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えっ?吾が輩に何か?  作者: パンダ玉子
第一章 旅立ちの冒険者
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新人 冒険者ギルドとは

1日目は説明回だから長いなー


交流そして勉強会


魔王さん 空気だな






 ポッツとカインの前に来た俺は話しかける。


「なぁ2人共、男同士ちょっと話そうぜ」


 2人に了承を貰い話し始める。



「さっきポッツは魔道具師になりたいって言ってたけど、どんな職業なんだ?」


 素朴な疑問を尋ねてみた。


「魔道具って言われて君たちは何を思い浮かべる?」


 逆に聞き返されてしまった。 こいつ、めんどくさい奴だな。


「僕は魔道コンロかな?」

「俺はあんまり見たこと無いけど、魔道カンテラとかか?」


 カインと俺は各々思いついた物を言う。


「そうだね。 そういう物を想像するよね。 簡単に言ってしまえば、それを整備したり、開発研究をする仕事なんだけど······僕が惹かれたのはね」


 ポッツはポケットをガサゴソと探り、金属製品を取り出す。


「この魔道時計なんだ。 時を知らせる鐘がなるけど、あれって各街にあるデカイ魔道時計が基準となっているんだ。 初めて見たときにさ歯車がいっぱいあって動いていて、何だろう、こう、無限の可能性のように感じたんだ」


 嬉しそうに話し始めた。


「最近では魔道車や魔道列車っていう馬や動物を使わない乗り物が商業国家で運用されてるらしいんだよ」


 そういえば、こいつしれっと時計出したけど高価なものじゃないのか?


「へぇ~、凄いね。 もしかして魔剣とかも作れるのかな?」


 とカインが言うと


「魔剣は魔道具じゃないんだよ。 魔道具は術式が組み込まれているもので、魔剣は能力が付与されている物や魂が封印された物らしいよ」

「ほう、それじゃ魔道具の武器はないのかよ」

「有るには有るらしいんだけど、さすがに情報は来ないんだよね」

「そういうのはロマンだな」

「あっ、そういえば宿屋の魔道コンロとかって魔王さんからの貰い物なんだけど、持ってるかもしれないね」

「何だって!?」


とカインの言葉に反応するポッツ


「いや、それで言えば魔王なんだから魔剣も持ってそうだよな」


見せて貰えないかな? と考えているとドアがガチャっと開き、ラニーが戻ってきた。


「はい、皆さん。 そろそろ始めたいと思うので席に着いてくださいね。 魔王さんはどうされますか?」


ラニーが顔を向け魔王に尋ねると


「そうじゃなぁ、ちと午後の準備をしに外に出ていようと思うのじゃ」


 と言って部屋から出ていった。


「まぁ、後で聞いてみようか?」

「そうだな」




 話を終え、席に戻る。 ん? サラがメイサ側にずれてるな。 仲良くなったようで良かった。




「では、勉強会を始めるわね。 最初はギルドについての説明からよ。 結構重要な事を言うと思うからノートにメモしてね」



 まだ始まっていないけど、寝てしまいそうな気がするな。



「誰か冒険者ギルドとは何か分かるかしら?」

「ハンターが所属するギルドじゃないの?」


 カインが発言する。まんまじゃねぇか!!


「そうね。その通りなんだけど、元々ハンターというのは狩人組合ハンターズユニオン時代の呼び名なのよ」


 ラニーは黒板に文字を書きながら説明を続ける。


「この狩人組合は街ごとにハンター達が動物を狩る仕事をしていたの。 そのハンター達の強さはまちまちで、強い魔物が出るようになると。対処が街だけではできなくなっしまったのよ。

 そこで組合は国に相談して状況を改善して貰おうとしたの。 最初は国も騎士団の派遣などをしていたのだけれど、色々な問題が起こって結果が思わしくなかった。 それで国は強いハンターのいる街へ協力を仰いだの。 それを切っ掛けにハンターが国内外問わず、魔物狩りや護衛に乗り出すことになったわけよ」


 黒板には王国という文字から線が何個かの組合に伸びた図が書かれる。 そこから更に帝国、神聖国、魔道国が足される。


「国同士の依頼が来るようになるといざこざが起きるようになりました。 主な例として、神聖国は魔族立ち入り禁止となっていたり、地域毎に色んな制約があったり、強いハンターの抱え込み等ね。 そんな感じで問題があってハンター達は混乱しました。 そして国のトップ達は会合をして、どうするべきか話し合いました」


 一旦、黒板に書かれた組合を消し商業国家と書き、丸で囲む。


「そして中立国である商業国家が間を取りなす形で冒険者ギルドを設立します。 これがだいたい60年ほど前のお話ね。 ギルド総本部も商業国家にあるわよ」


 と言って、チョークを置く。


「まぁ、色々言ったけどまとめると冒険者は旅するハンターさんね。 そして冒険者ギルドとは依頼者とハンターさん、国と国を繋ぐ仲介役ってことね」


ラニーは大分簡単にまとめた。 皆、へーと相づちを打つ。



「じゃあ次はギルド規約の説明をしていくわね」


 と言ってプリントを配ってくる。 目を通すとギルド規約と書いてあり、ずらっと文字が羅列してある。

 ヤバい、文字見ると目蓋が重くなってくるぜ。



「1つ目は、ハンターとは冒険者ギルドに登録している者である。 これは当たり前の事だけど、設立当初は組合からの切り替わりで曖昧だったのよ。 ハンターだと偽って国外へ逃げる犯罪者もいたらしいわよ」


 当たり前だけど大事なことだよな。



「2つ目は、登録の際に遺書を書くことね。 さっきも言ったけどハンターは危険な仕事って自覚を持つためね。 死ぬ覚悟ではないわよ。 それだけは理解してね」


 死ぬためにハンターになりたいやつなんていないだろう。 ぼーっと紙を見つめていると説明が進む。



「3つ目ね。 冒険者ギルド登録証について、講習が終わった後に渡されるものね。 これはランクを示すものであり身分証明書でもあるから失くさないようにね。 失くした場合、再発行は出来るけど結構な手数料と面倒な手続きの上に時間が掛かるわよ」


 だんだんラニーの声が子守唄のように感じてきた。



「次はランクについてね。 まず新人はGランクから始まり、一流と呼ばれるのはAランク、一番上はSランクがあります。依頼を受けて達成すると評価によってポイントがたまっ



──


 身を揺すられる。


「······きて、······起きて」


 サラの声が聞こえ、だんだん目が冴えてくる。 ヤバい寝てしまってた。


「やっと起きた。 もう規約の説明、終わったよ」


 ラニーの方を見ると少し困った顔をしている。


「まぁ、いつも新人講習では寝てしまう人はいるから大丈夫よ。 それにあなただけでは無いしね」


 と目線が切り替わり、横を見るとメイサもサラに体を揺らされていた。 ビクッとメイサが目を開ける。


「長々と説明したけど、今日の最後に冒険者の心得って冊子を皆に配るから何か困ったら読むといいわ」


 軽く微笑んでいる。 が、その目は笑ってはいない。


「次は冊子に書いていない。 お国事情を話すつもりだけど、その前に休憩を入れましょう。 二人とも顔を洗って来なさい」

「了解っす!」 「はーい」

「私も少し外で風に当たってくるわ」


 とラニーが先に部屋を出ていった。



 メイサと俺だけが寝落ちたのか、3人はよく起きてられたな。 素直にすげぇわ。


「そんじゃ、顔洗いに行ってくるぜ」


 とサラに言い放ち、もう一言。


「水場ってどこにあるんだ?」

「······知らない」


サラは首を横に振る。


「私が知ってるの。 一緒に行くの!」

「おう、よろしく頼むぜ!」


 メイサが知っているようなのでついていく事にした。


「待って、私も行く」

「あ、僕も昨日の夜に本を読み過ぎて眠気がギリギリだからついていくよ」

「僕だけ残るのは嫌だから、僕も行くよ」


 結局、皆で行くことになった。










魔王さんは去っていった。



メイサを筆頭にパーティープレイだな

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