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【漫才】新入社員【ゲラゲラコンテスト】

作者: わかば

2人「はいどうもー。よろしくお願いいたします」


ボケ「まぁ、僕たち芸人として舞台に立ってるけど、このご時世ですし、舞台を降りて一般人になるかもしれないじゃないですか」

ツッコミ「まぁ考えたくはないけどね。芸人の世界も世知辛いね」

ボケ「だから、いざ芸人辞めてサラリーマンになるっていう状況でうまくやっていけるかどうか不安だから練習しておきたいんです」

ツッコミ「ネガティブなんだかポジティブなんだか…まぁいいよ、やってみよう」

ボケ「僕、新入社員やるんで、部長やってください、お願いします」

ツッコミ「はーい」


ボケ「おはようございます」

ツッコミ「うむ、おはよう」

ボケ「はぁ…疲れた…もうやだ帰りたい…帰ろ」

ツッコミ「出社しただけじゃねえか!」

ボケ「そこは『出社してえら~い!』って褒められてもおかしくない案件ですよ」

ツッコミ「いやいや、仕事しよ。仕事の前で疲れちゃってるから今」

ボケ「そうね、 おはようございます」

ツッコミ「うむ、おはよう」

ボケ「部長っち…」

ツッコミ「部長っち…?」

ボケ「マジぽんぽんペインでつらみが深いから帰って1日おふとんでスヤァするね」

ツッコミ「いや、話し方!! 敬語使おう! 本当にちゃんとやって!! まだ出社しかしてないからね?」

ボケ「しょうがない。わかりました。 おはようございます」

ツッコミ「うむ、おはよう」

ボケ「部長、僕企画書書いてきたので見ていただけますか?」

ツッコミ「お、やる気があって何よりだ、どれどれ…」 

ボケ「部長、お茶いります?」 

ツッコミ「気を遣わなくていいのに、それではいただこう」

ボケ「部長、お菓子食べます?」

ツッコミ「本当に気を遣わなくていいのに、それもいただこうか」

ボケ「部長、袖の下いりますか?」

ツッコミ「気を遣わなくていいのに、それではいただこう…ってならねーよ!? ずっと買収しようとしちゃってるじゃん。袖の下で企画書通さないよ!?」

ボケ「チッ、ばれたか」

ツッコミ「ばれたかじゃないよ! ちゃんとサラリーマンの練習しよ」

ボケ「部長、企画書持ってきました。ご一読ください」

ツッコミ「おお、分かった。読ませていただく」

ボケ「こちらの件は先方に話を通しておきまして快諾していただきました」

ツッコミ「うむ」

ボケ「では僕、ちょっと社内打合せに行ってきますね」(ちょっと小走り)

ツッコミ「お、朝から元気だな。頑張ってきたまえ」

(ちょっと間があって)

ボケ「え、僕? いい豆が入ったからコーヒーでもどう?って…」

ツッコミ「おや?」

ボケ「いや、でもここは会社だから落ち着きなよ」

ツッコミ「どうしたどうした」

ボケ「駄目だよ、ベルトを外そうとしちゃだめだって!そういうのは、あとで…ね?」

ツッコミ「いや、何されてんだよ! サラリーマンのイメージどうなってるんだよ」

ボケ「同僚とか部下とか上司とかクラブのママとかとそういうこと致しちゃったりして、そんな女性に助けてもらって出世するんでしょ?」

ツッコミ「島耕作じゃねーか!」 

ボケ「成功者の真似をすればいいって島耕作で読みましたよ」

ツッコミ「しっかり読み込んでる! 確かに島耕作は成功してるけど、不倫しまくってるから現在の日本社会ではクズって呼ばれるよ…」

ボケ「じゃあ、女性のおかげで出世とかは目指さない! 実力で出世してやりますよ!」

ツッコミ「 お!やる気だね」

ボケ「なので、部長、僕を抱いてください!」

ツッコミ「抱かねーよ!!どのやる気出してるんだよ! もういいよ!」

2人「どうもありがとうございました」



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