世界への期待
部屋の中央に男と女の影
男は 18歳で無職。いわゆるニート
名前は霧
女の方は10歳で登校拒否。霧の妹で名前は紗季
少しこの2人の話をしよう。
まずこの2人の眼について話そうか。2人の眼は少し薄暗い赤色をしている。この世界では赤色の瞳を持つものを「悪災の眼」と呼ばれている。生まれてはいけなかったものそんな2人は管理施設と言うなの実験施設に連れていかれた。その数日後その実験施設は無くなった。その時に2人の瞳は真っ赤な色に染まっていた。その2人はその後姿を消した。そしてその2人は今自分の周りを囲っているPCゲームで相手をフルボッコにしている。さて、そんな2人をこっちの世界に招待してみよう。
「紗季、紗季~なんか食べ物な~い?」
「カカオ100%の、チョコなら、ある、よ?」
「兄ちゃんを殺す気ですか?あんな毒は、食べ物じゃない!」
「人間、なんでも、食べられる」
そんなことを言いながら離れたチョコ(毒)を動かずに渡す。
「兄ちゃん、フードに、手紙、ある、よ」
「へいへい。えーっと」
『退屈な世界を抜け出す方法をあげる!』
「なんだ、この勧誘は、コワッ」
「兄ちゃん、床に、落書き、した?」
「えっ、するわけないじゃん。」
床に書かれた絵は魔方陣に似ていて突然光出した。
「なんか、いやな、予感が、する」
「奇遇だな紗季。俺もだよおおおおおお」
突然空中に投げ出され宙に浮いた。そう、言葉のとうりに
「誰だこんにゃろう!出てこいやおらぁ!」
「はいは~い。呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!こんにちは。
この世界の神様やってま~す。アルでーす。よろしく。」
落下していく途中、空間がまがって飛び出てきた短い髪の短パンにフードつきの服を見にまとった男か女かわからない自称神
「紗季、紗季起きろー!兄ちゃん1人じゃあ無理だからー!頼むー!」
「あはは、高い、高ーい、今日は、一段と、空が、近いなーあはは」
今にも飛んでいきそうな紗季。そんな紗季を揺らし何とか正気に戻そうとする霧。それを見て腹を抱えて笑うアル。
「ところで、霧君、げほっ。地面が近づいているけどいいの?あははは」
ふと下を見ると地面がギリギリまでせまっていた。
(間に合わない!)
紗季を上にし背中に間に合うだけの防御魔法を…
直後空気のクッションができ着陸。
「面白いものをありがとう。ふふっ」
「てめぇ、絶対に許さん。」
「倍返しに、して、やる。」
いつの間にか正気に戻った紗季がいつになく怒った顔で睨み付けている。
「いいけど、僕の所に来るまで死なないでよ。じゃ、説明めんどいから帰るね。ファイト。」
ガッツポーズをし後ろにジャンプし消えていった。人の有無を聞かないで行くとは何て自由なのだろうか。
「あいつフルボッコにするまでぜってー帰らねぇ。」
「とりあえず、近くの町まで、行く?」
怒りを覚えながら道沿いを歩いていった。
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