森の道
入口に辿りついたラグ達。
一歩中に入ると、ざわざわと木が揺れた。
まるで地獄の入口のように、中は薄暗く肌寒い。思わずラグはピョンと後に下がった。
「どうした?」
ラインがラグに駆け寄った。
「いいや!なんでもない。早く行こう!!」
ラグは明るく言うと、後にいるスノーに、
「もう少しで、ハピに会えるぞ」といって、にやりと笑った。
「うん!」スノーも笑顔になった。
「よし・・・行くぞ・・・」
ラグは思いっきり足を踏み込んだ。
ゾワゾワッ ザザザザザ・・・
冷たい空気がラグを包み込んだ。ラグは今まで感じたことのない寒さを感じた。
『何でこんなに冷たいんだろう・・・。まるで・・・森が悲しんでいるみたいだ・・・』
そう思ったのは、ラグだけではないようだ。
「ヒィッ!!」
声をあげたのはスノーだった。
「悲しい・・・・寒い・・・」
スノーはブルルッと身震いした。
「みんな!そんな事言わないで!!」
ラインは大きな声で言った。 (声・・・・震えてる??)
ラグはビックリした。
いつもヘラヘラ笑って、お調子者のラインが震えている・・・・・。
ラグの目つきが変わった。
「行こう!ここがこんななら、奥は・・・・」
「!!ハピが!!」
スノーは悲痛な声を上げた。
そんなスノーに、ラグは笑いかけた。
「大丈夫・・・きっと・・・・」
「うん・・・・」
涙目のスノーは、曇った顔に一面の笑顔を表した。
そんな2人を、ラインは黙って見ていた。
急いで書いたのでビミョーです。
私なりに頑張りました。
これからも宜しくお願いします!!