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Episode 16 ゴブリ女神と野良猫女神 (後半戦)

長いので折り畳まれた二話目だ。

ゴブリ女神が洞窟に巣くっているという情報が入った。


皆さん今日は強力マスクを装備している。今日は花粉が多く飛んでいるらしい。花粉症の人は大変だなぁー。


女神様を洞窟前に立たせ、出力(パワー!)を上げてもらう。


勿論、後ろからの風魔法の演出も忘れない。



すると、大量のゴブリ女神が「くせぇ、くせぇ」と言いながら、穴から出てきた。


どうやら、この世界では、女神様の体臭は毒ガスに近い効果があるようだ。


女神様は泣きながら、(うら)みを込めて、ゴブリ女神達を殴り飛ばした。


女神様が臭いのではない。独特なのだ!



この日から女神力は1%になり、酒の量がとても増えたという…


ほらね。断酒、ダメだった…



女神様同士は “同族嫌悪” の性質があるので、仲がとても悪いのだ。


1異世界、1女神様制の影響である。



女神様いい匂い、女神様いい匂い、女神様(うるわ)しい!


下げられたら、上げる。常識だ。


低い好感度を更に下げてくる攻撃には、キチンと対処しなければいけない。



最後の勇者達が基地の部屋へ帰ると、黒猫がベッドで寝ていた。


完全密室が破られただと!? 猫ってそういうところあるよね。


特に起こす必要がないから、そのまま寝かせてあげるようだ。


起きてから、話を聞けばいいのだ。



「猫の姿に()けたら、みんなミャあにメロメロミャあ。簡単におとうししてくれて、ご飯も貰えたミャあ。ふわぁー。」


良かったね~♪ 異世界版(しゃべ)る猫だ。


ちなみに、この変身は四十八手『変化(へんげ)の巻』である。



それにしても、簡単に侵入を許しているこの基地は大丈夫なのだろうか?



女神様が手を出して、触ろうとする。


「ふシャァアア! 近寄るなミャあ。」


嗅覚が鋭い猫の防衛本能が働いた。


「……ごめんミャあ。香水つけた方がいいミャあ。お金あるミャあ?」


「ある。ありがとぅ。ぐすん…」



「おミャー達のせいで、この地域の縄張りが変わってしまったミャあー。」


「だから、私も一緒に行くミャあ。」


「美味しいご飯を所望(しょもう)するミャあ。」



野良猫女神ミャあが仲間に加わった。


猫だ! 猫が仲間になったぞ! これで、この小説も安泰(あんたい)だ!


              (・д[壁](忍者女神)


女神達を倒し、ポイント(功績)が貯まった。



功績(こうせき)によって、移動許可証も貰ったし、女神様のメンタルも心配されるので、最後の勇者は次の国へ向かう事にしたのであった。


勇者達は虫の子達(分隊メンバー)から餞別(せんべつ)に炭のお守り×10を貰った。これには、脱臭効果があるぞ。


To Be Continued…

えんえんとエンディングが流れる。放送事故回です。文字で埋めてしまおう。



(前半編)


『地獄耳』・・・発動させると、小さな悪口でも聞き取れるようになる。しかし、聞きたくない事を聞いてしまうと自分もダメージを負ってしまう諸刃の技。


『メガセツナ』・・・瞬動術。しゅん、しゅん、しゅたた。これができるとカッコいい。縮地とも呼ばれる。ただ、速く動くと倍疲れる。女神様が使うから、女神式。


『メガメガ』・・・ラッシュ。別名:女神様連続拳。発声はメガメガでもガメガメでもどちでもいい。どうせ同じになります。



『大切斬』・・・ “斬” の強化版の攻撃。危ないので人に向かって撃ってはいけない。もし、撃たれたら、それは敵だ。全力で分からせるべし。


『プリズン』・・・四角い檻 (おり)を出す技。■を出したから、蟹の手が■になった。


『ジェイル』・・・鎖で縛る技。この技を使うには、相当の修練が必要である。安易に出すと逆に鎖を利用される恐れがあるので、注意されたし。



(後半編)


『変化の巻』・・・自分のなりたそうな動物を決めて、変身する技。



お読みくださりありがとうございます。

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