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春が来た。

作者: 敷居麻衣

今は亡き夫を思い連ねる言葉の重み。

儚さが、妻のやるせなさが。

あなたはあなたの大切な人の人生最後の日に立ち会った時何をしますか?

あなたはあなたの大切な人が居ない世界でどのように生きていきますか?

あなたのなかで考えれば考えるほど切ない作品になることでしょう。

春が来ました。

あなた、春が来ましたよ。

咲くはずもないあなたが埋めたチューリップが見事に咲いて。

春が来たと私に語り掛けてくるのです。

春が来てしまったらあなたとのお別れを惜しむ暇なく夏が来てしまうのに馬鹿な人。

あなた言っていたでしょう?

「夏の方が長い、僕は夏の終わりを見る前に。」

本当に夏を見る前に逝ってしまった馬鹿な人。

いっそのこと私も連れて行ってほしかった、その言葉をお茶と一緒に飲み込むの。

生涯で愛した人はあなただけよ。そういって握った手、もう一口飲むころにお茶は冷めていて。

あなた、春が来ましたよ。

温かい日差しの春が来ましたよ。

人はいつか終わりが来ます。

早かろうが遅かろうが、絶対に終わりが来るものなのです。

その時私は、あなたは、胸を張ってまたは笑って最後の日が迎えれるのでしょうか?

それは果たして可能なのでしょか?

まだ、人生の半分以下しか生きていないのでわかりかねますがきっとその時に大切な人がいたなら

胸を張れるし幸せだと微笑んで安らかに永久の旅のために眠れるのでしょうね。

今回の奥さんも旦那さんも幸せそうで、とらえようで変わりますが。

どうかあなたの物語の彼ら二人はハッピーエンドを迎えれますように。

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― 新着の感想 ―
[一言] ひとりの人の死は、ひとつの歴史の区切りでもあると思っています。 私だったら、その人のことを少しでも多くの人に語り継いでいきますね。 忘れ去られないために。 考えさせられる内容でした。 本文…
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