表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/38

時々触れる

多分、透明なんだと思うんです。

君が話してる言葉が、僕には歪んで聞こえてる。

きっと僕の声もそうなんでしょう。


右から入ってすっと、左から出るような。

指先に絡んでそっと、離れていくような。


奇声と怒号の合間に飛び交うおしゃべり。

少しだけほっとするような。

何だか寂しいような。


だからきっと、君は透明なんでしょう。

すり抜けてって風にとけちゃうくらいに。


澄み渡って綺麗ね。

でも、抱きしめられなくて、切ないね。

君が泣いてる背中見てるから。


だから、こうして手を伸ばして。

冷えた背中に時々触れる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ