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双子の姉妹の竜騎士/ドラゴンナイト  作者: 早乙女
第2エリア 大森林
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第26話 特・大・剣!

【英雄の導】私が手に入れた特大剣、白を基調とし青と金色の刺繍の施された巨大な剣。

 私3人分ほどのサイズを誇る大きな剣、普通であればこれほどのサイズの剣三分の一程度の小娘が振るえるわけが無い。

 そう...普通であれば。

 この特大剣に付与されているスキル【重力操作】のお陰でこの剣を振る時に重さは感じない。

 なので短剣と同じ速度で振るう事が出来、さらに攻撃に重さを乗せたい時は重力を掛け振り下ろすだけで良い。

 そして...見た目が美しい。


 英雄を導く剣なだけあってそれはまさに伝説...これこそ☆11個の伝説級武器。

 ただ...重力を操作するだけあって...今この剣を振るとその都度MPを消費してしまう...流石に普段使い出来るような代物ではない。

 だが、この剣の特殊スキルである【英雄の大地】詳しい効果は分からないが、地面に刺しておくとゆっくりではあるが10秒に200ずつ攻撃力が上がっていくのだ。

 まさに伝説に相応しい武器である。


「これってその土地の守護とかに使うんじゃない?」


 シリュウの言葉は核心をついていた。

 洞窟の祠などにこの特大剣が刺さっていたらとても神秘的な気さえする。

 なんせ、こんな拠点の背後に刺しておくだけで神聖な雰囲気を醸し出しているのだから...。

 本来の使い方は分からないが今の所私の最終兵器として活躍してもらう予定で最早必殺技に近い。

 この特大剣を振れば丘の向こうに居た緑色のドラゴンも倒す事が出来た。

 まぁ...一回しか剣振れないけど...


 そもそも今のメイン武器は弓、近距離に行くことが無いので、基本的にこの特大剣を使用する場面が訪れない...本当はもっといい使い方があると思う。


 取り敢えず、しばらくのレベル上げは毎日一体ずつ丘を越えたドラゴンを倒す事なる、一回しか振れないのでその後は自由時間だ。ドラゴンを倒し、ドラゴンの素材を食べる、他のメンバーもそれぞれに合った所でレベル上げに励む。



 そして...そんな日々を繰り返す事4年。

 審判の時...は訪れる、明日で丁度この世界に来て5年、ゼルセラ様の言う通りなら明日ゼルセラ様によるテストがあるはずだ。

 ステータスの変化はあるがメンバーの増減はない。私も途中から慣れてきたのか特大剣を使わなくても倒せるようになってきた、レベルも上がり今ではレベル200を裕に超え今では平均ステータス50万程にまでなり様々なスキルや魔法を習得した。

 身長も伸び女性らしさが出たというか...15歳になるのだから当然と言うか...。

 私の肉体の成長に伴いイチゴ達の肉体も成長していった。

 イチゴは女性としての成長はあまり感じられず、小さかったイチゴがそのまま大きくなったような姿だ。


 ミルクはというと、刺激が強すぎる。

 思春期の女の子としては目のやり場に困る。豊満すぎる胸に肉肉しい身体、だけどデブという訳では無い、身体はしっかりとくびれているし、まさにボン・キュン・ボンといった表現が正しい。

 シープはミルク程では無いが豊満だ、肉体の成長というよりは内面の変化の方が大きいだろう、今まではゆったりとした性格でミルクよりもしっかりしていたが、今では、よく相手を煽る様になった、何が原因かは分からないが...ただ、そのイキる瞬間は時々しか出てこないので、普段はおっとりとしている。内面の変化だが、ミルクは下品な言葉を言い出す様になった...。


 そして、ホープ...お嬢様は完全に居なくなってしまった。居るのは完全に庶民と化したお嬢ちゃんだ。

 見た目だけは立派なお嬢様だが...口調は平凡であり、やや戦闘的、女性らしさは私よりも大きい。

 戦闘面でもいまだに一点突破型は継続だ。

 レベルも上がりある程度体力は上がったが、この先の戦いを考えるのならば以前と対して変わりはない。当たったら死ぬ。ただそれだけ。


 そしてシリュウはというと、普段の姿は変化していない。だが、巨大化した際の姿は大きく変化している。巨大化に伴い、ステータスを上昇させる事も出来るらしく、そのステータスは計り知れない。


 全員でテーブルを囲い明日の対策をする。

 事前に師匠に話を聞いた所、どうやらテストとはゼルセラ様との実践らしい...

 最初に聞いた時は「なんじゃそりゃ!」って驚いたけど...あの人ならやりかねないのかもしれない。


「そもそも戦闘方法がわからない」


 イチゴの言った通り、ゼルセラ様の戦闘を見た事はない、一度だけあるが、手だけでなんとかなってしまったので、本来の戦闘方法ではないのだろう。


「あっ!前に真っ白な直剣持ってた気がする!」

「あれから結構経ってるから武器変わってるかもしれないよ?」


 シリュウの言い分も分からなくはない、5年もあれば、武器種の一つや二つ変わって当然だ。

 私だって短剣から弓...弓から...変わってないや...。案外ゼルセラ様の武器も変わって無いかも知れない。


「魔法も得意そう~」「後、色々な種族への特攻効果も持ってそうだよね~」

「私達意外と種族バラバラだけど、全員分持ってたりするのかな...」

「可能性は十分にあります、あの人の事ですから、下手したら次元を越えて攻撃をしてくる可能性さえあります」


 あの方なら何でも出来そうな気がする。


 結局の所、作戦はいつも通りだった。

 まずミルクとシープがバフを掛ける。その後イチゴが陽動として動き、その隙にホープが攻撃のタイミングを計る。

 私がシリュウとホープの援護を行い、敵の視点を逸らさせ二人が自由になれる様にアシストをする。

 タイミングを見計らい一気に仕留める。

 これで終わればいいが、終わらなければこれを繰り返す。

 一撃でも入れればきっとゼルセラ様も認めてくださるだろう。


 全員のステータスを開示したうえで他にも対抗しうるスキルが無いかを模索する。


 Lv:420

 名前:「ミーシャ・ストロニア」

 種族:【人間《少女》】

 職業:【アーチャー】

 称号:【竜狩りの乙女】

 HP:750000

 MP:600000

 ATK:650400

 DEF:452000

 INT:300000

 RES:400000

 SPD:350000

 習得魔法:【電撃波】【月灯りの聖剣】【火炎球】【水弾】【破滅の火】【毒霧】【麻痺霧】【睡眠霧】【火炎弾】【水冷弾】【大海】【大波】【海竜】

 スキル:【盗みLv10】【短剣技術LvMAX】【解体LvMAX】【斬撃LvMAX】【発声LvMAX】【持久力LvMAX】【秘匿Lv50】【思念通信Lv50】【収納LvMAX】【身代わりLv50】【獣使いLv10】【剛体Lv50】【弓技術LvMAX】【特大剣技術Lv20】【重力操作Lv50】【収納箱Lv20】

 特殊スキル【無慈悲Lv50】【鬼畜Lv40】【慈愛Lv80】【家族思いLv50】【兎狩人LvMAX】【シリュウ協力LvMAX】【操龍技術Lv1】【操竜技術LvMAX】【兎理解者Lv80】【弓秘術Lv 50】【竜狩りLv80】【竜理解者Lv50】【短剣秘術Lv40】【博愛の芽】【傲慢の芽】

 究極スキル:【覚醒】【英雄の大地】

 メイン武器:【ドラゴボウ】

 サブ武器:【重力の杖】【英雄の導剣】

 頭装備:竜戦士の兜

 胴装備:竜戦士の胴

 腕装備:竜戦士の手甲

 脚装備:竜戦士の脚

 アクセサリー:【竜の指輪】【神聖な首飾り】


 Lv:800

 名前:「シリュウ」

 種族:【氷竜】

 称号:氷竜

 HP:4800000

 MP:4000000

 ATK:3800000

 DEF:5100000

 INT:3656000

 RES:4500000

 SPD:3000000

 スキル:【竜の鉤爪(ドラゴンクロー)LvMAX】【噛み付きLvMAX】【嚙み砕くLvMAX】【氷息吹LvMAX】【竜種威圧(ドラゴンオーラ)LvMAX】【竜の鋭尾(ドラゴンテール)LvMAX】【挑発Lv50】【思念通信LvMAX】【身代わりLvMAX】【咆哮LvMAX】【巨大化Lv80】【鱗纏いLv80】

 特殊スキル:【破壊の芽Lv10】【弱肉強食LvMAX】【食いしん坊Lv10】【ミーシャ協力LvMAX】【破壊衝動Lv50】【希望の芽Lv10】【収納LvMAX】【収納箱】【大咆哮】【竜燐】【龍化】

 究極スキル:【覚醒】【極醒】


 Lv:550

 名前:「イチゴ」

 種族:【ヴァビット】

 職業:【召喚獣】

 称号:【少女のペット】

 HP:2250000

 MP:220000

 ATK:330000

 DEF:300000

 INT:98000

 RES:68000

 SPD:550000

 スキル:【頭突きLvMAX】【噛み付きLvMAX】【斬撃LvMAX】【抜刀Lv50】【居合技術Lv50】【猛虎LvMAX】【雷虎LvMAX】【炎虎LvMAX】【氷虎LvMAX】【聖虎LvMAX】【邪虎LvMAX】【雷撃LvMAX】【雷雲召喚Lv80】【種族召喚Lv50】【薙ぎ払いLvMAX】【滅びの息吹Lv50】【刀技術LvMAX】【大太刀技術Lv80】【二刀技術Lv80】【居合技術LvMAX】

 特殊スキル:【火炎耐性LvMAX】【電撃耐性LVMAX】【物理軽減Lv50】【抵抗の意思Lv50】【認識加速Lv50】【言語理解Lv50】【破滅の意志Lv40】【刀秘術Lv10】【大太刀秘術Lv10】【居合秘術LvMAX】

 究極スキル:【統率者】【覚醒】【極醒】【神月】【神無月】


 メイン武器:【月詠みの大太刀】

 サブ武器:【ムラマサ】

 頭装備:月隠れの髪飾り

 胴装備:写し身の胴

 腕装備:写し身の手甲

 脚装備:写し身の脚

 アクセサリー:【契約の指輪】【神聖な首飾り】


 Lv:600

 名前:「ホープ」

 種族:【天馬】

 職業:【召喚獣】

 称号:【神風】

 HP:600

 MP:2500000

 ATK:30000000

 DEF:1500

 INT:1000000

 RES:65000

 SPD:98000000

 スキル:【頭突きLvMAX】【噛み付きLvMAX】【刺剣技術Lv50】【瞬歩LvMAX】【猛突進LvMAX】【雷纏いLv80】【炎纏いLv80】【氷纏いLv80】【聖纏いLv80】【邪纏いLv80】【突撃LvMAX】【空中歩行Lv80】【飛行Lv50】【回し蹴りLvMAX】【後ろ蹴りLvMAX】【収納箱】【刺剣技術LvMAX】【拳技術LvMAX】

 特殊スキル:【氷結耐性LvMAX】【聖魔耐性LVMAX】【空気抵抗軽減Lv50】【令嬢意識Lv20】【認識加速Lv50】【言語理解LvMAX】【決意の意志Lv20】【拳秘術Lv10】【刺剣秘術Lv50】

 究極スキル:【神速】【覚醒】【極醒】【極意】【鷲掴み】


 メイン武器:【ホーリーレイピア】

 サブ武器:【棘グローブ】

 頭装備:令嬢の髪飾り

 胴装備:令嬢の胴(白)

 腕装備:令嬢の手甲(白)

 脚装備:令嬢の脚(白)

 アクセサリー:【契約の指輪】【神聖な首飾り】


 互いのステータスを見たが結局は相手の出方次第なのでなんとも言えない...

 どんなにここで思考を巡らせたとしても、実戦ならば、相手の出方を伺うしかない、それが吉と出るか凶と出るか...

 試験への期待と不安を抱え私達は眠りについた。

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