プロローグ ①
プロローグは多分3回にわかれると思います。
この世界には――といってもごく一部の人しか知らないが――魔法と様々な人種、そしてモンスターがいる。
人間にエルフに吸血鬼などが人種としては有名だ。
そして、今居る国は人間が統治している国でこの国にはモンスターが居ない。
なので、父さんが吸血鬼で、母さんは人間だが"魔法使い"だ。
あっ、僕の紹介はまだだったね。僕は、相川 奈織女の子に間違えられるが僕は『男』だ。それに、ハーフ吸血鬼でもある。
母さんは僕の吸血鬼としての能力を封印していたけど"あの事件"が起きて僕を助けるために封印を解いた。
あれは、僕が幼稚園児だった頃だったけ。
―「ママ!! お昼はお子様ランチがいいな♪」
―「そうね。じゃぁ奈織が好きなお子様ランチにしましょうか」とお母さんは笑顔で僕に言った。
―「やったぁ!」と僕は、はしゃいで信号を確認せずに走って渡った。
―「奈織、危ない!!」お母さんが慌てて僕に言っているようだ。
―僕は立ち止まり、首をかしげる。
―トラックのクラクションが聞こえてお母さんは僕に向かって走り出すが、間に合わず僕はトラックと衝突した。
―僕は目を開けた。身体中の痛みで僕はわめく。
―「うぎゃぁ!?」声を聞いたママとパパは僕を抱きしめて泣いた。
―痛みが治まった数日後に、僕は事実を聞いた。
―パパは吸血鬼で、ママは魔女だと。仕方がなく封印を解いて僕を助けた事。
―ただ、その影響で魔法が使える事になり尋常な体力を手に入れた。
―僕は1年で吸血鬼の苦手とする日光をパパとママにスパルタで克服させられた。
―更に1年後、魔法と格闘をマスターして今では自分の吸血鬼としての筋力を普通の人間ぐらいの力しか出せない様に制限が出来るようになった。
そして、僕は来月中学3年生になるのだ。
「奈織ちゃん、今日はこの服を着て貰うわよ♪」とニコニコして女物の服を片手に持って僕に近づく。
「僕、男だよ!!」と必死にお母さんを諦めさせようとする。
「奈織ちゃんは可愛いから大丈夫よ♪」と言われて僕は逃げるが、魔法で捕まえられてしまった。
「いやぁぁぁ!!」と僕は叫んだけど、お母さんは止めないで女物の服を僕に着させた。ニコニコして。
お母さんが魔法を解除したのを確認して僕は家から飛び出した。財布と携帯を持って。
2010/8/14 初投稿。
2011/5/14 修正。




