四十二日目のステータス
本日の天候は晴天。
「火力・継戦力共にAランク相当である。ただし知識はDランク止まりであるので暫定としてアイシア・ボーンヘッジをCランク昇格とする。ただし、これから貴方にはBランク相当の知識を身に付けて貰いBランク昇格を目指してもらいます。」
ギルドに着いてギルド長から受けた結果報告がこれだ。まあ妥当な結果だろう。知識の無い力だけのものが上にいる事ほど怖いものはない。けれど、力のあるものが下に居続けるのも困り者だろう。
「知識を身につけるってお勉強でもするの?」
「それでも良いが、ダンジョン探索と護衛任務、この2つを実際に体験して知識を身につけて貰おう。」
アイシアは露骨にめんどくさそうな顔をした。しばらく特訓のためにヴァルキュリアのパーティから離れていたのにまた離れる事になりそうだからだろう。ヴァルキュリアの面々はそんなアイシアを慰めて後押ししてあげているようだった。夜はアイシアの昇格祝いだった。
俺は【ステータス】を確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:杖、魔族【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:上級杖、憤怒の眷属
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体力:0/0
魔力:350/350
筋力:2
知力:2
視力:2
聴力:2
運気:10
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恩恵:【ステータス】
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技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<中>】、【念力】、
【怒りの一撃】、【威力増幅<小>】、
【並行射撃<1>】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:16
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状態:健康
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体力:10/10
魔力:38+350/38
筋力:5
知力:20
視力:3.0
聴力:20
運気:50
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恩恵:【魔法技能】
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技能:【火<中>】、【水<中>】、
【魔力消費減<中>】
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お読み頂きありがとうございました。(そんな珍しい人がいらっしゃれば本当にありがたいばかりです。)




