二百八十二日目のステータス
今日は282日目です。
今日の天候は不明。
いや、天候どころか何もかもが不明。
五感すべてが機能しない。
アイシアたちの存在も感知できない。
俺たちが次に訪れた空間はそんな空間だった。
本当に俺たちなのだろうか。
俺は俺だけを認識できる。他の誰がここに居ても俺には認識できない。
この空間は何も無い。
暗闇さえ存在しない。暗闇の中に何かいるかもしれないといった恐怖もない。
思考だけが残り、後は空っぽだ。
誰かいるか、そう【念話】を使おうとしたが使えなかった。己の身体だけで世界が収束しているのだ。この空間は自分一人分きっかりで終了しており、それ以外に余白はない。
いや、本当にこれは昨日までのような空間なのかそれさえ疑問に思ってしまう。死んで魂だけになったのではないかと疑ってしまう。
それがどうにも真実に思えて恐ろしい。
比喩ではなく本当に手も足も出ない。
どれほど無為な時間を過ごしたか分からないが、しばらく俺は一人の時間を過ごした。その後、俺はステータスを確認した。
ステータス
---------------
名前:ボンちゃん
---------------
種族:神聖杖、上位一等魔神【異邦人】
---------------
性別:男
---------------
年齢:16
---------------
状態:強欲の眷属、筋肉魔神、
鍛冶神に鍛えられし杖、憤怒の眷属、
ダンジョンの核、怠惰の眠り
---------------
体力:0/0
魔力:100000/100000
筋力:100,000
知力:6200
視力:10
聴力:10
運気:10
---------------
恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】
---------------
技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<極>】、【念力】、
【怒りの一撃】、【威力増幅<極>】、
【並行射撃<Ⅴ>】、【対魔】、
【硬化】、【念話】、
【筋肉魔神】、【限界突破】、
【気絶耐性<特>】、【欲求変換】、
【疲労無効】、【形態変化】、
【魔力二倍】、【技能貯蔵】、
【調和】、【念力の衣】、
【神聖樹の癒し】、【憤怒解放】、
【強欲解放】、【分離】、
【連鎖解放】、【世界干渉】
---------------
お立ち寄り頂きありがとうございました。




