大樹海のダンジョン4
どうも雷鬼です。初投稿で未熟な点が多々ありますが、読んで楽しんでもらえたら幸いです。
「オーペン!ん?なんだこの箱?」
でてきたのは謎の黒い箱だった。
「『鑑定』」
合成のマジックボックス
詳細 中に入れたものを『合成』して1つにまとめ強化する。中にはいくらでも入る。同じものを2つ以上入れても強化可能。
「これだー!」
そう、僕はこういうのが欲しかったんだよ。僕は無駄に敵を狩り尽くしてドロップアイテム集めちゃうからまとめて強化できるのはありがたい。
「さっそく使ってみるか。試しにアイテム巾着から直接ビーストキングの毛皮を1000個流し込んで…このボタンかな?ポチッ」
うわっなんか輝かしくなったビーストキングの毛皮がでてきた。
「『鑑定』」
ビーストキングの毛皮+999
ビーストキングの毛皮を『合成』によって1000個分を圧縮したもの。強度や『威圧』スキルの性能などが桁違いに強くなっている。『獣魔使役』のスキルが新たに付いている。
「うん!チートだね!ところで獣魔使役ってなんだろう?『鑑定』」
獣魔使役 獣もしくは動物系の魔物を使役できる。また、それらに攻撃されにくくなる。
「これ、やばくね?なんで毛皮の状態でここまで強いんだよ。加工したらどうなるんだ、これ。ちょっとこれは色々検証が必要そうだし、動物系の魔物がいれば使ってみるか。あとこれ、僕は余裕だけどイーベルたちにもしものことがあったときのためにあと2つ作っておこう」
そうして、イーベルたちのためのビーストキングの毛皮+999を作ったあと、少し精神的な休憩をして、ついに51階層へ向かった。51〜52階層は当たり前だが余裕だった。しかし53階層で護が最も懸念していたことが起こる。
53階層
「だろうと思ったよ。うわっ、クサッ」
そう、ゴミ(53)だらけだったのである。少し前までは護の家はゴミ屋敷だったが、今はイーベルとルーカスに支えられ、きれいな家で、ゴミ屋敷などとは無縁の生活を送っていたので、臭いのやGは嫌だし、近づきたくないのである。
「もうここまでくればさすがにこれは誰かが作ったのは明らかだし、無駄に知能があるのもわかるな。それに、これを作ったのは日本人であることも」
日本人がなぜここにダンジョンを作ったのかはさておき、これが日本人が作ったのは明白である。数字の53をゴミと読むのは日本だけだし、僕が元いた世界からこっちに人が来ることはあるというのもリリスさんがこの世界に飛ばされたことからわかる。「でも、なんで日本人がダンジョンを作れたんだろう?まぁいいや今はこの不快な階層を突破することに集中しよう」
読んでくださりありがとうございます。
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