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001空間魔法ってどんなもの?

空間魔法が全魔法の中で最強と主張したい!

「ジロー、そっち行ったぞ。いったんとめろ!」


「わかりやした。リュージさん、準備できました。いつでもいけます」


「よし、やるぞ! アイテムボックス刀ーー!!。」


「ストーンウォール、リュージさん、止めやした。」


そう言われた瞬間に空間魔法で作った 亀裂=アイテムボックス刀 を振り下ろす。

サクッとオークが、まっぷたつになる。

オークは瞬殺だった。


「さすがリュージさんです。見事ですねー。川高の土橋やった時より、見事に切れています。」


「バカやろー、あの時は切ったと言うより、折っただろうが。足ガクで一発で終わって消化不良だったわ。」


リュージは喧嘩に明け暮れた日々を思い出して言った。


オークはしばらくすると、魔石とオーク肉に変わった。

ここはダンジョンの中。

倒した魔物は、しばらくすると魔石やアイテムに変わる。

不思議空間だ。

なぜ、そうなるかは、わからない。

なぜ、加工された肉に変わるのか意味不明。

異世界でのそう言うルールらしい。


「アイテムボックス、移動、魔石回収」


リュージはそう言って倒したオークの魔石とオーク肉をアイテムボックスに回収する。

別に無言でもアイテムボックスは動いて魔石の位置まで移動して、回収できるのだか、言った方がやった気になるから、なるべく言うようにしているのだ。


最初はアイテムボックスの入り口が移動できるとも分からなかったし、ましてや入り口を細長くして、武器に使えるなど、想像できなかった。

アイテムボックスは現在のところ、複数同時に出し入れでき、それぞれ独立して動き、開いて閉じての作業ができる。

以前は、やり方が分からず、苦労したが、今は複数自由自在に動かせる。


「やっぱり、便利すね。アイテムボックス。最強ですね。 アイテムボックス刀もアイテムボックスの入り口長いバージョンですよね。工夫すればいろいろ使えそうですね。」


「だな。来た時はよく分からなかったが、今思えば、本当に便利だ。」


「俺に言わしたら、ジロー、お前の土魔法の方が驚きだ。壁やテーブルや椅子やいろいろ一瞬でつくれるじゃんよ。」


「リュージさんのように攻撃に使えないので、まだまだ、力をいかせてません。自分まだ、未熟者です。」


アイテムボックスに入れたものは、鑑定できる。

詳しい仕組みはわからないが、詳しく知ろうとしたら、詳しい内容が表示される。

また、一度でも、アイテムボックスに入った同種のものは、再度知ろうと思ったら、目視でも何故か表示され、知ることができる。これは何なんだろうと思うぐらい不思議な現象だ。

実は、このことは人でも同じことがてきる。

アイテムボックスは、移動できるので、相手に見えないように入り口を極小にして、髪の毛の一部でも入れると、その人の情報を知ることができる。

まぁ、どうしても必要と感じる時以外はあまり使わないようにしてる。

だって、いくら極小と言えど、第三者が、注意してみれば、見ることができるため、追求されると、面倒くさいのだ。


「ジロー、またきたぞ。今度はハイオークだ。いけるか?」


「大丈夫っす。足止めは任せてください。」


ハイオークはリュージたちと相対すると


グォォォォォォォーーー!!!!

グォォォァグォォォーーーー!!


とバカデカイ叫び声で威圧してきた。

ハイオークの隣にはオークアックス、オークソードが付き従っていた。

ハイオークはリュージと正面を向いて向かい合い、リュージの様子をうかがっている。

アークアックスはジローの横手にまわる。

オークソードも同じようにリュージたちの周りを取り囲むように右手を回ろうとしたら、リュージのアイテムボックス刀にバチコンッという音とともに体を寸断されてしまった。

リュージのアイテムボックス刀は言うなれば次元刀である。

全てのものを無条件で寸断することができる。

しかし、元がアイテムボックスなのでアイテムボックス刀なのだ。


グォォォーーーーガッガッガッ!!!!!!


ハイオークは寸断されたオークソードをチラ見したが、そのままリュージに手に持つ斬馬刀のような刀で襲いかかってきた。


キャシャーーン、ドッッ…


ハイオークは振り下ろした斬馬刀が間違いなくリュージにあたり、血にまみれる姿を想像していたが、違った。

斬馬刀はリュージの頭に当たる寸前で、リュージが頭に持ってきたアイテムボックス刀で綺麗に真っ二つになって切っ先は地面に落ちていた。

リュージはさして力を入れておらず、振り下ろした斬馬刀が勝手にリュージのアイテムボックス刀に当たったのであった。

置いただけなのに、何も抵抗もなく大きな斬馬刀を真っ二つにするとは、凄まじい斬れ味である。

リュージはお腹も減ってきたので、ハイオークをそのままアイテムボックス刀で横薙ぎにして、倒した。


見ると、ジローも自分の作った刀でオークアックスを倒していた。

ジローのレベルなら楽勝だろう。

オークたちはしばらくしたらドロップに変わった。


オークのドロップ(鑑定 小)

・オークの斬馬刀:斬れ味も硬さも十分な刀、刀というよりも馬を真っ二つにすることができる巨大なナタ。使うには相当な力が必要。*レア

・ちからのタネ:食べるとちからをアップさせる効果のあるタネ。 *激レア

・オーク人形:身につけると力が上がる人形。*レア

・中級魔石


レアな個体だったらしい。

ダンジョンでは極たまにあることだ。


「ジロー、腹減ったな。昼飯にするか?」


「わかりやした。今準備します。」


そう言うとジローは土魔法で、机と椅子を2名分を作る。

それを見て、リュージはイベントリから、街で買ってきた串焼きや野菜煮込みやらを机に出していく。

このイベントリは時間経過がないため、串焼きや煮込みはまだ、買ったばかりの暖かさのままだ。


「リュージさん、うまそうです。腹がぐるぐるいってきました。」


「食べようぜ。いただきます。」


「いただきます。リュージさんのイベントリのおかげで、食事が美味しくいただけます。有難いです。」


「これも、よく分からなかったが、なんとか使いこなせてきたな。」


このイベントリ、一旦中に入れると時間経過がない。

また、リスト化されてある程度、整理整頓できる。また、パソコンのフォルダの様に下層管理もできる。

そして、驚くことに、魔力を使ってコピーもできる。

ただし、コピーするものによっては魔力を大量消費するため、迂闊にはできない。

また、大きさを変えて出し入れもできる。


この異世界では魔力が存在する。

人間にもこの魔力はあり、使い過ぎると倒れる。

精神的に疲れてしまう訳だ。

かく言うリュージも、何度かやらかして、精神的に疲れはて、倒れたことがある。

リュージは肉体的苦痛や精神的苦痛に強く、すぐに回復するのだが、普通の人は中々回復できないらしい。


「リュージさんは不死身ですから。リュージさんは超人ですから。」


とジローは言うが、人をリュージさんだからと言う理由で、超人化しないでもらいたい。

まぁ、おかげで、魔力の上限がかなり上がった。

そう、魔力枯渇すると、わずかながら魔力上限が上がるとされている。

枯渇状態が酷ければ酷いほど、上がる上限は上がるらしいが、苦痛も酷くなる。

誰しも死にそうな苦痛を好き好んではしない。

レベルアップしても上限が上がるので、普通

はそうやってあげていく。

いくら、魔力上限が上がると言っても僅かだし、その状態が酷ければ普通の人間には、精神的に病むか、全くの0になれば死だ。

わかりやすく言うと魔力の残り5ぐらいから、枯渇。

普通の人はこれでほぼ動けない。

2を下回ると精神病。

0で死。

そんな感じだ。

リュージは2も1も経験して、なぜか普通に回復している。回復力が高いみたいだ。

まぁ、そう言う訳で、何度もコピーに失敗しては魔力枯渇に陥ったが、驚異的な回復力で、リュージの魔力の上限は上がった。

アイテムボックスの様な空間魔法も魔力上限が上がることによって、いろいろ使いこなせてきた。


「異世界に当初は、なんもわからなくて、今思えばヤバかったな。レベルアップしてやれることが増えて、今はおそらく最強だ。ディメンションワールドもこのまま、大きくしていくぜ。目指せ上級ダンジョンクラスだせ!!!」


そう言って、異世界に来た当時を懐かしく回想する。







作者は異世界転生、異世界転移モノが大好きです。大量の異世界転移転生ものの本を読みました。好き過ぎて溢れたものが、ストーリーとなりました。

気に入っていただければ幸いです。


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