七十四日目のステータス
本日は74日目です。3日ぶりの0時投稿です。
本日の天候は晴天。
今日は祭の2日目である。出店や曲芸師による芸出し、騎士の演武など様々な取り組みが行われていた。俺たちはあっちへこっちへとお上りさんな様子を隠しもせず祭を楽しんでいた。
【そもそも、これって何の祭なんだ?】
「毎年開催される建国祭だよ!3日間続くこの国で一番の祭……ってこんな説明初めてしたかも。無限草原に転移した遠い国の人って話は本当なんだなぁって、今更実感しちゃった。」
遠い国、たしかにとても遠い国だ。
俺の生い立ちがこんな事で実感されるとは余程建国祭はこの国では重要なことなのだろう。正月を知らないみたいなものかと考えると無知だと思われるのも納得だ。
「あっ、出てきちゃダメだよ。」
アイシアが空気を掴んで独りごちる。
どうにも精霊たちの中から物好きな精霊がアイシアについてきてしまったようだ。これでアイシアは杖に語りかける少女から杖と虚空に語りかける少女になってしまったわけだ。
祭は夜まで行われ、一人と二つの生命の珍妙な俺たちは祭を楽しんだ。
俺は【ステータス】を確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:杖、魔族【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:名工に鍛えられし杖、憤怒の眷属
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体力:0/0
魔力:500/500
筋力:22
知力:2
視力:2
聴力:2
運気:10
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恩恵:【ステータス】
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技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<中>】、【念力】、
【怒りの一撃】、【威力増幅<中>】、
【並行射撃<1>】、【対魔】、
【硬化】、【念話】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:16
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状態:健康、精霊との友好
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体力:10/10
魔力:150+500/150
筋力:6
知力:50
視力:10
聴力:50
運気:50
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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】
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技能:【火<大>】、【水<大>】、
【風<小>】、【土<小>】、
【精霊視】、【魔力消費減<大>】
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名前:名無し
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種族:精霊族
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性別:無し
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年齢:0
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状態:人族との友好
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体力:0/0
魔力:0/0
筋力:0
知力:0
視力:0
聴力:0
運気:0
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恩恵:【自然干渉】、【存在固定】、
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技能:【火<極>】、【水<極>】、
【風<極>】、【土<極>】
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お読み頂きありがとうございました。




