ラインの友情
ラインを仲間に入れたラグ。
ラグたち一向はハユリの森へ向かった。
「ふあぁ〜〜〜あ」
朝からお決まりの大あくびのラグ。その表情から、これからハピを助けに行く様子はなかった。
「ちょっとラグ!新しい仲間の前でなんて大あくび!!」
「ンなこと言われても・・・・・・」
「ま、まあまあ」
いつも喧嘩している二人(?)には、ラインの止める動作に不思議がった。
「ライン、今なんか言った??」
「え・・・え・・・?『まあまあ』って・・・。なんで?」
「え・・・?い、いや」
ラグはぶんぶんと首を振ると、少しためらいながら笑った。
「僕たちは喧嘩したらそのままで、止める人なんか今までいなかったから・・・」
スノーもフフッと笑いながら
「たしかにね^0^」と呟いた。
「でも・・・」
ラインは小さな声でラグに話し掛けた。
「ラグには、喧嘩する相手がいるじゃない」
ラインは寂しそうに微笑んだ。
「僕には喧嘩する相手もいないし、ラグみたいに大切な仲間もいないから・・・・」
「それは違ーーーーーーう!!」
ラインの言葉を、ラグがさえぎった。
「え?」
「ライン、僕たちは仲間じゃないのかい??僕たちはもう仲間なんだ。君は、もう一人なんかじゃない。そうだろ??」
にっこり笑うラグ。その後ろでスノーはうんと頷いた。
「そうだね!!」
ラインは悩みが晴れたようにすっきりした、晴れ晴れとした笑顔になった。
ラインの笑顔をみたラグは、「よしっ」とラインに微笑んだ。
「行こう!!ハピ、助けに行かなきゃ」
と笑いかけた。
「うん!」
ラインは一瞬思った。
・・・・・・・・・・ラグに会えて良かった・・・・・・と・・・・・・・
こうして、ラインとラグたちの間に『友情』が芽生えた。
え・・・・っと、ちょっと脱線しました。
最初は「もうハユリの森に入る」設定だったけど、途中からラインの悩みに変えました。
皆さんも、友達は大切にしたほうがいいですよ!
でも、どんなに仲がいい友達にも、『喧嘩』という試練があります。
この試練は絶対にあるものです。
もし今誰かと喧嘩している人がいるなら、『仲直り』という薬をお勧めします。
では!話がそれましたが、これからも応援お願いします!