第2話
少し短いかもですが第2話です。
「オギャー」
え?何も見えないし体も動かない。ただ自分が泣いているのが分かる。泣きたい訳ではないが、勝手に泣いてしまう。
何も見えないが恐らく転生したのだろう。さっきの世界は真っ白で今度は真っ暗とかほとんど何も変わってない。しかもカミサマ説明は丁寧だったのに最後適当だったぞチクショウ。種族や性別がランダムとか言った瞬間飛ばしやがった。
変な種族は嫌だなぁ。せめて人形だよね?人型ですらないとかじゃないよね?待って…不安だよ?いや、冷静になって体に意識を向ければ分かるか。……感覚的に人型かな?
ランダムって言ってたからラッキーだったかな?性別は今のところ分からないが、前世の性別も覚えてないから別にどっちでもいいと思っている。
「π£¢¶∆@‰∆∆⁈」
!?ヤバい……誰かが何か言ってるけど全然分かんないんすけど。1から言語を学べと言うのかカミサマよ。泣くぞ。いや泣いてんだよ。止まんないんですけど。
なんか眠くなってきた……赤ちゃんだししょうがないか。問題は起きたときの自分がやるだろう。
ダメ人間のフレーズを頭に浮かべながら夢のくn(ゲフンゲフン 夢の世界へ意識を手放した。
おはよう。さっきと違って目が開くようになった。やったね。
久し振りの色のある世界に喜んでいると女の人が目に入った。え?こんなオバちゃんから産まれたの?こーゆーのは美人とイケメンの子供っていうテンプレじゃないの?ショックなんだけど……泣きそう。
泣きそうになっているともう1人女の人が入ってきて抱きかかえられた。
お?なんかすごい美人さん入ってきたと思ったらだっこされてる?あれ?こっちお母さん?
あ、オバちゃん出てった。多分そーゆーことなんだよね?喜んでいいんだよね?
「©£%®≡∑」
やっベー。まじやっべーわ。言葉分かんね。聞くだけで言語覚えるとか何日かかると思ってんだ。
また眠くなってきた。もう寝よう。きっと明日の自分は頑張ってくれるはず。
ああ、意識が…………
…………zzz
………
……
【言語理解 lev1】を取得しました。
今後はこの程度の長さのものをちょこちょこと出していく予定です。