10 話
しばらく書いていなかったせいでおかしいところがあるかと思いますがお許しください。
奈織はゆっくりと眼を開けて、ゆっくりと辺りを見回した。祐樹がテーブルに覆いかぶさって寝ているのを見つけた。
――僕の為に遅くまで考えていたのだろうか? そんなことを思うと祐樹が親友で良かったと安堵した。
そして、僕はゆっくり立ち上がると今まで僕に掛かっていたタオルケットを持って祐樹が起きないようにそっと優しくタオルケットを掛けた。
廊下から近づく気配がした。シルヴィには悪いけど、この状況を見られては更に混乱を招くと思うので、ドアに鍵をかけて念のために鍵を"固定化"させて簡単に入れないようにしておいた。
「あ、あれ? 開かない……」ドア越しからシルヴィの落胆した声が聞こえた。
その後もなんとか開けようと試行錯誤している音がしていたが諦めたのか音がしなくなった。
今の状況を整理しようと奈織はソファーに座ろうとソファーに向かって歩いていたら床が抜けそうなミシミシと音を立てていた。
そして後ろからゴソっという布が擦れる音がして起きたのか、と祐樹が呟いた。
「あ、起こしちゃった。ごめんね」
「いや、いいんだ。それより今後について話し合おう」