10.「安藤春奈はアイドル生徒?」
転校生っていうのは、結構大変なものだ。
「安藤さんって東京出身なんだ!? 原宿とか行くの?」
「やっぱ都会なの? 学校行くのも電車とかなの?」
「いやいや、タクシーとかかもよ?」
「おぉ、さすがお嬢様!」
「まあ何か困ったことがあったら、気軽に言ってね」
こう言った感じで、朝のホームルームが終わると同時に質問責めを受けることになる。何せ、それまでお互い全く違うところで生活していたような人とこれから生活することになるのだ。多かれ少なかれ気になることはあるものである。
しかしだからといって、朝一でこれは……なかなかしんどい。
特に僕のような、普段からあまり人と関わらないタイプの人間だとただの雑談でも一苦労。にもかかわらず、僕は相手を知っていてそれでも初対面のフリをしなくちゃいけないとなると――やっぱきっついものがあるよな。
「原宿は……行ったことは無いけど、よく話は聞くよー? あと電車はあんまり。タクシーはさすがにないよー! 基本歩きで行ける距離だったから、わたしは学校まで歩いてたかな」
東京在住経験が無いので、完全に全部想像での話である。そもそも原宿とはなんだ? タピオカ飲んでる女子高生が歩いてる意外、何も知らない。
そして電車通学? 知らん! あり得ないことではないだろうけど、そんな経験僕にはないよ。あとタクシー通学とか、できることならぜひやりたいところだね。まあ、金持ちじゃないので現実には無理だろうけどさ。
ともかく、適当に言って話から抜け出そうと思って。
「そうそう、わたしもこの街は不慣れだから何かあったら助けてくれると嬉しいな」
適当に笑顔を見せつつそうやって話を締めた。
もちろん可能であれば一発芸なんかかまして、クラスのハートを鷲掴みできれば一気に人気者だろうなんてこともちょっと考えては見たのだが、どう考えてもそれは僕のキャパ的に無理。陽キャにしか許されない芸当だろうね、って思った。
ところが、こんな僕の適当対応があらぬ事態を招く。よりによって、運動部の男子どもが「かわいい!」なんて声を上げるのである。これに反発するかの如く女子たちも、「こらーそこの男子たち!」なんてことを言って大騒ぎである。
元男が可愛い? とはこれいかに。正直戸惑いの感情のほうが大きいのが本音だ。
ただそうは言っても、不思議と相手からの敵意や冷やかしのようなものはあまり感じない。むしろ、ベクトルは違うけど好意や歓迎という感情のほうばかり感じられるのだ。
やはり性別が変わった、というのはそれだけ大きなことだったのだろうか。僕が男の子の頃は誰からも「子供」扱いをされただけだった――。しかも、今のような優しい言い方ではなく、どこか嘲るようなそんな言い方で。それが女の子になっただけでこれである。特に美少女ではないはずなのにである。
結果的には、女の子になったことで嫌な言い方をされなくなったという意味では目標は達成できている。でも、こんなことをしないと周りから認めてさえくれないのだから何だか腑に落ちないところである。でも嬉しいという感情はあるものだから現金な生き物である。
「あ、そうだ。携帯とか持ってる? LINE交換しようよ」
質問攻めはさらに続く。今度はLINE交換と来た。機械オンチには定評ある僕だがさすがにLINEくらいは知っている。リア充と呼ばれる人のみ使われることが許されるコミュニケーションツールのことだ。そんなものを交換しようと誘われるだけありがたいのだろうけど……ただ、受け手である僕は元々君たちと一緒のクラスだったので本性を知っている分、なんだか複雑な気持ち。
ついでに言うと、そのツールはスマートフォンにしか対応していないらしく……。
「ゴメンね。わたしの携帯、スマートフォンじゃないんだ」
あいにくと、秋奈と共用している携帯電話では使用不能だったりする。そうだ、これを機に姉妹揃ってスマートフォンを買ってもらおうか。そういえば秋奈もスマートフォンが欲しいなんてこと言っていたわけだし。
「そっかー。じゃあ、スマホ買ってもらった時はクラスLINE入ってね?」
「うん、その時はお願いね」
待て待て、その情報は初耳だぞ? 何なら男だった頃は全く知らされなかったんですけど……。
何だかこういうしょうもないとこにも情報格差があることを知ってしまい、ますます僕が男だった頃の酷い扱いを再認識することになるとは思わなかったのである。
◇
さて、そんな転校生歓迎タイムも先生が入ってくることで強制終了。転校早々、さっそくの授業である。
「ところで安藤さん、教科書は持ってる?」
そう言うと、隣の女の子が教科書を見せてきた。続けて、「こんな表紙なんだけど、東京とは違うよね?」と言う。さすがはクラス委員長である。こういう心配は、本当の転校生ならさぞありがたいことだろう。実にいい仕事をしている。
「大丈夫だよ。わたしも、同じ教科書を使っていたから」
ただ、僕に関しては元々同じクラスに居たわけだしその心配は無縁だ。教科書を見せて微笑む。
「良かった! でも何かあったらいつでも頼ってね」
そう言うと、委員長さんは微笑み返した。そういえば、クラス内で普段通りに接してくれるのは久しぶりだ。いや、委員長さんは前も今もいつも通り接してはいるのだろうけど振れ幅が大きい対応を経験しているとこういうささやかな心遣いが嬉しく感じられるものなのである。
「さて、この問題。じゃあ、安藤さん、解いてみようか」
なんて思いつつ授業を受けていると、不意打ちの指名が来る。この授業の教科担任である、うちの担任の様子を察するに、こういうところでクラスの輪に溶け込ませることを狙っているのだろうか。だとしたら、せっかくの厚意に甘えてみようではないか。
問題自体は、鶴亀算。要は連立方程式の一種である。動物の頭数と足の数をそれぞれ文字で置いて計算するだけのシンプルな問題で、特に苦労せずに黒板に答えを書いてしまう。
「以上です」
そういうわけで、答えを書くと僕は足早に戻ろうとした。……実は正直なところ、一番前で注目を浴びながら解くのは、結構恥ずかしいのである。だが、その直後。
「うおおお! さっすが!」
なぜかは知らんが褒められてしまった。でも、もしもこれが安藤春樹だったならば、特に何が起こっていたわけでも無いのだが。ちなみに誰がそんなことを言い出したのかと、落ち着いてさっきの声を思い出す。たぶん、さっきの運動部バカ男子3人組だ。
案の定彼らのノートは白紙。お前ら、わちゃわちゃと授業を盛り上げる暇があるなら問題を解け! ……とは思うのだがそんなことも言えず、こいつらをどうしたら静かに出来るかそればっかり頭を使うハメになったのである。
◇
2限3限の時間は静かかつ平穏な授業だった。教科担任も、転校生である僕の存在に多少戸惑っていたようだけど別にそれが何か問題になるわけでも無くあっさりと過ぎてゆく。
しかし、午前最後の4限目の授業――これがよりによって波乱が予想されそうな体育の授業なのである。ちなみに、種目はドッジボール。運動オンチな僕にとっては、運動部のバカどもに的にされて嫌な思いをすることになる競技なのである。姿かたちが変わったとしても、先週の出来事を思い出してちょっとだけナーバスな気分である。
「あぁー嫌だなぁ……」
窓の外の景色を見ながら、ブラウスのボタンを外す。教室の男子たちは楽しそうにわいのわいの言いながら着替えている。こういう時は、単純な生き物でいいなあとうらやましくなってしまうところだ。
そんな感じで着替えていると。
「……もしかして安藤さん、体育嫌い?」
隣の席の委員長さんが、急に話しかけてきた。もしかして、聞かれちゃったってことなんだろうか? ……そういえば彼女も球技はあまり得意でなかったと記憶してる。性別は違えど、どこかでシンパシーを感じるのだろうか。
「うん、わたしもちょっと苦手でね。委員長さんも?」
「実は私も苦手なの! 良かった、味方が居て」
なんか食い入るように手を掴まれる。確かに運動嫌いって、あまり大きな声で言えるようなものでも無いからその気持ちは分かる。分かるのだが……何だか委員長さんの意外な一面を見たかもしれない。
そんでもって、体育館に入ってクラスを二分割してチーム分けをする。残念ながら委員長さんとは敵対チームになってしまったようだ。
「おっ、春奈ちゃんうちらのチームか」
「俺らが守らないとな!」
「あはは……ありがとうね」
お互いの陣営のコートに入ると、男子陣が口々にそう言う。ちなみに反対側の男子は何だか阿鼻叫喚としている。
「ダメだ、春奈ちゃんには当てられない」
「もう駄目だ。俺らがあたりに行こう」
お前ら落ち着け。これただのドッジボールだから。リアルファイトではないから。そして自分であたりに行ったらゲームにならないから。しかしこの扱い、接待ゴルフならぬ接待ドッジボールってやつなんだろうか。
「ちょっと男子、落ち着きなさい! 普通にやればいいだけじゃない」
さすがに頭に来たのか、クラスのマドンナ的ポジションの子がたしなめるような言葉を放つ。さすがにこれには、バカどももふざけるのを止めたようだ。
「安藤さん、もしもボールが来たらあたしたちで止めるから」
「思いっきり楽しんでね!」
一方で、そんな嬉しいことを不意に言ってくれるチームメイトたちもちらほら。それが、今日はなぜか頼もしくて心強く聞こえた。
「うん、ありがとう。わたしも頑張る!」
『おう!』
思わず笑顔で返す。……僕が男だった頃にやってほしかったのだが。直後、笛が鳴り響き、戦いが始まった。
◇
笛が鳴ると、男子生徒――いわゆる突撃組の子が真ん中に置いてあるボール二つに突進した。今回のドッジボールは、ボール2つを使うダブルドッジという形式のもの。2つもボールがある分、戦略性が高まるという、意外に頭を要求されるゲームだったりする。……もっとも、最初のボール確保だけは脳筋でないと難しい気もするけど。
そんなわけで開始早々お互いの突撃組がボール目掛けて突っ込む。結局、突撃組の頑張りもあって最初は我がチームが2つのボールを摑めたのである。
「よっしゃぁ、まずは俊吾からだぁ」
「やばい、下がれ!」
最前線ではハードで熱い戦いが始まった。
最初から敵チームの突撃部隊はチェックメイト。さらに、当てたボールは跳ね返ってこちらに戻る。当てては当てるという動作で、序盤にして5人を退場に追い込んだ。これが、ダブルドッジの恐ろしいところで、かつ楽しいところ。もっとも、僕は試合に参加しても主戦力にはなかなかなれなかったりするのだが。
その瞬間だった――。
「安藤ちゃん、伏せて!」
え? と振り返った瞬間、右頬のそばを白の閃光が抜けていった。ボールである。
「危なかった。大丈夫か?」
「うん、大丈夫」
近くの男子が駆け寄って心配してくれた。ボールを投げた男子も謝っている。
「大丈夫だよ、でも顔に投げるのは止めてね」
「ごめん、気をつける!」
微笑みながら注意する。もちろん、相手も悪気は無いことは分かるのだがしかし顔に当てられるのは危険だ。そこはちゃんと伝えようとする。ただ、ゲームをやるうえでこれは仕方ないことなのにみんなして駆け寄って心配をするのは……なぜ?
接戦はまだまだ続く。
両チームとも、最初の突撃部隊。運動が苦手な子を大かた片づけると、次は固まっている女子のほうにターゲットが変わった。女子ズはボールが怖いのか、先ほどから固まってばかりだ。
確かにボールが怖いという気持ちは分かるのだが、しかし固まることで機動性が阻害されるうえにそれ自体が的になるわけだから、結果としては悪手と言わざるを得ないのである。そんなわけで下手な鉄砲も何とやら。女子の悲鳴が体育館にわななくのである。
そんな時だった。
「痛ッ。ちくしょう……」
隣で戦っていた男子がやられたようだ。その表情には、相当の悔しさがにじみ出ていた。そういえば、開始直後から相手のボールを全部受け止めていたのは彼だったっけ。守護神ともあだ名されていたし、あの護りはもはや職人技と言えたのだが。
「大丈夫なのッ?」
これまたみんなで駆け寄り、自然と緊迫感が高まる。このような状況だからなのだろうか? ……ってこれ、ただのドッジボールだよな?
「大丈夫。だけど、最後まで内野残りたかったなぁ」
守護神として、と彼は付け加えた。守護神の護ることへのこだわりは相当なものらしい。
「ボールは?」
「受け止めた。けど、手を滑らせた」
それは悔しいやつだ。ルール上、ボールをしっかりと摑めればセーフと言う扱いになる。だが、キャッチした際にボールを滑らせてコートに落としたらそれはアウト判定になる。残念だけれどもそれがルールだから仕方ない。足元には、ボールが転がっていた。
「そうだ、安藤ちゃん」
「何かな?」
「これを……相手にぶつけてくれ」
何 故 そ う な る。
ちょっと待て、話の流れがおかしいぞ。なぜ僕が投げないといけないのだ? ここまでで僕が絡む要素はゼロである。ついでに言うと、僕のボールコントロールの無さはかなり有名な話。だからドッジボールが嫌いというのもあるのだが。
「当たらないと思うけど……」
「いいや、きっと当たるさ」
本気だ。漢の本気の目だ……。そんなものを目の当たりにしたら、引くに引けないではないか。これでも、元男の子だ。その悔しさだけは分かるつもり。
「分かった。わたしが、代わりに当てる!」
「任せた!」
そう言うと、漢はそのままコートの外へ出て行った。彼の事だ、きっと外野でも守護神になるのだろう。なぜか、彼の感動的な退場劇に会場は飲み込まれている。あとは、僕の出番だ。当たるか当らないかじゃない。当てるんだ――!
僕は、ボールを持つとそのまま目の前の男子生徒に狙いを定めた。相手は、クラスでもトップクラスの運動神経を持つ子。一介の女子生徒がボールを当てられるとは思わないが……。
「お願い――当たれッ!」
その一言とともに、身体全力をばねにしてボールを放つ。その瞬間だった――。
「ボールっつのはな、前をよく確認してから投げるもんなんだよ!」
僕が狙った子は、そのままボールをこちらに放った。それは、放物線など描かずに放たれた弓のように直進に進む。そして……。
「あうっ!」
それは、僕の足元を的確に当たった。当たったところは、まるでむちで打たれたようにひりひりと痛む。一方で、僕の投げたボールはゆっくりとその男子の手へと入って行く。
もはやここまでか……。僕は思った。だけど、それは手のひらをするっと抜けて床に落ちた。
「えっ?」
それは、相手がアウトになったという証拠だった。同時に、笛が鳴る。
「両チーム、引き分け!」
え? どういうことなんだ?
僕は慌ててまわりを見た。だけど、周りには誰も居なかった。それは、相手のコートにも言えることだった。ボールを当てた子以外は誰も居ない。つまり、相打ちってこと!?
「完敗だ」
気がつけば、僕がボールを当てた子が手を差し出している。握手をしようということなのか? よく分からないけど、握手をしよう。
「いや、わたしこそまぐれだったし……」
「でも、すごかったぞ」
なぜだろうか、汗を拭いながら言う一言はすごく爽やかに感じた。そこらのイケメンなんかよりもよっぽど気持ちの良い態度だ。僕も、これぐらいの度量のある人間になりたいものである。
「いいや、わたしこそ強烈な球を受けたし……やっぱり引き分けだよ」
「そうかい。ならば、その体で行くとしよう」
男子生徒は朗らかに微笑んだ。僕もつられて笑ってしまう。
「良い勝負を……」
「……ありがとう」
その瞬間、周りから拍手が沸き起こった。
苦手なスポーツだけど、頑張れば何とかなるかもしれない。今日の経験は、そんなことを僕に学ばせてくれた貴重な経験だった。
ただ一つ言うと……、クサいセリフは興奮から落ち着いたころが一番恥ずかしいみたいだ。あの時は熱に当てられたというのもあるのだけれど、今後はなるべく控えるようにしよう。思い出したときに悶えて死にたくなるからさ。
◇
そして、カオスな4限目が終わると待ちに待った給食の時間だ。そして案の定、給食の時間もうちのクラスは大騒ぎ。
しかも、その話題の内容はほとんど僕。ポジティブな話題であるぶん良いとは思うけど、ここまで持ち上げられると何だかやり辛いものである。しかもこのクラス――何だか僕を特別な存在みたいに扱っているような気がするのだ。
もちろん嫌なことを言われないだけマシだよ? ただ正直なところ、こんな扱いをされることは本意ではない分複雑な思いだ。
「わたし、そんなに人気者かなぁ?」
「うちは田舎町だからね。やっぱ都会っ子は珍しいんじゃないかな?」
委員長さんはそう言いながら微笑む。おさげと黒いメガネが清楚で可愛らしい。けど、彼女の言う通りやはり田舎っ子ばかりのこのクラスに都会っ子が来たというのはまさに一大エポックメイキングな出来事なのかもしれない。残念ながらかくいう僕も田舎っ子だが。
そんなことをしながら目線を奥へと向ける。その瞬間――。
「あっ……」
不意に、眞子と目が合った。そういえば、あいつとは朝から何も話していない。今までは一日に少なくとも一回は何かしらで話していたはず。それなのに、その瞬間が崩れてしまうとは……あいつはこの状況をどう思っているのだろうか。
眞子は、興味無さそうに再び給食のほうへと目を向ける。どうやら、彼女はこの転校生フィーバーには当てられていないようだ。本来、一番僕に近いはずの存在なのに。
そんな様子を見ていると、この前のタクシーでのやり取りが少し気になってきた。……やはり話すべきか? いや、話すべきだろう。
幸い、すぐ後は昼休みだ。機会はある。意を決して、片付けついでに眞子の元に近づく。
「眞子ちゃん、ちょっといいかな?」
「……話があるんでしょ? ちょうど良いわ。わたしも聞きたいことがあったから」
何だか不自然な話し方ではあるけれど、何とか承諾を取ることが出来た。そして昼休み――ついに眞子と二人きりで話すことになったのである。
読んでいただきありがとうございました。
作中時間は、執筆当時の状況とリンクしていますので中学生でもスマートフォンが普及しているという前提で書いています。わたしが中学生だったころは、携帯電話という機器自体はありましたがガラケー全盛期でして、持っている子のほうが少なかったと覚えています。
ですので、今の子のデジタル機器の使いこなしを見ているとつくづくすごいなあと感じてしまいます。
追記:着替えシーンについて
今ドキはどうか知りませんが、作者が中学生だった頃は、みんな制服の下に学校指定の体操服を着ていました。特に校則で決まっていたというわけじゃないんですけど、上はシャツやブラウスのインナー代わりになるし、下はスカートの中を隠せるというメリットがあったので基本的に男女制服の下は体操着だったんですよね。
そんなわけで、体育の前とか下校前の着替えは男女ともに同じ教室でしていました。一応更衣室はあったんですけど、冬は寒いし夏は暑いしで結局冷暖房が効いた教室で着替えちゃうんですよね。
まあ、制服脱いで体側服姿になるだけですからね。恥ずかしいなんて感情もなく、当たり前のようにおしゃべりしながら着替えていたことを覚えています。
まあ、そういう経験があったのでその経験をそのまま小説に当てはめてしまったのですが……今どきはどうなっているんでしょうかね?