒険者ギルドを通すこともあれば、直接クランと契約を結ぶこともある。その辺は臨機応変だよな。どっちにしてもメリットのある話だからな。
クランと契約することも少なくない。むしろ多い。そうでなければ冒険者ギルドで仕事が捌けないからな。多すぎて。その位には仕事があるんだよな。
多分、この店も何処かのクランと専属に契約を結んでいるはずだろう。店員が欲しい。何時から何時までという縛りが無い以上、クランに頼む方が早いってもんだ。
基本的に料理屋は24時間やっているからな。夜中だからって人が来ないって事は無いんだよ。夜には夜のクランの人たちが利用するんだからな。店も当然ながら開いている。
私は普通に生活をしているからな。夜の店に来たことは無いが、まあよくある話だ。料理屋もあれば流行る程度にしか無いんだからな。新しく始めようって人が少ないとも言えるんだがね。
場所柄と言うのもあるんだろうけども、利便性の良いのは中央通りだろうな。何処のでも構わないが、中央通りにある方が利用されやすいのはその通りだからな。
私も中央通りで探しているし。近くに飯屋があれば、空きを確認するしな。この都市で、人が来ない料理屋をやる方が難しいまであるからな。中央通りでやればな。
まあ何にしても、料理屋が流行るのは仕方のないことなんだよ。客が多すぎるのが原因だな。クランで飯を作っているところもあるんだろうけども、作らない所もあるからな。
一番は面倒だからと言うのがある。仕入れから何からやらないといけないからな。後は非戦闘職を抱えないと出来ないと言ったところか。
基本的に料理やその他家事をするのは非戦闘職の人たちだ。野菜や肉を仕入れに行き、薪を仕入れて料理を作る。それだけでも一苦労だったりする。
幾ら、色んなところに食料品を扱う店があると言っても、面倒な事には変わりがない。それをやる方が、経費は節約できるだろうが、仕事をしない非戦闘職の人を抱えることになるからな。
戦闘職の稼ぎが良いからといっても限界はある。戦闘職の5割も居れば多すぎるんじゃなかろうか。その位であれば許容範囲内なんだろうが、それ以上大きくなると難しい選択を迫られるだろう。
まあクランにも色々とあるという事だな。私の所に来ている魔法使いのクランもどうなるのかは解らんよ。今はとりあえず、存続はしているが、何時合併で無くなるのかが解らんからな。
私の考えとしては、クラン名なんぞどうでも良いだろうと思っている口なんだがね。クラン名が変わろうが、中身が変わらなければ問題は無いだろう。やることは大して変わらんからな。
戦闘をするのか、それ以外の事をするのか。その2択だからな。基本的には戦闘をやるんだろうが、全てのクランがそう言ったクランでないことは解っているからな。
今できているこの長い行列も、クランの成果と言う話だからな。魔物は群れるものなんだよ。その群れに対抗するには大きなクランで無ければならない。基本的にはそうだ。
中小で固まって動くと言うのも有りだろう。ただし、魔物よりも人数を集めないと厳しいという所がある。大抵の魔物は1対1で戦うものでは無いからな。
対魔物戦闘は、基本は2対1、欲を言えば3対1を作って対峙する。人間の方が小さいのだから数でカバーする。基本はこれの通りだな。
1対1で相手に出来るのはゴブリンが限界じゃないか? あいつらの群れは大きいからな。ゴブリンは良く増えることで知られている。普通の時期では、ゴブリンが主力の稼ぎ頭だからな。
幾らゴブリンが大して強くはないといっても限度がある。1対3であれば、流石にゴブリンの方が有利になるからな。普通の冒険者であるならばな。
例外はどんな所にも居るものだ。ゴブリンに囲まれようが、何事も無かったかのように狩る者もいるという事なんだよ。少し、戦闘に才能を持ちすぎた人と言うのは居るものなんだ。
そんな連中がいるところが、大きなクランを作ったり、中級魔法の素材になるような魔物を狩ってくれているんだから頭が下がる思いだな。狩ってくれないと中級魔法が作れない。
まあ義務感を持ってやってくれている人の方が少ないのは知っているが。そう言う人は、普通の戦闘では物足りないから強い魔物を求めていくのであって、社会的な貢献なんぞは考えても居ない。私的にもそれでいいとは思うさ。ただ、恩恵には預かると言うだけでな。
何はともあれ、強い冒険者は良い冒険者だ。冒険者は強くあればあるほどいい。戦闘職はそう言う職業だからな。強くあればそれでいいんだよ。
考えることは、頭の良い連中が考えれば良いことだからな。文武両道とはいかないものなんだよ。強さと指揮能力は違うからな。別の方面の強さなんだよな。
冒険者は強いに超したことは無い。強ければ何かしらは出来るからな。弱いと出来ることが少ないんだよ。まあ魔力と違って、強さは成長するからな。身体能力が成長するかまでは知らないがね。




