八十一日目のステータス
71にちめと八十一日目は同じ日です。
本日の天候は晴天。
盗賊とのやり取りを終えた時にはすっかり朝だった。朝食を食べて再び馬車を歩かせた。
それ以降の行程は何事もなく終わった。閉門前に街に辿り着き、商人の娘さんと別れた。
そうそう、俺は正常な思考に戻っていた。筋トレを無限に繰り返していると
【もっと筋肉が欲しいか?】
という天の声が聞こえ、その問いに
【筋肉!!】
と答えると筋トレ欲求が爆発して全て筋力に変換された。
そして強欲の眷属の状態が追加されていた。
これが事の顛末だ。
俺はすっかりまともになり、筋力が上がった。けれど、何か釈然としない。
「どうかしたの、ボンちゃん?」
【あぁ、いやなんでもない。】
そう、なんでもないのだ。あれだけいかれていたのに何もないのが不思議で仕方ない。まあ気にしていても仕方ないかと宿に入っていくアイシアの様子を見る。
少し疲れているようだ。強大な魔法でも使ったんだろう。アイシアはすぐに夕食を取ると汗だけ拭いてすぐに寝てしまった。
俺は【ステータス】を確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:杖、魔族【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:強欲の眷属、筋肉の限界を超えし者、
名工に鍛えられし杖、憤怒の眷属
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体力:0/0
魔力:300/600
筋力:300
知力:2
視力:2
聴力:2
運気:10
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恩恵:【ステータス】
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技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<大>】、【念力】、
【怒りの一撃】、【威力増幅<大>】、
【並行射撃<1>】、【対魔】、
【硬化】、【念話】、
【筋力三倍】、【限界突破】、
【気絶耐性<特>】、【欲求変換】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:16
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状態:疲労【中】、精霊との友好
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体力:8/10
魔力:50+300/150
筋力:6
知力:50
視力:10
聴力:50
運気:50
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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】
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技能:【火<大>】、【水<特>】、
【風<小>】、【土<小>】、
【精霊視】、【魔力消費減<大>】
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お読み頂きありがとうございました。




