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元社畜令嬢 〜今世こそは良い人生を!〜  作者: 神代レイ
第5章 ふしぎの海の元社畜
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8 待ちに待った洞窟探検-1

5章8話です!

よろしくお願いいたします!

「うぇっ!気持ち悪っ...!」


体調不良なのに無理した結果さらに悪化した。だが、ひとまずサメは仕留められたようだな。良かった。


「シーナ!大丈夫だった!?」


「カノン...ええ、大丈夫よ。あれくらい。」


避難誘導が終わったカノンがこちらに来たため平静を装っておく。寝て治るかどうかも分からないため、今不調がバレるのはまずい...。明日のダンジョン調査も楽しみにしてたんだから。洞窟を歩くだけの何が楽しいのかと言うやつもいるだろうが、俺は割とすきだ。

四方が岩に囲まれた狭い道無き道を歩くという非日常感が嫌いじゃない。


カノンは俺の不調に気付けば必ず休めと言ってくる。最悪教師陣に言っちゃう。休みたくはないから避けなければ。


「それにしても...なんで急にあんな大きなサメが現れたんだろう...?」


「そうね...普段からこんな浅瀬にいるわけもないだろうし。少し気になるわ。」


カノンの疑問に同意する。あのサイズが水深数十メートルもないここに一直線に向かってきたというのは不可解だ。なんだろう、またなにか嫌な予感がする...。



その後はとりあえず水連は中止。膝下までの浅瀬なら言っても大丈夫という条件のもと、自由時間が設けられた。俺はパラソルの下で寝た。


━━━━━━━━━━━━━━━


ホテルでの過ごし方は皆同じだ。風呂に入り、夕食を食べ、部屋で友達とだべる。部屋割りは4人1組。クラスが同じ人間に限るが、その条件なら自由に組んでも良かったので、俺もまぁ親しい友達と組んだ。


「流石に巨大鮫は驚いたわ...」


「全くね。」


「アレ...飼いたかった...」


俺の横で談笑する3人はセルカ、アリア、ルティアの3人だ。ルティアはマイナさんと一緒じゃなくていいのかと思ったが、「まだ...寝顔を見せられる...中じゃ...ない。」とのこと。相変わらずの面倒な性格だな。

ちなみにミリアは別部屋。従者はみんな別部屋になってるらしい。


「お姉様、ずいぶん早くお休みになられるんですね?」


話に入ってこない俺を不思議に思ったか、セルカが聞いてきた。


「夜は...これから。」


ルティアも夜更かししたい気分みたいだな。残念ながら俺はついていけん。


「サメの相手に疲れてしまったから。それに明日はダンジョン調査。水の中程じゃないにしろ、疲れるわよ?」


「今7時前だけどね。流石に早いわ。疑問持たれるのも無理ないわね。」


アリアが理詰めしてきた。なんだ...やけに突っかかってくるな?コイツも若干舞い上がってるのかもしれないな。でも、やっぱり無理だ。


「......寝るっ!」


布団を被って起きませんという意志を全面に押し出したことで諦めたようだ。俺はそのままウトウトと夢の中へ落ちていった。なんか最近精神が幼児退行してる気がする...


次に目が覚めた時、集合時間ギリギリだった。


.........危なかった。


━━━━━━━━━━━━━━━


「シーナがギリギリなんて、珍しいわね。」


「自分でもおどろいているわ...疲れてるのかしら?」


「サメ相手にかなりの魔力を消費してたみたいだしね。」


「......」


「......」


「休んだr」


「嫌よ。」


「食い気味...洞窟探検の何がそんなにあなたを惹きつけるのか理解らないわ。」


集合時間ギリギリだったとはいえ、教師陣のミーティングがあり実際に朝礼が始まったのは10分程経ってからだった。アリアと少し話して班の場所に向かう。


ダンジョン調査。世界各地に存在する魔物の巣だ。なんの影響か自然の魔力が満ちており、魔物が好んで住処にしたがるらしい。中は迷路のようになっており、どのようにして造られたのか、知的生命体の手が加わったのか、自然にできたのかは現在調査中とのこと。


「僕ら第20班は最後の出発、大体お昼過ぎ頃になると思うから、それまでは先生方や僕らの目が届く範囲で自由に過ごしてくれ。」


ネリトさんからの説明を受け、ひとまず解散する20班。俺はミリアもいるパラソルの下で休んでおこうと足を向ける。


「やぁシーナ嬢。今日の朝は少し遅かったみたいだね。」


俺に話しかけてきたのはテレスさんだ。凛々しいがどこか怪しい雰囲気を持つ彼女もまたテンションが上がっている。


「テレスさん...ええ、少し寝坊をしてしまいまして。」


「今日が楽しみで眠れなかったのかな?まぁそれはいい。実は私、昨日の君を見て少し興味が湧いてね?」


「...はぁ」


「知略を活かした戦い方に、一瞬とはいえ海すら燃やした魔法。あの巨体を殴り、反転させるほどの膂力。」


「.........」


「単刀直入に言おう。」


「どうぞ。」


「私と私と戦ってくれないか!?」


「嫌です。」


カノンから聞いていたが、彼女相当な戦い好きらしい。今の俺が付き合いきれるわけないんだよなぁ...


その後も、嫌だと言っているのに隙を見てはヤリ合ってくれと頼み込んでくるテレスさん。

おかげで俺とテレスさんはできている2輪の百合だなどという噂が半日で広まった。マジに勘弁して欲しい。


読んで頂きありがとうございます!

次回更新予定日は土曜日です!

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