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八十五日目のステータス

遅れてすみません。

今日は85日目です。

 本日の天候は晴天。


「わぁ!!すごいわ!本当に強いのね。」


 金髪碧眼縦ロールお嬢様こと、ユリアちゃんが子供のように無邪気な反応を見せる。

 倒しているのは雑魚だが、倒した数はこれで50体を超える。何故こんなに倒すことになったかと言うと、ユリアちゃんが街まで来る際に同じ卒業試験者達に約束を取り付けていたのだとか。

 なんでも、街まで護衛してやる代わりに街からはユリアちゃんの馬車が先頭で走れという約束らしい。


【俺たちが居なかったら諦めてたって考えると助けられて良かったなぁ。】


「そうだね。縦ロールうんぬんは抜きにしても良い依頼者だから助けてあげたいね。」


 50体を倒しながらも割と余裕に話たり出来る。回復量が多く消費軽減も効いているのでほとんど魔力は減っていない。

 強くなったのだなぁとしみじみと思う。


 その後も適当に魔物を倒して100体は超えたかなぁという頃には魔の森直前の野営地ポイントに辿り着いていた。魔の森に向けての前哨戦としては良い運動になったなぐらいに思っていたのだが、どうやら間に合わせの冒険者と思われていたようで驚かれている。

 周りの馬車から何人も押し寄せて階級や実績などアイシアが質問責めにされていたが、ユリアちゃんが助けてくれた。

 野営の準備はイザベラさんがしてくれた。本当の意味での世話役なだけあって野営とは思えない充実さでアイシアはこんな野営は初めてだと喜んでいた。


「ふふっ、実はイザベラがこんなにも優秀だから他の世話役が嫌なのよ。」


「もう、ユリアお嬢様ったら。勿体無いお言葉ありがとうございます。」


 彼女達もそんなアイシアに気さくに接してくれていた。和みながらも時間は過ぎ、アイシア達は眠りについた。俺は一人で夜通し周りを警戒だ。暇だが魔力を使い過ぎるのも良くないので今日は筋トレはしない。どこでもやってしまうのは卒業したのだ。

 夜はどんどん更けていく。


 俺は【ステータス】を確認した。


ステータス

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名前:ボンちゃん

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種族:杖、魔族【異邦人】

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性別:男

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年齢:16

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状態:強欲の眷属、筋肉の限界を超えし者、

名工に鍛えられし杖、憤怒の眷属

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体力:0/0

魔力:600/620

筋力:300

知力:2

視力:2

聴力:2

運気:10

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恩恵:【ステータス】

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技能:【不死】、【魔力供給】、

【魔力自然回復<大>】、【念力】、

【怒りの一撃】、【威力増幅<大>】、

【並行射撃<1>】、【対魔】、

【硬化】、【念話】、

【筋力三倍】、【限界突破】、

【気絶耐性<特>】、【欲求変換】

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名前:アイシア・ボーンヘッジ

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種族:人族

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性別:女

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年齢:16

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状態:健康、精霊との友好

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体力:10/10

魔力:152+600/152

筋力:6

知力:50

視力:10

聴力:50

運気:50

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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】

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技能:【火<大>】、【水<特>】、

【風<小>】、【土<小>】、

【精霊視】、【魔力消費減<大>】

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お読み頂きありがとうございました。

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