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学園
「今日から、この学園の生徒になるのか…」
そう呟いた少年は、目の前にあるレンガで造らた城のような校舎を一瞬見上げた。その壮大さに少し驚いたが、歩く姿に気後れは感じられない。
受付を済ませ、渡された赤いリボンを胸元に着けた。誘導されるがまま、会場であるホールに入った。席はリボンの番号と同じところに着席ください、と書いてある看板があった。
少年は、番号?と思いながら胸元のリボンに目を向けた。リボンの端に金色の糸で刺繍された番号を見つけ、席に着いた。
「凝ってるな。」
受付のときに席番号を教えてくれればいいにと、そうすれば時間も手間も経費だってかからないのではと密かに思った。
左隣に誰か座った。右隣は通路で席はない。
「はじめまして。僕はリオンっていいます。よろしくね。」
「俺は」