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Episode 26 転生したら、竜だった件② (竜視点)


ラプトル(地)

適当進化。数多(あまた)ある進化先から抽選で選んであげた。ドラゴンは候補先が多くて楽しいね♪ 抽選結果1。


ドラゴニックバード(空)

ちょっと小さくなるけど、空が飛べる。空が飛べる以外の利点なんかないのだ。やや魔法が使える。抽選結果4。


ドラゴンスネーク(川)

蛇さん。森や川を主戦場とする暗殺者。また、森に戻っちゃう? 砂地でもやれないこともない。抽選結果8。


ドラゴンアースワーム(土の中)(要:おバカの称号)

抽選結果34。私があえて出るまで回しました。感謝して。ミミズ。なろうよ、ミミズ。ミミズ生もいいもんだよ。面白そう。【オヌヌメ】



今回の進化には致命的な欠陥がある。だから、選べるのは一つだけだ。それは手がない! そんな生物に進化するのは俺の中の俺(前世)が許さない。


あと、俺にも抽選させろ! ずるいぞ、楽しい事をしやがって!


な ん て こ っ た。人差し指が3つになっちまった。



砂漠の中を駆けて、オアシスを発見。ここの食料産出ポイントを守護することに決めた。


俺の中の俺(前世)がラプトルは肉食だと言っているが、魚は湖の肉だから、問題ない。


湖岸(こがん)に来た魚を “くまさん!” して、食べまくった。


ついでに、俺の湖の魚を奪おうとする奴らを蹴散(けち)らしておいた。


(【湖の守り手】の称号を獲得しました!)



ハイラプトル

正統な進化先。あらゆる能力がちょっとレベルアップした。


ブラックラプトル

亜種。職業:黒を獲得したラプトル。皆に嫌われる事と引き換えに高能力を獲得した。

(現在、職業:黒は枠が埋まっている為、この個体には、進化できません。)


ホワイトラプトル

アルビノ種。希少価値が高く皮は高値で取引される。何故か回復魔法が使え、何故か手が4本ある。


ウイングラプトル(要:おバカの称号)

空に憧れて羽を生やした生物。当然そんな小さ羽では飛ぶことはできない。これに進化して欲しい!【オススメ】



俺の親指を返せ。ホワイト~ラプトル!


親指ちゃん、お帰りー。


油断していたところを人に捕らえられた。


満腹ですやってたからな。さぞや、楽チンだっただろう…


悪即斬斬(あくそくざ・ざん)!」 これが俺と勇者との邂逅(かいこう)だった。



〈三人称視点〉


「悪なき心を倒すは正義に(あら)ず。」


「これですか? 女神様から(たま)った私のメインウエポンとサブウエポンです。」


「Mの力に目覚めた私はMである事を隠しながら、生きていきます。もっと乱暴に扱ってもいいのよよーん♪」


「Sの力に目覚めた私は攻撃力で役に立つスペシャルウエポンでござぁます。」


それは『iソード』ですよ! 勝手に名前変えてるぅー!!


やだー、性格が変わってるじゃないですか!


早く対話をOFFにしてください。ウザいです。


斬斬(ザ・ザン)


二刀だから、一撃で2つも出てしまう。斬エフェクトはプロ小説では馬鹿にされるのだ。だが、使う。楽だから。


「健全な肉体にこそ健全な精神は宿るものです。」


「またお会いしましょう。よわよわドラゴンさん、もっと強くなるんですよ~。」



〈竜視点〉


その後俺は適正な所(ペットショップ)に売り払われて、飼い主が買ってくれるのを待つ身になったのであった。


魚!魚!魚!をくれる飼い主で頼む。


魚うんめぇー♪ 俺は飼い主ガチャに勝った。


白は幸運の象徴として、需要があるらしい。俺を買ってくれたのはヒーラーの少女。


というか、それ以外の騎士は自分の騎竜を持っていたみたいだ。


おっしゃ、一緒に戦場で回復魔法唱えまくろうぜ! 魚くれれば、何でもやっちゃる!


機動力は正義。戦場を回って、回復しまくった。し~んか!



ホーリーラプトル

正統進化先。ちょっと力が増したり、速くなったり、使える魔法が増えた。だが、所詮はラプトル。過信してはいけない。


セイントラプトル

亜種。職業:白を獲得したラプトル。皆に愛される事と引き換えに多種の(ひじり)系魔法を獲得した。略奪(りゃくだつ)が起きる位の人気者。


ラプトル2

ラプトルを越えたラプトル。でかくなる。これにより体格や重量のある者も運送できるようになった。


デスラプトル

仲良しをたくさん殺すとなれる。高いカルマ値が必要。手が5本ある。ラプトルで5本あるのは珍しい。わくわく【オススメ】



魚が貰えるのに、手が5本必要なわけないじゃないか。俺はヒーラちゃんに寄生して生きていくんだ。ヒーラーちゃんにお魚を買って貰う。ヒーラーちゃんには俺を養う義務がある。


ホーリーになるぜ! 回復魔法を強化だ!


To Be Continued…

Q. ラプトルは現地語理解してる?


A. してない。言葉を覚えるのは大変なのだ。どこの所属だかも分かってない。取り敢えず、白い軍旗や白い部隊章が目印。



ヒーラーちゃん達の会話です。(ラプトルは理解できてない。)


「これ (変異種)がいいです。白いのもうちの隊のカラーにピッタリ♪」


「小型だし、小回りが利 (き)いていいんじゃない。」


「魚が好きなラプトルは珍しい。」


「そうですね。でも、内地だとお魚は高いので、私のお財布が心配です。」



お読みくださりありがとうございます。

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