チョコモナカって、すげーよな
アホな大学生のアホな日常
「へい、友よ」
「どうした?」
「チョコモナカってすげーよな」
とある昼下がり、ある大学の食堂の一角でアホな男子が2人いた。仮に、男子A、男子Bとする。
「詳しく聞こうか」
友と呼ばれた男子Bはまるで、ヱ○ァン○リヲ○の司令のようなポーズをとる。
「いやー、俺はチョコモナカは素晴らしいアイスだと思うだよ」
「その訳は?」
男子Aは「ふふふ」と笑い、芳ばしいポーズをとる。
「その答えは!」
「その答えは?」
「アイスがモナカに挟まれてるからだぁあ!」
「ナ、ナンダッテー」
……………………(テンテンテン)
「いや、そりゃ当たり前だろ。チョコモナカなんだから」
「そう!チョコ!モナカ!なんだぜ」
「何故チョコモナカに拘るのか、ソレガワカラナイ」
「やれやれ、そんなことも分からないのか」
男子Aのあからさまに馬鹿にするような態度に男子Bはイラッとする。
「じゃあ、詳しく教えろよ」
「当たり前だよなぁ? じゃあまずチョコモナカはモナカに挟まれている」
「おう」
「モナカに挟まれているから簡単には手は汚れない」
「おう」
「しかもモナカによって中のアイスに熱が簡単に伝わるのを防いでいる」
「おう」
「更に片手で食べることができる」
「おう」
「更に更にはどこを食べてもアイスがある。まさに最後までアイスがたっぷり」
「おう」
「つまりは! チョコモナカを移動しながら! 更には自転車を漕ぎながら食すことができるのだ!」
男子Aは高らかと宣言した。男子Bはそんな男子Aを馬鹿を見るような、いや、可愛そうで残念な人を見るような目で見る。
「? どうした友よ? この俺のパーペキな理論にひれ伏したか?」
「いや、な…それクーリッシュでも良くね?」
「あ」
ぴゅーと、微妙な空気が2人の間に吹く。
ちゃんちゃん(終)