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Episode 13 新天地 (最終回)

A級世界へ降りると、そこには、一人の女性がいた。


「魔王様の有り難い御言葉をお伝え致します、耳の穴をかっぽじってよく聞けや!4、


「魔王バスタードだ、俺の世界によく来たな、歓迎しよう、俺のスキルは『複製(コピー)+1(・オーバーロード)』だ、暇だったから、たくさん女神を作り過ぎてしまった、この世界を存分に楽しんでくれ、もし、俺のところまで辿り着けたら、その時は相手をしてやろう」


…以上です3、(わたくし)といたしましてはあの糞ムカつく私の大元を是非ぶん殴って欲しいところですね2、魔王様より証拠を残すなと言付かっております1、ご静聴ありがとうございました0」


ドゴォォーン(自爆)


「ゴッデス・シールド!」


「やると思ったよ、ちきしょー! だがしかーし、神界で金の力を使って、神ノ衣+1に強化してきた私の防御力は無敵だ!」


「その程度で天狗になるとはやはりバカだな」


「むきぃいいいー!」


「それにしても、女神を爆弾として使ってくるとはな、女神が使い捨ての道具だということをよく知ってやがる、敵ながら天晴れだ」


「私としてはあんた以外にもそんな考えしてるやつがいることにビックリしてるけどね…」



「ところで、その女神の複製はどれぐらいいるんだ?」


「…22万4635体よ」


「ほっといたら、増えてしまったわけだな…、まるでGだな、女神イズG」


「やめろぉおおー! あんたが大丈夫でもログに残るんだよ、私監査されたばっかりなんだからね!」


「お前の事情など知らん、Gカップが!」


「はぁあああー! なんで知ってのよ! いつ調べた? もしやっ、泥酔してる時っ! …揉んだの?」


「顔を赤らめるな、気持ち悪りぃ、この世界に来る前、お前の長~いおめかし中にお前ご執心の査察官様がお前のファイル(取扱説明書)をくれたぞ」


「うん、あいつ殺す!」



最後の勇者と女神様は歩いて中央前線基地へと辿り着いた。


「「女神 イズ エネミー! 女神 イズ キルユー!」」


「ここでは、お前は女神だと名乗らない方が良さそうだな…」


「…そうね、私はタティチ! 作ってて良かったー、セキャンドキャラ!」



前線地だけあって、負傷者もたくさんいるようだ…


「ほら、お前も行ってこい、回復術師、顔を売るチャンスだぞ」


「きゃいん! ケツを叩くな、ケツを! セクハラだぞ!」



「…新入隊ご希望の方達ですね、先程は負傷者への救護ありがとうござました、それでは、現在の敵や情勢などを軽く説明させていただきますね…」



合体超巨大女神神(めがみがみ)・・・女神が数多(あまた)合体して、生まれた超生物です、大陸東部にて最近まで竜と交戦状態にありましが、現在は小康状態です、普段はエネルギーを抑える為に完全休眠しており、敵を感知すると迎撃を行ないます、何でも食べます。



女神+5・・・魔王より5つのスキルを追加された複製の複製の複製の複製の複製の女神です、最終型であり、知能が低い分、高火力です、二つ名は『ジェノサイド』、現在は大陸北部を滑空中です。



大魔法使い女神・・・女神を対価に極大魔法を連発してくる魔女です、たくさんの女神をストック(在庫品)として持っていますので、不用意に近づくと危険です、現在は大陸南部の砂漠地帯にオアシスを造り、国を興しました。



騎士王女神・・・大陸西部に女神王国を興しました。現在この世界で一番栄えている国で、多くの女神達が住んでいます、女神達の顔は同じですが、性格は異なるので、結婚に夢を抱いたあぶれた男達がたくさん移住し、一気に大国へとのし上がりました、どうやら、女神達の子供の顔は皆それぞれ違うようです。



「…なるほど、全然分からん、とんでもない世界に来てしまったな、俺の最終脳でも理解が追い付かない」


「これら四女神を倒す、もしくは鍵の奪取が現在の目標です、鍵というのは魔王が使者を送ってきた際に使った言い回しで本当に鍵なのかどうかはよく分かっていません」


「一つ質問をいいか、女神への感情に国ごとに差があるようだが…」


「…鋭いですね、味方は味方、敵も味方です、戦いを最終手段として現在はたくさんの解決策を模索中です、国として安定してくれれば、国際交渉という手札も使えます」


「…続けてくれ」


「我々の最終目標は天への階段(材質:女神+2)を登り、魔王を倒すことです、どうも魔王は天上へ行けば、この世界から別の世界へ行けると考えているようで今もなお階段が建造中で…」


「そこです!」


「ぶぎゃ」


天上に張り付いていた諜報(スパイ)女神が床に落ちる。


「その優秀そうなやつは誰なんだ? 俺も出来るなら、トレードしたいんだが?」


「メイド女神です、この青のチョーカーを付けている()鹵獲(ろかく)された後改修されているので安全です」


「ねぇ、ハニー(愛しの人)♪」「はい、ダーリン(愛しの人)♪」


「…うぜぇ」


「ねぇ、トレードなんてしないよね? ね? 私、今回も頑張るからぁーー! ちょっとー、何か返しなさいよー」


「うぜぇ!」



「…そうですね、これも停めておきましょうか、もし間違って女神(もど)きがこの神界に足を踏み入れたら大変なことになりますからね…、さぁ、別の世界を見に行きましょうか、あなた♪」


A級世界からの帰還(ログアウト)が不可能になりました…


To Be Continued… → The Second story?

一旦完結です。本来は12話までだったのですが、書いてしまったから、しょうがない。最終回はネタが盛りだくさん。


お読みくださりありがとうございます。

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