ハユリの森〜入口〜
新しい友情を手に入れたラグ・ライン・スノーは、ハユリの森へ進む見慣れない道を進んだ。
ザッ ザッ ザッザッ
砂が撒かれたようなじゃりみちは上に上にと進んでおり、のぼるのにも一苦労だった。
「ハア・・・・。」
珍しいラグのため息。
「どうしたの??ラグがため息なんて珍しいわね?」
スノーはからかうようにラグにいった。
「ほっとけよ・・・・・」
ラグはブスッとしながら答え、スノーをにらんだ。
「大丈夫?ラグ?疲れちゃったの??」
新入りのラインは心配してラグに駆け寄った。
「あぁ、でも・・・・嫌な予感がして・・・。なんか怖いんだ・・・」
「「ラグ」」
いつもと違うラグに、スノーとラインは驚いた。
(いつものラグは、『ゼンゼン平気だぜ!!』と飛ぶほどのハイテンションなのに・・・)
スノーは今までのラグを知っているため、今のラグに不安を覚えた。
「す、少し休もう!!」
スノーの険しい顔を見て、気を聞かせたラインが声をあげた。
「そうだね!」
ラグは笑顔になったが、その声は震えていた。
―15分後―
「そろそろ行こう!!」
ラグたちは、歩き出した。
さっきより元気になったラグを見たスノーたちは、少し安心した。
《良かった。ラグ、元気になったみたいですね?》
ラインはラグに聞こえないようにスノーにささやいた。
《えぇ!あなたが休ましてくれたから^・^》
スノーがラインに微笑むと、ラインはハッとした。
《どうしたの??》
《え・・う、ううん!ただ・・・・」
《??》
「スノーって・・・笑うとハピにそっくりだな・・・って」
ラインは寂しそうにつぶやいた。
「サア!!そんな寂しいこといわないで!ここだ。ハユリの森だ」
いつのまにか、ハユリの森への入口が目の前に大きく開いていた。
「ついた・・・」
「よしっ!!行こう!!」
どーも。
海都です。やっと入口だぁーーーーーーー!!って気分です。
では(口数が少なくてすみません)これからも、応援お願い致します。