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第20話 世界の変革 ①


アヴェンジャーの侵攻は止まらない。

フリーアイゼンの防衛網を突破した黒艦は、メシア本部へと向けて突き進んでいく。

メシア本部は大量に出現した大型E.B.Bによって大混乱に陥っているはずだった。

だが、艦を進めていくに連れて見えてくるのは大型E.B.Bの死骸とメシアHAの残骸。

メシアの今の戦力ではこれ程の大型E.B.Bをどうにかする事は出来ないはずだ。

巨大スクリーンに映されたメシア本部の姿は、まだ何者からも襲撃を受けていない状態に見えた。


「ほう……これは一体どういうことでしょうな?」


メシア本部の周辺には、10隻を超える程の戦艦が揃っていた。

ジエンスに待ち受けていたのは、崩壊寸前のメシア本部ではなく、ソルセブンを中心に組まれたメシアの艦隊だったのだ。


『貴様の野望もここまでだ、ジエンス・イェスタン』


「おや、貴方でしたか。 まさかあれ程の大型E.B.Bを全て討伐したとでも?」


艦内の通信を入れてきたのはイリュードだった。

ジエンスの見込みでは、本部の状況を考慮した上で大型E.B.Bが全て突破される事は有り得ないはずだった。

だが、イリュードの力によりメシア本部の混乱は収まり、更に各支部からの戦力が予想以上にメシア本部へと集った。


『E.B.B討伐は専門分野でな、あの程度乗り越えなければメシアを名乗れんよ』


「では、この私を止める事もできるのですかな?」


『貴様は既に敗北している、今すぐ軍を退け』


「愚かですな、もしや形勢が逆転したとでも勘違いを?」


『退かねば、撃つしかあるまい』


イリュードが通信でそう告げると同時に、メシア本部周辺から整列されたウィッシュが一斉に姿を現す。

1機1機はロングレンジキャノンを所持しており、その全てがアヴェンジャーの黒艦に向けられていた。

その布陣こそが、大型E.B.Bを殲滅する事に成功したメシア鉄壁の防衛網だったのだ。


「ほう、まさかそれ程のロングレンジキャノンを揃えていたとは……それでは流石に大型E.B.Bも持たぬのも納得がいきますな」


『フリーアイゼンが時間稼ぎをしてくれたおかげで、E.B.Bの討伐だけに集中することが出来た。

もはや貴様に付け入る隙はあるまい、最後の通告だっ! 軍を退け、さもなければ撃つっ!』


「ホホホ、E.B.Bの相手をし続けたことが仇となりましたな」


『何?』


「相手が人だから、同じ人類だからと無意識のうちに手加減をしてしまう。 もし我々がE.B.Bだとしたら、貴方は私に退くように告げましたかな?

否、貴方は撃ちます。 迷わずに、周囲に散らばるE.B.Bの死骸が物語っております」


ジエンスがニヤリと笑みを浮かべた途端、突如モニター越しにカッとフラッシュが焚かれたかのような光が発生した。

ドォォォンッ!! 凄まじい爆音と共に艦内が激しく揺れる。

ジエンスは一切動じずに、不気味な笑みを浮かべたまま動かなかった。

黒艦が『白紫輝砲』を放った音だと、知っていたからだ。


「敵に時間を与えるという行為が、いかに愚かであるか十分に理解できたでしょうな。

残りのフェザービーを出すのです、それだけで彼らはもう終わりですから」


白紫輝砲の一撃は、想像以上に凄まじかった。

黒艦の目の前に立ちはだかっていたウィッシュ部隊と数隻の艦はたった一撃で吹き飛んだ。

抉られた地面に混じり、数十機のウィッシュが宙へと舞い大破していき、直撃を受けた艦は制御を失い地上へと墜落していく。


『ジエンス、貴様ぁぁっ!!』


「前方より高エネルギー反応を確認しました」


「おや、まだ動けるのですか? 仕方ありませんな、フィールドを展開しなさい。

我が艦のフィールドは白紫輝砲でもない限り破れぬはずですから」


「了解、フィールドを展開します」


黒艦の前方に赤い光のようなものが包まれた途端、直撃を逃れたウィッシュ部隊のロングレンジキャノン、そして数隻の主砲が一斉に襲い掛かる。

バシュゥゥゥンッ! 凄まじい轟音と共に主砲は黒艦へと直撃するが、赤い光の直前で主砲は食い止められ、拡散させられていく。

時間差で何度も何度も主砲が飛ばされるが、いくらやっても結果は同じだった。


『主砲をかき消しただと? クッ……』


「どうしましたか、もしやもう打つ手が無いというのではないでしょうな?」


再びジエンスは、ニヤリと不気味な笑みを浮かべた。

その瞬間、一斉に飛び出したフェザービーの動きがピタリと止まり始める。

まるで電池が止まったかのように、空を舞っていたフェザービーが次々と落下し始めた。

ジエンスは鋭い目つきで、オペレーターを睨んだ。


「これは、どうなっているのです?」


「コアリンクシステムが停止されています、恐らくフェザークイーンに異常が発生したか或いは――」:


「……やはり、未熟な小娘を乗せたのは失敗でしたか。 彼らの足止めには最適かと思っていたのですがね」


「敵艦が本艦に向けて急接近中、回避運動へうつります」


オペレーターの無機質な言葉の通り、目の前には煙を吹かせたまソルセブンが凄まじい速度で急接近していた。


「いいえ、恐れる事はありません。 迎撃しなさい」


「了解しました」


あのような無謀な行動を目の当たりにし、ジエンスは思わずため息をつく。

メシアはE.B.B討伐には優れていても、人との戦は素人同然。

唯一この男こそ戦を知っていると思ったが、どうやら期待外れだったようだ。


「残念ですよ、貴方はもっと冷静になるべきだった。 例え貴方の特攻が成功したとしても、良くて相打ち止まりではありませんか。

貴方はそれ程追い詰められてもいないはずなのに、どうしてこのような手を?」


『貴様にメシアを渡すわけにはいかんっ!!』


「そうですか、では終わりですな」


黒艦から、紫色の光が一閃走る。

凄まじい勢いで、主砲がソルセブンへと向けて発射された。

白紫輝砲ではないと言えど、レギス級の戦艦を落とすには十分すぎる程の火力を誇る。

直撃してしまえば、ソルセブンと言えど持つはずがないだろう。

だが、ソルセブンが止まる事はなかった。

それどころか何もなかったかのように、進路を変えずに前進を続ける。


「外した? いや、あれは違う……まさか」


『白紫輝砲を先に使ったのが仇となったな、ジエンス』


ジエンスは思わず言葉を失った。

黒艦に搭載されていた対主砲用のフィールドは、未乃 健三の手により開発されたメシアの持たない技術だ。

それ故に敵艦が同じ技術を持つ事なぞ、全く考慮していなかった。

だが、ソルセブンの目の前には確かに存在した。

黒船の持つ同じ赤いフィールド、対主砲用に開発されたあのフィールドが。


『その手の技術、メシアが持たぬと思ったか?』


「ふむ、これは予想外ですな。 アッシュベル……のはずはありませんな、奴が手を貸すとは考えにくい」


『メシアを見くびるなよ、ジエンスっ!!』


ガァァァンッ!! ソルセブンの衝突により、艦内は激しく揺れアラーム音が響き渡る。

戦艦にはソルセブンの主砲が突きつけられていた。

クルーの動きが慌ただしくなる中、ジエンスは一人冷静にモニターの前に立つ。


「ククッ、なるほど。 結構結構、やはり戦いとはこうでなくては面白くありませんな」


ジエンスは口端を不自然なほど釣り上げ、悪魔のような笑みを浮かべた。


「疼きますよ、私の中の『E.B.B』が。 貴方を殺せと、私に訴えかけています。

クククッ……よくもまぁ、ここまで私をコケにしてくれたものです」


『主砲、撃てぇぇぇぇっ!!』


イリュードの掛け声と共に、凄まじい爆音が鳴り響いた。

艦内が激しく揺れ、逃げ出そうとしたクルー達が次々と床へ倒れ転がっていく。

バランスを失った黒艦は、徐々に地上へと向けて落下を始める。

上空には空を飛んだままのソルセブンの姿が見えていた。


「まだ、終わりではありませんぞ」


ギロリとその姿を睨み付けた後、ジエンスは一人ブリッジルームを静かに退室していった――








フェザークイーンの脅威が去っても戦いが終わったわけではない。

アヴェンジャーの兵による猛攻は続き、フリーアイゼンは何とか包囲網を突破して戦域を離脱する事に成功した。

向かう先はメシア本部、通信状況の不備により本部との連絡は取れない状態にある。

場合によっては最悪のケースも想定しなければならないが、それでも向かうしかない。

格納庫では整備班により各機の整備が行われていた。

幸いι・ブレードはそこまで損傷を負っていなかったが、ゼノフラムとレビンフラックスはほぼ半壊に近い状態だ。

とてもじゃないが、短期間で修理できないだろう。


そんな状況の中、晶は控え室で木葉と二人で座り込んでいた。

せっかく再会を果たしたというのに、二人の表情に笑みはない。

俊のレブルペインにムラクモを突き刺そうとした瞬間、シラナギは自らの体を張って俊を守った。

彼があのシラナギの弟という事実も衝撃的ではある。

だが、それ以上に晶はこの手でシラナギを殺してしまった事に苦しんでいた。

意図的ではないとしても、殺してしまったのだ。


シラナギは晶にとって恩人だった。

初めてフリーアイゼンに乗った時に、晶をパイロットとして採用してもらえるよう協力してもらった事。

行き場を失った木葉について一生懸命考えてくれた事。

途中、晶自身が裏切られてしまったと言えど……最後には晶の事を、認めてくれていた。

だからこそ晶は、悔しかった。

自分が俊を殺そうとしなければ、こんな事態は引き起こされなかったはずなのにと。


「晶くん、ちょっといいかな」


「……ああ」


「あのね、凄く変な事聞いてもいい?」


「変な事?」


「ごめんね、こんな時に聞くような事じゃないと思うんだけど」


木葉は何処か歯切れが悪く、困惑した表情でそう言った。


「俺なら、大丈夫だ……いつまでも引きずるつもりはない」


せめて木葉の前では強がろう。

それにいつまでもウジウジとしてられない。

まだ戦いは完全に終わっていないのだから。


「晶くんのお母さんって、亡くなったんだよね」


「え?」


「あ、ご、ごめんね。 変な事聞いちゃって」


晶は思わず表情をキョトンとさせてしまった。

何故今頃木葉がこのような事を聞いてくるのだろう。

木葉は晶の母親が亡くなっているのは知っているはずだ、今更のように……しかもこんな時に聞くのもおかしい。


「母さんは俺が小さい頃に死んだよ、顔もぼんやりだけど覚えてる。 母さんは誰にでも凄く優しかったよ」


「そうだよね……ご、ごめんね。 凄く変なこと聞いちゃって」


「随分前の話だし平気だよ。 それに俺、時々母さんに見守られてるような感じがするんだよな」


「見守る?」


「ι・ブレードで俺がやられそうになった時とかに、何故か母さんの事を思い出すというかなんというか」


晶はありのままに感じたことを話そうとしたが、上手く言葉にはできなかった。

ι・ブレードで戦い続ける事によって、時々感じる暖かい光……温もり。

ιシステムによる影響かはわからないが、時々それらを母親と感じる事があったのだ。


「……ねぇ、晶くん。 お願いがあるの」


「お願い?」


「次の戦いに、私も一緒に連れて行ってほしいの」


「なっ――何を言って――」


突如、木葉がとんでもない事を口にして思わず晶は素っ頓狂な声を上げる。

だが、木葉の目は真剣そのものだ。

それは単純に晶と一緒にいたい、だとかそんな理由だとは思えない。

もっと何か、強い意志を感じられた。


「お願い、私をι・ブレードに乗せて。 今回だけでいい、私……晶くんの傍にいたいの」


「……戦場は危険なんだぞ。 たくさんの命が消えていき、自らも命を落とす危険もある」


「わかってる、わかってるよ。 私も一緒に、見ちゃったから。 シラナギさんが――」


木葉の言葉はそこで詰まった。

今更のようにシラナギの死を実感したのか、目には涙を浮かべている。

片腕で目の涙をふき取り、木葉はキッと睨み付けるように晶と目線を合わせた。


「ι・ブレードに乗せられて思ったの。 私、晶くんの事全然わかってなかったって。 戦いって、あんなに辛い思いをするなんて知らなかった……。

だから、私知りたいの。 晶くんがどんな戦いをしてきたのか、どんな気持ちで戦い続けているのかを。 だからお願い、晶くんっ!」


晶は思わず目を逸らしたくなった。

木葉の気持ちは十分に伝わった。

だけど、本当にそれを受け入れていいのか。

ι・ブレードに掛かる体の負荷は尋常ではない、木葉はその負担に耐えれるのか?

仮に耐えれたとしても、万が一ι・ブレードが落ちるような事があればどうなる?

木葉が逃げ遅れて、死んでしまうなんて自体が起きたら――


「もし、ダメだって言ったら……私、晶くんのこと嫌いになっちゃうからっ!!」


「へ?」


「だ、ダメかな。 これでも、乗せてくれないかな……」


先程まで睨んでいるかのような勢いで目線を合わせていた木葉は、ふと顔を赤くさせて目を逸らした。

それは逆に言えば――いや、今は深く考えないでおこう。

木葉のその一言で、晶は難しく考えるのをやめた。


「――わかった、一緒に戦おう。 それにι・ブレードのコックピットは下手なシェルターよりも遥かに安全なはずだ」


「……ありがとう、晶くん。 私のワガママを聞いてくれて」


「でも、今回だけだ。 それだけは約束してくれ」


「うん、わかってるよ」


木葉はニッコリと微笑んだ。

正直晶の中の不安は膨らむ一方だ。

本当ならばフリーアイゼンで大人しくしてくれた方が安心できる。

艦長に話しても同じ意見に違いないだろう。

だから、後でバレて怒られるのが見えていても艦長には隠し通すしかない。

その事を考えると、晶は少しだけ憂鬱になった。








ソルセブンのブリッジ内にて、クルー達が慌しくしていた。

白紫輝砲により右舷ブロックに損傷を負っていたが、クルーの力により何とか船は正常稼働を継続できている。

イリュードが咄嗟の判断で黒艦をゼロ距離からの主砲で落としたが、不気味に静かなのが返ってクルー達の不安を煽った。


「例の黒船はどうなっている?」


「はい、沈黙したまま動きません」


「警戒を怠るなよ、アヴェンジャーがまだ戦力を保有している可能性は高いからな」


「く、黒艦からHAが一機出撃しましたっ! こ、これは……ι・ブレードっ!?」


「何だとっ!? 映像を出せっ!」


何故アヴェンジャーの艦からι・ブレードが姿を現すのか?

疑問に思ったイリュードはすぐに映像を確認した。

だが、そこに移されたのはι・ブレードとは似て非なるHAだった。

フォルムこそはι・ブレードにそっくりではあるが、全身がレブルペインのように黒一色。

背中には4本の剣がXを描くように装着されており、更に2本のサーベルを所持していた。


「ι・ブレードではない? 何だ、あれは?」


『そうです、確かにこの機体はι・ブレードではありません。 ただの兄弟機でございますよ』


「ジエンス・イェスタン、貴様かっ!」


イリュードの元に、ジエンスから直接通信が入った。

ジエンスは不気味な笑みを浮かべていた。


『ι・ブレードを元に設計されたのですが、未乃 健三の手により大幅に改修されました。

もはやこの機体の持つ力はι・ブレードと同等、いやそれ以上と言っても過言ではないでしょうな。

ブラックι……改め、『ブラックベリタス』とでも名乗っておきましょう』


「HA部隊を出せ、嫌な予感がする……奴を落とせっ!!」


ソルセブンからは残りのスカイウィッシュ部隊が出撃し、ブラックベリタスの元へ突撃していく。

するとブラックベリタスの全体が赤い光を帯び始める。

その瞬間、数機のスカイウィッシュが一瞬のうちに切り裂かれた。


「なっ――」


映像越しでその様子を見ていたイリュードは、一体何が起きたのかを理解できなかった。

ブラックベリタスから、4本あったはずの背中のソードが2本消えている。

ブラックベリタスに近づいたスカイウィッシュは、次々と切り裂かれ大破していく。

ようやく確認できたのが、2本のソードが自動で飛び交い凄まじい速度でスカイウィッシュを切り裂いていた姿だった。


「何だあの武装は? 熱源探知でもない、もしやオートコアかっ!?」


『おや、察しがいいようですね。 ブラックベリタスのソードコアから逃れられるHAなぞ、いませんよ。

そうです、私と『共鳴』したブラックベリタスにもはや敵はいませんよ、クククッ』


「共鳴? 何を言っているんだ貴様は――」


『おや、わかりませんか? ならば教えてあげましょう、私と共鳴したブラックベリタスの力を――』


ブラックベリタスは凄まじい速度で移動をすると、ふと近くにあった戦艦の目の前で足を止める。

すると全身から帯びていた赤い光が更に強まっていき、ブラックベリタスは両手にサーベルを構えた。


『ホッホッホッ、その目に焼き付けるといい。 ブラックベリタスの持つ力をっ!』


赤い輝きが最大まで達した瞬間、ブラックベリタスは二本のサーベルを振るった。

すると、サーベルから赤き閃光が走る。

その瞬間、ブラックベリタスの目の前に巨大な赤き刃が、真っ直ぐと戦艦に目掛けて発射された。

ズガァァァァァンッ!!! 凄まじい爆発音と共に、戦艦は真っ二つに切り裂かれ、大爆発を引き起こす。

あっという間に一隻の戦艦が大破してしまった――。


「たった一機で、戦艦を落としただと……っ!?」


『例え私は、たった一機であろうとメシアを潰して見せましょう。 私とブラックベリタスに不可能はないですぞ?

どうぞ、止めたければお好きにどうぞ。 ですが、その時は貴方の艦も、あのような悲惨な運命を辿る事になりますがね』


イリュードは、バンッと両手で台を叩き付けた。


「何て力だ……あの脅威、まさしくE.B.Bそのものではないかっ!!」


このまま成す術もなく、指を加える事しかできないのか。

何か打開策がないのかと、イリュードは必死に思考をフル回転させていた。

すると、突如何者からか通信が入った。

周囲に展開している部隊からの通信かと思い、イリュードは通信を受信する。


「私だ、何処の部隊だ?」


『奴は俺が引き受ける、貴様らは手を出すな』


「何? 貴様、何者だっ!?」


通信の先は、聞き覚えのない謎の男の声だった。


『名乗ると色々面倒なんでな、失礼する』


「待て、貴様っ!!」


イリュードの問いを無視し、謎の男は通信を一方的に切ってしまった。

そして、一機の所属不明のウィッシュがブラックベリタスに向かっていった――


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