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あの頃きみは

あの頃きみは 若かったの

道は幾つもあるって思ってたの

何だって出来るって 何にだってなれるって

心の底から信じてたの


あの頃きみは 必死だったの

周りのことが見えてないって知らなかったの

世界をコントロール出来るって 自分だけは特別って

がむしゃらに頑張ってたの


ねえ 振り返ってみて

あの頃きみは どんな顔してたの?

隣を歩く人に 笑いかけることってあったの?

それとも 前しか見えてなかったかしら……


ねえ 振り返ってみて

今 きみの後ろにいるのはどんな人なの?

うなだれるきみの背中 誰が支えているの?

それとも 本当にたった1人で立っているのかしら


世界は狭くなったかしら

輝きは損なわれているのかしら

道は絞られてしまったかしら

ねえ 振り返ってみて


きみの背中で風をはらむ 白い羽が広がっているよ

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