再開の3人
どうも雷鬼です。初投稿で未熟な点が多々ありますが、読んで楽しんでもらえたら幸いです。
「あっ!イーベル!ルーカス!よかった。信じてはいたけれどもやっぱりホッとするな」
「おう。帰っておったぞ。みんな見事に助けられたのう。」
「うん。ところで、そのイーベルにくっついてるイーベルの仲間みたいな狐女は誰?」
「おい!長老様に不敬だぞ!」
「えっ!シップさん。この人長老だったの?」
「姉様あなた長老だったのですか?」
「姉様!?」
ダメだ色々驚くところがありすぎる。いったん整理しよう。
〜〜〜〜〜〜〜
「えっと、この狐女がイーベルの姉でなおかつここの長老?で、ここの霧の掟を作った本人?」
「狐女ではない!リリスじゃ!おっとリリスです。」
「姉様やはりあなたも老けイタタタほっぺをつねるのは辞めるのじゃ〜」
イチャイチャしている狐たちを横目に気になっていたことを聞くことにした。
「で、さっきからずっと気になってたんですけどなんでこの里。こんなにでかいんですか?」
そう、この里がめちゃくちゃでかいのだ。この世界基準でどうなのかは分からないが、でかいということは分かる。だって里の先がかすんでいるのだ。その先にも里があるらしいし。
「それはな、わらわの力よ!わらわの力でこの森をどんどん開拓したあと、獣人がこの世界で差別対象だということを聞いて、ここに獣人を拉…招待して里を拡大してを繰り返したらこうなったのじゃ。」
「もうこの人老けてることを隠さなくなったな。ってか今拉致って言おうとしてなかった!?あとこの世界で獣人って差別対象なんだ。」
「気のせいじゃ。あと妾は老けてはおらぬ。」
「そう、ですか…」
「師匠。この世界に関する情報を集めてまいりました。」
「ナイス!ありがとう!」
「はっ。ですが私は褒められるようなことはしておりません。当然のことをしたまでです。」
「謙虚だね〜」
「まず、この場所についてですが、ここはこの世界で一番大きい大陸ルリシア大陸にある樹海らしいです。名は大樹海。この里は隠された獣人の里レオナだそうです」
「ふんふん」
「それからこの世界には神の概念はなく、アニミズムのようなものはありますが、基本的には宗教などがありません。また、師匠に分かりやすいようにいうとこの世界の文化レベルはここが異常なだけで基本中世ヨーロッパぐらいだそうです。」
「なるほどなるほど」
「さらにこの世界の食事についてですが、この世界の食事は朝と夜のみ、基本パンなどを食べるぐらいで、食事の種類は乏しいです。」
「そっか〜残念。でもイーベルに作ってもらえばい「コラ〜!我に頼るな」いや」
「それとですね………」
そうして護はこの世界の知識を得ていくのだった。
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