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元社畜令嬢 〜今世こそは良い人生を!〜  作者: 神代レイ
第5章 ふしぎの海の元社畜
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6 リゾートの楽しみとトラブル

5章6話です!

よろしくお願いいたします!

水連。水の中での動きになれるため、学校が計画したもの。水着でやる必要性を微塵も感じられないものである。

注意事項の説明や準備体操も済ませ、早速海へと足を踏み入れる俺たち20班。インストラクターのネリトさん指導の下、水の中での動か方と言うものを教えられる。が、なんというか、俺からしてみれば「うん、知ってる。」という内容ばかりだった。まぁこうなる予感はしてたよ。なんかデジャブったな。


水面に浮く方法、潜り方。あとは疲れにくい動き方とか。と言っても、基本は足がつく場所での指導となっているため、さながらおじいちゃんおばあちゃんのスイミングスクール。退屈だ...。顔には出さないけど。


しかし時間というものはあっという間に経つもので、気がつけばお昼である。


「よし、じゃあ休憩だね。午後からまたおさらいからだ。」


「「はい!」」


その後も、おさらいしてたら時間は流れ、日も傾かないぐらいの頃、1日目の活動は終了となった。


━━━━━━━━━━━━━━━


「いやー、思いのほか疲れるねぇ。水の中って。」


空がオレンジ色から紫色に変わり始める頃、入浴の時間である。なんてことはない普通のホテルの大浴場に1クラスずつ入る。ちなみに露天風呂形式。

日本のものと違い、ピッカピカに磨かれた大理石をふんだんに使った床や、角張ったブロックで作られているしっかりとした湯船がある。中央には地下から湧き出る湯を噴水風にしてみていたり。


まぁそれはいいだろう。古代ローマの神殿みたいな外観も趣があって大変よろしい。

...問題が無いわけじゃないけどな。


というのもここ、大浴場はあるのだが、シャワーも石鹸もないのどうにかして欲しい。家にいる頃はないならしょうがないとタオルを使ってゴリッゴリに体を擦っているが、ここでやると変に思われそうだ。作ろうかな、石鹸。

やっていた案件の影響で調べたことがあるため作り方は知っている。できるかどうかは別である。


そんなことを考えつつ温泉に浸かる。地下から湧き出てくる湯は家のお湯と違い、どこかキラキラしているように感じる。効能もあるらしい。疲労回復や肩こり冷え性、etc...その効果を実感することって少ない気がするが、書いてあるだけでそういう気に慣れたりもする。


体にバスタオルを巻き、頭に小さめのタオルを乗せて静かに温泉に浸かる。横では誰の胸が1番大きいだの、スタイルはどうこうと、キャッキャ、キャッキャとみんなで温泉、風呂に入るという少ない機会を楽しんでいる声が聞こえてくる。俺はおばあちゃんのごとく、一人温泉を楽しんでいた。


━━━━━━━━━━━━━━━


1夜明け、2日目。


「今日は少し深いところにいく。泳ぎ方の練習だ。」


昨日よりは退屈しなくて済みそうな内容である。ちなみに俺は泳ぐのがそれなりに得意である。前世の実家は海の側だったため、小さい頃はよく行ったものだ。中学生あたりから行かなくなったけど。それでも経験の差というのはあるもので。高校に入っての水泳の授業では、運動部が盛んな場所ではあったがクラス2位ぐらいの実力があったり。


「水の中での移動は、腕と脚の両方を使って進む。片方だけ使ってもたいして進まないから、意識しておいて欲しい。昨日とは違って、どうやっても疲れると思うから、辛くなったらすぐに言ってくれ。」


泳ぐという行動は、全身の筋肉を酷使するため当然疲れやすい。水泳があった日の5時限目とかまじで地獄である。


昨日と同じように準備体操を済ませて海に入る。まずは足がつく浅瀬での練習だ。腕は平泳ぎ、脚はバタ足。顔が水面から出た状態で泳ぐ。この動き想像以上に疲れる...。全く、昨日から体調優れないっていうのに...


みんなが動きに慣れた頃合でネリトさんが集合の合図を出す。


「じゃあそろそろ深いところにいってみようか。」


深いと言っても本当に足が離れてちょっとしたぐらいだ。そこでまた泳ぎ、潜り、浮きの3行動を順番に行う。


「よし、じゃあ次はまた潜ってみようか!」


ネリトさんの指示に従い、行動する俺たち。普段は長めに潜航する俺だが、今日は早めに出ておく。本調子じゃない体で無理をしたくない。


「ぷはぁっ!」


水から顔を出し、沖を見る。


「ん?」


気のせいか?なにか遠くな見えた気がしたが...。

もう一度目を凝らして見つめてみる。


......おいおい、ここ出るのかよ。いや出ないとは言われなかったっけ。


「ネリトさん。」


「うん?なんだい?」


「サメ来ましたよ。」


「ん?そうか...サメが出たか.........サメ!?!?」


すぐさま沖の方に目を向けるネリトさん。


「大変だ...!僕は他の班に伝えて来るから、君たちは早く浜に上がって!」


「はい...。」


急いで他班に向かうネリトさん。しかし、自然界でサメを見るの、何気に初めてか…。


それにしても、一体何メートル離れているのかは分からないが、それでも分かる。


アレ結構デカイな。

読んで頂きありがとうございます!

次回更新予定日は火曜日です!

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