親友へ
お前は、俺にとっていつまでもダチだかんな。
半年の闘病生活…
大変だったな…
痛い、辛い、苦しい…
俺達に一つも愚痴らないで…
どうだい?
今は?
短い人生の中で一番苦しい時乗り越えて…
幸せそうな顔しちゃってさ…
最後まで嫁さん困らせてさ…
全く…お前らしいよ…
ほら、お前の愛娘が泣いてるぞ…
まだ、人の死などわかんないはずなのにな…
お父さんにもう会えないの?って泣いてるよ…
会いに来てやれよ…
夢ん中でもいいからさ…
みんなの所に会いにこいよ…
歓迎するからさ…
前に言ってた事だけど…
俺達の中の誰かが死んでも…
泣かないって約束さ…
人前じゃ俺は気丈夫に振る舞ってたけど…
すまん…
車の中で一人で泣いてしまったよ…
だってな…
二十年の付き合いだぞ…
涙流したっていいだろ…
まだ、俺達三十一歳だぞ…
やりてー事だっていっぱいあったのにな…
でも、お前は最後まで強く生きたな…
俺達も何時かそっちに行った時にまた、笑顔で会えっかな?
忘れないぞ…
俺達はお前っていう一人の人間が居た事…
線香なんてあげに行かね〜ぞ…
さよならなんて言いたくないからな…
俺達は、お前と出会い自分達の人生を精一杯生きて来たけど…
まだ早いよ…
辛いけど俺達は明日からも前に向かって突っ走って行くよ…
最後に…
みんなで、天国に行けるのを祈ってるぞ…
聞こえるか…
みんなの叫び声が…
じゃあな…
また今度…
みんなで、馬鹿騒ぎしような…
元気でな…
俺の大切な友達よ...。