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幼馴染から恋人になった。

本日中に完結します。

「俺……リサのこと好きだ。付き合ってほしい」


 暖かい日差しが差し込み、少し涼しい風が吹き始める高校二年生の春。

 突然幼馴染のミズキから告白された

 なんのシチュエーション、ムードも一切ない私の自宅前で……。

 青春真っ只中の乙女の私は少し残念だと思うが……答えは決まっていた。


「いいよ。付き合おうか!」

「本当?」

「もちろん!てかさ、遅すぎだよ。どれだけ待たせたと思ってんの?」

「う……それは」


 私の言葉が心に刺さったのか、ミズキは少し俯いてしまった。

 少し悪いと思ったが、告白してくるまで半年間かかった。

 ミズキはすぐ態度に出るのでタイミングを見計らっていた事は分かっていた。

 半年間も待たされた。だからこそ多少文句が言いたい。

 一緒に帰る時、休日に出かけた時。

 何度も、何度も言うタイミングも、もっと良いシチュエーションの場面はいくらでもあった。

 それでもミズキはヘタレだった為、言えなかった。

 結果、本人が告白しようと決意してから半年間もかかってしまったのだ。



 一応、私もドキドキするような理想の告白をされたかったのだが……ミズキに高望みをしてもしょうがない。

 小学校からの付き合いだし、気にしないでおこう。

 でも、ちょっとくらい意地悪言ってもいいかな。


「でも、本当ありg「もうちょっと私の乙女心を尊重して欲しかったな〜。もっとあったでしょタイミングとか、シチュエーションとか!半年もかかりすぎ!……え、なんで知ってんの?」

「ミズキは態度に出るから分かりやすいの!」

「そ……そうだったんだ……ごめん」


 あーあ、いじけちゃった……。

 ミズキはいじけるとすぐに俯いてしまう。

 ……少し言いすぎちゃったかな。


「冗談だよ。いちいちいじけないで」

「……別にいじけてなんてないよ」

「嘘!何年の付き合いだと思ってるの?態度見ればわかるよ」

「……」


 ミズキはすぐに態度に出るため、感情が読みやすい。

 まぁ、ミズキのこういうところが好きだったりするんだけど……。

 意地悪しすぎたかな?可哀想になってきたし、ここまでにしよう。

 

「だから、気にしないで!私、ミズキにそこまで求めてなかったから。……告白してくれただけでも、及第点だよ!改めてこれからよろしく!」

「………うん。わかった」


 あれ、私変なこと言っただろうか?


「じゃーまた明日。朝いつも通り迎えに行くから」

「うん、また明日!」


 少し疑問に思った部分はあったが、ミズキはすぐにいつも通りの表情に戻り別れの挨拶をしてきた。

 気のせいかな?

 








 

 この時の私はミズキのことをあまり気にしていなかった。

 もしも、気にしていればあのようなことにはならなかった。


 その日以降、ミズキは少しづつ変わっていってしまった。


お読みいただきありがとうございます。

次回は20時過ぎに更新します。


もし、少しでも面白い、続きが読みたいと思って頂けましたら差支えなければブックマークや高評価、いいねを頂ければ幸いです。


評価ポイントは作者のモチベーションになります。


よろしくお願いいたします。


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