新しい仲間
あれからしばらく、スノーは泣きっぱなしだった。
ラグはずっと考え込んでいた。
ハユリの森には魔物が住んでいると言われ、迷い込んだら最後、二度とこの世界には戻れないという。
何でも、その魔物は迷い込んだ者を捕らえてあの世に送るという噂があるのだ。
その上迷い込んだのはスノーの妹・ハピ。
ラグは一生懸命アイディアを浮かべようと必死だった。そのとき、
「そう言えば・・・・」スノーが泣き止み、ぽつんと言った。
「そう言えばハピ、出かける前にラインと遊ぶんだって・・・」
その言葉を聞いたラグは、ピーンと来た。
「そうだ!そのラインに会いに行こう!!なにか知ってるかも・・・」
「そうね・・」スノーも賛成した。
「よーし、そうなれば早く行こう!!もしハピが魔物に出会ったら大変だし!!!」
そういったラグに、スノーはバッと抱きついた。
「スノー?」
「ありがとう!ラグ、これから大変になりそうだけど、きっと、大丈夫だよね!?」
「うん!」ラグは明るく頷いた。
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数分後・・・・・。
ラグたちはラインの家の前にいた。
ピンポー――ン
ガチャ
チャイムを鳴らすと、少ししてドアが開いた。
出てきたのは茶色と白の混じったトラ猫。
「あ、ライン?」スノーが静かに聞くと、
「はい。あ、ハピのお姉さん?」ラインは少し曇った顔に、満面の笑顔を表した。
少しして、ラグたちは簡単にせつめいした。
「ハピが!?」
ラインはかなりショックを受けた。
「だから、僕たちはハピを探しに行く!!ライン、何か知ってることがあれば・・・・・
「僕も行きます!」
ラグの言葉をさえぎり、ラインは強く言った。
ラグはジッとラインを見た。そして、
「よし、一緒に行こう」といい、にっと笑った。
こうして、ラグの新しい仲間が増えたのだった。
こんにちは!海都です!
やっと第2弾!やっぱ少し疲れますわ・・・・・。
でも、応援は、キッカリ受け止めます!!(?)
これからも応援お願いします!!