二百八十日目のステータス
今日は280日目です。
今日の天候は血の雨。
草も木も枯れ果てた土地で草木も眠る丑三つ時、アイシアたちの寝息と心地良い雨音だけが聴こえる空間に一つの足音が聞こえてきた。それはだんだん大きくなってきた。
ザッザッザと、足音を立て血溜まりを跳ねてそれはやってきた。
【失せろ】
中で眠るアイシアたちを見捨てられない俺は動けない。【念話】で威嚇してみるが反応はない。通じているのかすらわからない。
「……ぁぁあ?……ぉあ?……ぁぁあ!!!」
【念話】が通じたはずなのにそいつは周りをきょろきょろと見回して首をひねっていた。視力も頭も悪いのかもしれない。
そして、【念話】を俺がしたことに気付くと雄叫びをあげて突進してきた。
【念力】
全力で弾き飛ばそうとした。
けれど、力で負けた。インチキでもなんでもなく力で負けた。【念力】が弾き飛ばされ俺はぶん殴られた。だが、殴られる部分だけを分厚くしてアイシアたちを守った。代わりに俺の身体は千切れ地面に叩き落とされた。
そして次がきた。
身体が弾き飛ばされ、回収する。
殴られる、弾き飛ばされる、回収する。
そいつが飽きるまでそれは続いた。
朝日と共にそいつは帰っていった。俺は消耗しきっていたがアイシアたちも完全に俺に覆われるために狭い空間で活動しているのだ。その上外には筋力値最大でも勝てない化け物がいるなんて伝えない方が良いだろう。
「……ボンちゃんどうかした?」
【いや、何もない良い夜だったよ。】
「……そっか。」
そして俺は今日も再び探索した。
俺はステータスを確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:神聖杖、上位一等魔神【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、
鍛冶神に鍛えられし杖、憤怒の眷属、
ダンジョンの核、怠惰の眠り
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体力:0/0
魔力:-20000/100000
筋力:100,000
知力:6200
視力:10
聴力:10
運気:10
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恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】
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技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<極>】、【念力】、
【怒りの一撃】、【威力増幅<極>】、
【並行射撃<Ⅴ>】、【対魔】、
【硬化】、【念話】、
【筋肉魔神】、【限界突破】、
【気絶耐性<特>】、【欲求変換】、
【疲労無効】、【形態変化】、
【魔力二倍】、【技能貯蔵】、
【調和】、【念力の衣】、
【神聖樹の癒し】、【憤怒解放】、
【強欲解放】、【分離】、
【連鎖解放】、【世界干渉】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:17
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状態:健康、精霊との友好、
継承者、魔神殺し、
怠惰の眠り
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体力:700/700
魔力:14000+0/14000
筋力:30
知力:350
視力:10
聴力:50
運気:100
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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】、
【神器継承】
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技能:【火<極>】、【水<極>】、
【風<極>】、【土<特>】、
【精霊視】、【魔力消費減<極>】、
【精霊同調】、【混乱耐性<小>】、
【威力増幅<極>】、【魔力自然回復<極>】、
【神器解放】、【純魔力】、
【連鎖解放】、【霧化】、
【対魔神】
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お読み頂きありがとうございました。




