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異世界生活記録  作者: ゆぴす
3/7

第3話

 さあ、2度目の人生の2度目のおはようだ!ん?生まれたときの合わせたら3度目?どっち?まあいいや。自分的には2回目ってことで。


 ………赤ちゃんだからする事がない。とりあえず自分が置かれている状況を確認しようかな。


 今は上裸で赤ちゃん用のベッドの様なものに寝っ転がっているようだ。今いる部屋は良く言えばスッキリしていて、悪く言えば何もない。


 こんな部屋に赤ちゃん1人とかさみs……てかこんなんじゃこれからめっちゃヒマじゃん。


 あ、そういえば自分が人型であることしか分かってなかったな。自分の確認でもするかな。


 少し感じた寂しさを紛らわす様に別の事を考えることにした。


 視界に映るのは肌色にしては白めなぷにぷにとした柔らかそうな腕や足。しっかりと人として生まれたようだ。


 フム。完全に人間だ。肌も白いしヨーロッパ系な見た目になっているのかな?


 そんな事を考えているとオバちゃんじゃない自分の母らしき人が入ってきた。肌は白く、目はタレ目気味でおっとりした印象を受ける。目は青色で金髪のロングヘアな美人さんだ。金髪碧眼ってやつだ。


 やはりこの人が母で合っているだろう。肌の色がよく似ているし、何故かこの人が母だという謎の確信がある。


 この母に似て育ったら美系だろうなあ。


 「£¢§ご飯©£;№アリー¢‘”£」


 お?今回はところどころ分かるぞ?「ご飯」はそのままご飯という意味だろう。「アリー」とは名前か?名前からして私の2度目の人生は女の子という訳か。前世がどっちか分かんないから良いのか悪いのか分かんないな。


 ん?「ご飯」?赤ちゃんのご飯ってことは……









 うん。凄い恥ずかしかった。これで前世の記憶があったらもっと酷かっただろうな。そこは記憶が無くて良かったところかな。


 ご飯が終わると昨日見たオバちゃんがやってきて母を連れて行ってしまった。


 母がすごい悲しそうな顔でこっち見てた気がする……




 それは置いといて、さっきはなんで少し言葉が分かったんだ?ここの世界の言葉を聞いたのは昨日が初めてで、今日は2回目だ。しかも時間は短かった。


 ……まさかカミサマがいってた成長異常ってやつか?でもスキルってどうやって確認するの?ラノベとかでよくある「ステータス」って思い浮かべると出てくるやつ?


そう考えた瞬間目の前に半透明の板が現れた。


うわっ!ビックリした〜…ホントに出てきちゃった。


アノマリー・スリピント 0歳


体力     10

魔素量   100


筋力     2

防御力    3

素早さ    2

魔法防御力  4

魔素操作力  1


スキル

成長異常 言語理解lev1


 母から呼ばれた「アリー」というのはアノマリーって名前の略かな。アノマリーねぇ。anomalyまんまだな。この世界の人は英語を知らないだろうけどね。


 この言語理解ってやつかな?多分昨日のちょっとの時間で習得したってことだよね。lev1って出てるからまだ完全じゃないってことか。


 それにしても成長異常恐るべし。100倍の速さでスキルとか習得できるんだよね?昨日の数分……だから数100分ってことか。


 でも確かに英語とか数100分あれば簡単な単語くらい理解できるもんね。それでlev1を習得したのか。こんな簡単に習得するなんて思って無かったよ。


 てことはだよ。魔法とか1年やれば100年分の経験になるの?…………え。本来100年やるとか人の人生全てと大差無いからね?それをたったの1年で……。


 しかもカミサマのよるとスキル取得制限が無いらしいし…普通はスキルの量ってどれくらいなんだろう?分かんないけど安定した生活がしたかったら隠した方がいい……よね…?


 とりあえずこの状態でもスキルを取得できるのなら取得できそうなことを探して実践してみようかな。



 あれから数分どんなスキルが欲しいかを考えた。今のところ、鑑定系のスキルと隠蔽系のスキルが欲しいと思っている。


 鑑定系のスキルはあると便利だと思う。いつの世界でも情報は大事なんだ。


 隠蔽系は私のスキルやステータスを隠すために必要。常人の100倍で成長してるステータスとかスキル大量に取得できるとか……他にも見られたらマズいものを隠せたら便利だもんね。


 それと魔素操作力というのも気になる。動けない状態で鍛えられるものは恐らくステータスに書かれているものの中ではそれだけっぽいよね。


 眠い……赤ちゃんの体でこんなに頭を使ったから当然かな。起きたらその3つについて考えてみよう………寝る……おやすみ。


 今まで男主人公にするか女主人公にするか迷ったんですけど男主人公の名前が全然思い付かなくて女主人公にしました。

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