八十七日目のステータス
遅れました。
今日は87日目です。
今日の天候は晴天。
魔の森での探索を終え、荷運び役の方々の護衛を行いながら街へと帰還した。
荷運び役の行列を見ようと集まった人達が大盛り上がりでまるでパレードみたいだ。ギルドに辿り着くとこんなにも居たのかという数の職員たちが魔物の査定を行っていく。
その中の一人で私の魔物を持っている人に近付いてアイシアが声をかける。
「ちょっと良いですか?」
「あぁ?嬢ちゃん、今はお得意さんの依頼中だから後にしてくれ。悪いな。」
「あぁ、えっとその魔物倒したの私なんですよ。」
「冗談、じゃねえんだよな?嬢ちゃん、すげえんだな。んでなんか要望でもあるのか?」
お得意さんが貴族の子息なだけあって、アイシアの言葉を簡単に信じてくれて助かる。
持って帰ってきていた猫の怪物の尻尾を見せた。
「この魔物を知ってますか?魔の森で見かけた猫みたいな見た目のくせになんでも噛み砕けるくらいの尻尾型の口を持った怪物だったんですけど……」
「発達した筋肉に、鋭い生え揃った歯、しかも、しっかり根元は尻尾みてえな見た目してやがらあ。こいつはもしかすると魔物じゃなくて魔族だったのかもしれねえな。」
魔族。
魔物と魔族の違いが分からず不思議そうにしているとおじさんは説明してくれた。
「魔族ってえのは元々別の種族だったのが変異して魔物になった奴らの事だ。知性が元の生物を受け継ぐので賢い魔族が多く、成長率が高い特徴がある。こいつは猫が魔族化して奇襲に特化して成長したんだろうな。」
「そうですか。元は猫だったんですか……」
アイシアはショックを受けているようだった。俺を知っているから、猫とも仲良くなれたとでも思っているのだろうか。
それからユリアちゃん達と食事をした。
そこであの怪物が魔族化した猫だったと伝えるとユリアちゃんも辛そうな表情をしていた。
その後は食事と会話を続けた。行きは街からだったが帰りは王都までの護衛なので明日からもあるので早めに解散して休息した。
俺は【ステータス】を確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:杖、魔族【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:筋トレ欲求【小】、強欲の眷属、
筋肉の限界を超えし者、名工に鍛えられし杖、
憤怒の眷属
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体力:0/0
魔力:500/650
筋力:321
知力:2
視力:2
聴力:2
運気:10
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恩恵:【ステータス】
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技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<大>】、【念力】、
【怒りの一撃】、【威力増幅<大>】、
【並行射撃<1>】、【対魔】、
【硬化】、【念話】、
【筋力三倍】、【限界突破】、
【気絶耐性<特>】、【欲求変換】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:16
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状態:健康、精霊との友好
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体力:10/10
魔力:155+500/155
筋力:6
知力:50
視力:10
聴力:50
運気:50
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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】
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技能:【火<大>】、【水<特>】、
【風<小>】、【土<小>】、
【精霊視】、【魔力消費減<大>】
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お読み頂きありがとうございました。




