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一緒に歩きたいひとを、素直に誘えないときのうた
優しいとか優しくないとか、どうでも良いじゃあないですか。
誰かの自意識を満たすために、あなた生きているのじゃないのです。
嫌いなものは嫌いで、別に良いじゃあないですか。
前提から違ってるのに、分かり合わなくても気にすることないのです。
理想としていた自分とは、どうも違うなぁって思いますか。
欲しかったものが手に入らないって、えらく苦しいと思いますか。
誰かが褒めるたびに、私そんなんじゃないって否定しますか。
誰かが褒められてるたびに、自分じゃないなんてって嘆きますか。
美味しいとこだけ、食べて生きていたかったですよね。
だのにどうやら、世界はそんなに甘くはないみたいです。
だけどあなた、そんなに孤独ですか。
1人で壁の後ろに引っ込んでいませんか。
励ましなんて無駄だって知ってます。
僕ら、出来るのは、見てることだけなのです。
でも、ほら。
もし言わせて貰えるなら、どうか。
どうせ自分にはできないから、なんて。
幼少期のトラウマだの、もう今更遅いだの。
中途半端に小賢しいこと言ってないで。
さあ、出ておいで。
甘くない世界で、朝を目指して一緒に歩こう。




