第19話 翼を持つ女王 ①
アヴェンジャー施設の地下に、地下通路が存在した。
全体的に広い作りになっており、HA1機ぐらいなら自由に行き来がする事が出来る程の広さだ。
薄汚れてはいるが、造りを見る限り近年の技術が使われていることがわかる。
通路には延々とライトに照らされており、人の手によって整備はされているようだ。
所々に扉のようなものが見受けられ、恐らくアヴェンジャー地下施設のように別の施設へ繋がっている可能性は高い。
そんな巨大な通路を、アッシュベルは車を使って移動をしていた。
「そんなに気になるかね、この地下通路の存在が」
「……」
助手席で静かにしている健三に対して、アッシュベルが尋ねた。
健三は特に体を拘束されてはおらず、逃げようと思えばいつでも逃げれる状態だ。
しかし、健三はアッシュベルに黙って従っていた。
何故ならこの男から逃れる事は不可能だと、十分に思い知らされているのだから。
「この通路はメシアの各施設に繋がっているのだよ、私の優秀な協力者がすぐに用意をしてくれた。
勿論、メシアもアヴェンジャーもこの通路の存在には気づいてはいないようだがね……君もそうなのだろう?」
アッシュベルが語りかけるが、健三は何も答えなかった。
「ふむ、この話は君にとっては面白くないようだ。 では、君が気になる話題を提供しようではないか」
アッシュベルは車のボタンを一つ押すと、設置されていたモニターから映像が出力された。
健三がモニターの映像を目にした途端、急遽表情を一変させる。
……そこには、メシアとアヴェンジャーの凄まじい戦いが映し出されていた。
自らが開発した兵器の数々、メシアやアヴェンジャーが独自で開発したHA、そして……そこにはι・ブレードの姿もあった。
「戦場の中継だよ、これを見て君はどう思うかね?」
「これは――」
健三は衝撃にあまりに思わず言葉を漏らしてしまった。
メシアとアヴェンジャーの激しい争いが行われている中、突如巨大なHAが姿を現したのだ。
まさか、こんなにも早い段階で『女王』が使われる事になろうとは――
「愚かしいと思わんかね、人々はE.B.Bという人類の脅威を前にしても……己の正義の為に例え人同士でも争いを行う。
互いが自分の正義を貫き、強大な力で相手を圧倒しようと戦い続け、大勢の人がその命を散らしていく……奴らは歴史から学習しない、愚かなバカ共だよ」
「……これが、私のしようとしたことなのか?」
健三は嘆き、苦しんだ。
打倒アッシュベルを目指し、ι・ブレードを始めとした対アッシュベルに関する兵器開発。
開発段階でも自分がどれ程恐ろしい物を開発しようとしていたかは理解していた。
だが、これ程の圧倒的な力がなければメシア本部に立ち向かう事は不可能だったのだ。
多少の犠牲はやむを得ない、そうやって健三は自分自身を説得し続けていた。
息子である晶と再会するまでは――
「ほう、君は過ちに気づいたかね。 だが、もう遅い……君は力を持ちすぎたのだよ、世界を揺るがすほどの大きな力をね。
くだらない、実にくだらない。 人類同士で争い、強大な力をぶつけ合って手にした世界が、本当に正しいのかね?
人類は争いを繰り返しながら成長していくと、彼らはそんな風に考えているのかね? だとしたら愚か、愚かだよ。
実に愚かしい、ああ……忌々しい奴らだ、彼らはそんなに戦争をしたいのかね? やはり人類は私の想像以上に腐っていたよ。
もはや滅びを迎えるのは必然なのだよ……君にはわかるかね、健三君」
「……メシアもアヴェンジャーも、確かに貴様の言う通りに戦争行為を行っているだけだ。
だが、晶は違う。 あの子は純粋に、今の世界を信じて戦っている。 メシアが正義と信じ、E.B.Bという脅威から世界を守る為に立ち上がったっ!」
「君はもう少し賢いと思っていたのだがね……やはり愚かな人類の一人ということなのだな」
「争いの火種を生み出した貴様に、人類を愚かしいという資格はない……だが、これでハッキリした。
滅ぶべきはメシアではない、我々アヴェンジャーだっ!」
「ほう? 君はそうも簡単に組織を裏切るというのかね?」
健三は隠し持っていた銃を素早く取り出し、カチャリとアッシュベルの蟀谷に銃を突きつけた。
「貴様をこの手で葬れば、アヴェンジャーが戦う必要もなくなる……メシアも滅ばず、世界も変わらずに済むという事だ」
「……なるほど、君の考えは理解したよ。 だが、君は一つだけ見落としている事がある」
「見落としだと?」
キィィィィィッ!! アッシュベルがそう呟いた途端、突如車はブレーキ音を響かせて止まった。
ガクンッと車内が揺れて体が吹き飛ばされそうになるがシートベルトで抑えられた。
「私は自分の目標を果たすまでは、死ぬことが出来ない体なのだよ。 残念ながら、君達の願いとやらは一生叶わずに終わる――」
バァンッ! 次の瞬間、健三は引き金を引いた。
だが、銃口はアッシュベルの頭を貫く事がなかった。
メキメキ、と音を立てながら腕が強引に持ち上げられている。
恐らく健三の腕は何本か折れてしまっているだろう。
アッシュベルは片手で健三の腕を捻り上げながら、高らかに笑った。
「……なぁに、命までは取らんよ。 君には喋ってもらわなければ行けない事もあるのだからな」
「――クッ、アッシュベル……っ!!」
まさか、この男までもがジエンスと同じだというのか。
今の力は明らかに人の力を超えている。
健三は自分の無力さを嘆いた。
アヴェンジャーに強大な力を与えてしまい、ジエンスの野望を阻止できなかった。
そして、アヴェンジャーの目的であるアッシュベルを前にしても何もできない自分をひたすら恨んだ。
モニターには虚しくも、メシアとアヴェンジャーによる激しい戦闘が流れ続けていた。
「さて、君は一体……『未乃 明菜』を、何処に隠したのかね?」
「――っ!?」
その言葉を耳にした瞬間、健三にまるで雷にでも当たったかのような衝撃が走った。
「その反応……やはり、私の予想は正しかったようだな」
「……アッシュベル、貴様まさか――」
「丁度戦場には君の玩具も全て揃っているようだからな……どれかに『当たり』が混じっているのは間違いないだろう。
ククク、この通路はメシア本部にまで繋がっているのだよ。 そこには君に見せたいものがたくさん隠されている、メシアのバカ共は何も知らないがね。
いいだろう、貴様が望むようにメシアを勝利へと導いてあげようではないか。 但し、それが元のメシアとは限らんがね」
不気味に微笑むアッシュベルからは、何処かジエンスと同じような恐怖を感じ取った。
彼が何を企んでいるかはわからない。
だが、健三の直感が告げていた。
何が何でも、アッシュベルを止めろと。
今の健三には、アッシュベルを止める術が何一つない。
こうしている間にもメシアとアヴェンジャーの戦いが繰り広げられ、世界はまさに混沌に陥ろうとしている。
こんな世界を、望んだはずではない。
全ては、この男を止める為に動いてきた。
だが、何もできない。
生み出した兵器は悪用され、ジエンスの私利私欲の為に利用され
アッシュベルを前にして、何もできずにただひれ伏すのみ。
自分は一体、何をしていたのだろうか。
何の為に、生きていたのだろうか。
「……晶――」
唯一、自らを裏切りι・ブレードを持ち去り、メシアにその身を置き戦い続けた息子の名を、呟いた。
もはや唯一の希望は、晶だけ。
息子に全てを託す時が、来たのだろう――
「ま、これ以上痛い目に逢いたくなければ大人しくしている事だ。 これでも加減はしているつもりだがね」
アッシュベルはようやく健三の手を解放した。
健三は力なく助手席に座ると、車は何事もなく発進していった。
ふと木葉は目を覚ますと、そこは薄暗く狭い場所だった。
どうやら何処かで眠らされて、今は椅子に座っているようだがこの暗さでは自分がどこにいるのかわからない。
木葉は意識をぼんやりとさせたまま、立ち上がろうとするが体が何かで固定されており席から立ち上がる事が出来なかった。
手探りで辺りを確認してみると、レバーのようなものやスイッチの数々といった物が近くにあるのはわかる。
木葉はますます自分が今何処にいるのかが理解できなかった。
その瞬間、突如ピピピという機械音と共に目の前から赤い光が灯る。
コックピットが明かりで照らされ、機械音が鳴り続ける中で駆動音が耳に飛び込んでくる。
「な、何? 何の音……?」
わけもわからず、木葉は辺りをキョロキョロさせると目の前に巨大なスクリーンがある事に気づいた。
そしてそこには見覚えのある操縦桿にスロットルレバー……まさかと思い振り返ると自分が座っている箇所は明らかにパイロット用シート。
「え、どうして……? どうして私が?」
そんな事、有り得ない――ただの勘違いであってほしいと思っていた。
だが、それが事実だと思い知らされるのにはそこまで時間がかからなかった。
巨大なスクリーンに映像が映し出されると、そこには数多くのHAが激しい戦闘を行っている光景を目の当たりにした。
「な、何これ……皆、戦っているの……?」
ズキンッ――
突如、木葉は激しい頭痛に襲われた。
「痛い、あ、頭が――痛い、痛いっ――」
尋常ではない程の頭痛に襲われ、木葉は頭を両手で抑えながら苦しんでいた。
苦しみながら木葉はサブモニターに映し出された文字を目にする。
コアリンクシステム、作動中――と書かれていたが、木葉には何のことが理解できなかった。
『貴方の痛みは私の痛み』
「え……?」
頭痛に襲われている中、突如何処からともなく声が聞こえだす。
聞き覚えのない女性の声だ。
『君の苦しみは僕たちの苦しみさ』
『マスター、私と貴方は一心同体。 貴方が危険に晒されれば、私共が全力で貴方をお守りします』
『君は座って命令するだけでいい、動くのは君の分身である僕達だけでいいのさ』
「な、何……? どうなっているの……さっきから私の中に、声が――」
今度は少年の声、少女の声と次々と色々な声が木葉の中に聞こえ始めてきた。
『マスター、ご命令を』
『早く早く、僕達を呼んでよ』
『皆貴方の為に働きたいと思っているのですよ』
「いや……やめて、やめてよ――」
頭痛と共に、声はひたすら木葉に向けて語りかけてくる。
マスターとは何のことなのか、それに声の主が何なのかもわからない。
木葉は何一つ理解できないまま、叫んだ。
「助けて……誰か、助けてよぉっ!!」
『――了解しました、貴方を助けます』
『マスターを守るぞ、僕たちの出番だ』
その時、コックピット内から赤い光が強く放たれた―――
突如戦場に現れた巨大の翼を持つHA。
しかし、HAにしてはあまりにもサイズが大きすぎる。
通常の7,8倍からそれ以上の大きさを誇るHAの存在感は圧倒的だった。
ズキンッ――
突如、晶の頭が激しい頭痛に襲われる。
危険察知ではない……段々と頭痛が激しくなり始め、晶は思わず両手を頭で抱えて叫んだ。
だが、叫んだところで痛みが治まる事はない。
コックピットからは青い光が何度も灯っていた。
晶に危険を告げているのか、或いは何かを訴えているのか――
すると、突如青い光が赤い光に変化した。
同時に晶の頭痛が治まり、晶は両手を頭から離した。
『――――てよ――』
「……な、んだ?」
『―――けて――』
「声……通信、じゃない……これは――」
以前にも、同じような事を体験したことがある。
コックピット内から、誰かの声が聞こえた事があった。
明らかに通信機から聞こえる声とは違い、頭の中から直接響いてくるような不思議な声。
……以前と声の主が違うようだが、確かに晶に聞こえていた。
『助けて――』
「……この、は?」
今、晶の中にはっきりと届いた。
それは明らかに木葉の声だ。
助けを呼んでいる……だが、一体何処にいるのか?
ふと、晶はあの巨大なHAに目を向ける。
その瞬間、コックピットから赤い光が灯った。
「あの中に、いるのか?」
晶がそう呟くと、その問いに答えるかのようにコックピットから赤い光が灯された。
「……木葉――」
半信半疑ではあるが、晶は確かに木葉の声を感じ取った。
しかし、何故木葉があのような巨大HAに乗っているというのか?
考えている時間はない、どちらにせよあのHAとは戦わなければならない。
もし本当に木葉が捕らわれているのならば――
この手で、救い出すしかない。
晶はスロットルレバーを握りしめた途端、危険察知が発動した。
シラナギのレベルペインが背後から斬りかかった瞬間だ。
即座に避けてι・ブレードはムラクモを構える。
『あらーダメですよ? まだ戦いは終わってませんからね?』
「……シラナギさん、聞こえなかったのか?」
『聞こえた?』
「木葉の声が聞こえたんだ……今、確かに助けてって……」
『何を言っているんですか? 木葉ちゃんはここにはいませんよ』
「アンタには聞こえなかったのかよ……木葉の助けを呼ぶ声がっ!!」
『木葉ちゃんの声……? まさか――』
そこでシラナギのレベルペインの動きが止まった。
何か心当たりがあるのか、或いは事態を受け入れられずに戸惑っているのか。
だが、シラナギが理解すればもう戦う必要がない。
少なくとも、今は互いに木葉を助けたいという思いは一緒なはずなのだから――
「俺は、シラナギさんが何と言おうと木葉を助けます。 だから、そこを通してくださいっ!」
『……駄目ですよ』
「なっ――」
晶はシラナギの返答に思わず言葉を失った。
『例え本当に木葉ちゃんがあの中にいたとしても、晶くんを向かわせたりはしません』
「何を言っているんだよ……確かに根拠はないかもしれないけど、あの中には木葉がいるんだっ!
シラナギさん、貴方は何か知っているんじゃないのかっ!?」
『……木葉ちゃんが持つ力とコアリンクシステムを考えれば、パイロットとして採用されてもおかしくありません。
だから、私は晶くんの推測が正しいと思います。 ですが……私の答えは変わりません』
「何だよそれ……わかっているのに、俺の邪魔をするのか? 意味わかんねぇよ……木葉があんなHAに乗っているんだぞ、何とも思わないのか?」
『思います、木葉ちゃんはきっと苦しんでいます……あの子は自らの意思でHAで戦うような子ではありません……手遅れになる前に、私も救いたいです。
ですが、やっぱり貴方を助けに向かわせたくはないんですよ。 だから……私が貴方を倒して、私が木葉ちゃんを救って見せます……だから、大人しくやられてください』
「ふざけんなよっ!!」
ガンッと、晶は強く操縦桿を叩いた。
「誰が救うだとか、そんなの関係ねぇだろうがっ!! 木葉が助けを求めているんだぞ……何でそれを邪魔しようとすんだよっ!?
アンタが助けに行ったっていいだろうが……一緒に助けに行ったって、いいんじゃねぇのかよっ!?」
『……言ったはずですよ、今の晶くんでは木葉ちゃんを傷つけるだけだと。 どうしても救いたいのであれば、私を倒してみてくださいよ』
『……そうか、わかったよ。 アンタ、戦いたいだけなんだろっ!? 木葉を守るだとかそんな事を建前にして、俺との戦いに決着をつけたいだけなんだろっ!?
ふざけんなよ……アンタまでアイツと同じ道を歩むってのか……俺は認めない、俺が知っているシラナギさんは……そんな人じゃないはずだぁぁぁっ!!!』
晶はスロットルを限界まで押し込んだ。
凄まじい勢いで突進していったι・ブレードは、ムラクモを抜刀してレブルペインを切り裂こうとする。
だが、間一髪のところでレブルペインのサーベルがムラクモの一撃を受け止めた。
ι・ブレードの勢いは収まらずに、徐々に推進力を上げてレブルペインを押し続ける。
「ι・ブレード……力を貸せっ! 俺はシラナギさんに勝たなければならない……あの人の間違いを正さなければならないんだっ!」
晶に声に応えるかのように、コックピットは赤く灯った。
『うふふ、それでいいんですよ晶くん……ただ、私も負ける気はありませんけどね』
「うおおおおおぉぉぉぉっ!!」
バキィィンッ! 金属音と共に、レブルペインのサーベルが砕け散った。
だがその瞬間、レブルペインは瞬時に空へと逃げ込んだ。
晶はその隙を逃がすまいと猛スピードで空高く舞い上がる。
だが、そこで危険察知が発動した。
レブルペインがι・ブレードに向かいグレネードを投げ込んでくる瞬間だ。
すぐにブラックホークでグレネードを撃ち込んだが、爆発によって煙で視界が奪われてしまう。
その瞬間、コックピットが青く灯った。
「そこだぁぁぁっ!!」
晶はシラナギが来るだろうと、予測した時点に目掛けて……ムラクモを開放した。
巨大な光の刃がシラナギのレブルペインに目掛けて襲い掛かったが、間一髪のところでレブルペインは晶の一撃を避けてしまう。
『私の勝ちですね、晶くんっ!』
一瞬にしてι・ブレードへの懐に回り込んだレブルペインは、サーベルを突き立てたまま突進を仕掛ける。
バシュンッ!! 次の瞬間、レブルペインのサーベルが一瞬にして真っ二つに切断された。
『なっ――』
バシュンバシュンッ――休む間もなく、ι・ブレードはムラクモでレブルペインの両足を切断。
「そこで、寝ていろぉぉぉっ!!!」
動きが止まったレブルペインに対して、綺麗に飛び蹴りを決めて地面へと叩き付けた。
「木葉は俺が救って見せる……あんな巨大なHA、ムラクモでぶった斬ってやるよっ!!
だからシラナギさん……貴方はそこで俺の戦いを見ていてくださいっ!!」
レブルペインは既に、動く様子はなかった。
力が抜けたかのように両腕をだらんとさせて、地べたへと寝ころんだまま動かずにいる。
もう、戦えないだろうと晶は振り返りあの巨大なHAへと向かっていった。
「……相変わらずの、甘い子ですねぇ。 私にとどめを刺さずに行っちゃうなんて」
コックピットからバチバチッと火花が散っている。
ヘルメットを破損しシラナギは大怪我を負っていたが、まだレブルペインは動けないわけではない。
シラナギは銃を構えて去っていくι・ブレードに向けた……が、トリガーを引かなかった。
「戦場で死にかけの兵を放置してても、他の敵兵にトドメをさされちゃうだけなんですよ? 全くもう、あの子の中途半端な優しさはホントダメですね」
少しだけ笑みを見せながら、一人で呟いた。
「でも、そういった優しいところだけは本当大好きなんですよ? 木葉ちゃんだって晶くんのそういうところが大好きなんですからね?
……しかし、私が負けちゃいましたか。 おかしいですね、本気で相手したはずだったんですけど」
ヘルメットを取り、シラナギはため息をつく。
「今の晶くんになら、何となく木葉ちゃんを任せられるかもしれませんね……私を倒したからには、しっかりと救ってくださいよ?」
シラナギは天に向かって、微笑んだ。