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 集中治療室に配属され、1週間が慌ただしく過ぎていた。欲を言えばもう少し一人ひとりに時間をかけて寄り添った看護をしたかったけど、この桜花総合記念病院は救命救急が県内一の引き受け数を誇っているため、患者数が多い。新人看護師の私では十分なケアができるはずもなく、ただ与えられた事をこなすだけの日々が続いていた。


 申し送りが済み、夜勤業務と日勤業務の交代をして直ぐの出来事だった。


 生命維持装置のアラームが鳴り響いた。


 私が初めて担当させて頂いている患者、佐伯さんの生命維持装置が激しく赤く点滅している。


「佐伯さん!」 

「心電図のST上昇。循環器のドクターにコールします」


 

 指導看護師である山下看護師にそう伝えながら、院内用PHSを取り出した。医局にいるであろう、担当医の滝澤ドクターにコールする。


「はい、滝澤です」

「佐伯さん、心電図ST上昇です」

「すぐにいく」

「お願いします」




 滝澤ドクターの的確な処置により、佐伯さんは命の危機を脱することができた。




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