二十七日目のステータス
本日の天候は晴天。俺はドワーフのおっさんに見られている。おっさんは大きなため息を吐いた。
「嬢ちゃん、こいつは魔が差してる。常識的に考えるなら処分した方が良いだろう。」
「ボ、ボンちゃんは私を助ける為にそうなったんです!!処分なんて絶対しません!!」
「そうかい……杖が意志を持って主人を護った、か。随分と愉快な事もあったもんだ。嫌いじゃねえがな。」
そう言っておっさんから返された俺をアイシアは大事そうに抱えた。
死んだら草原を抜け、魔族になったら主人の愛を感じるとは俺はつくづく幸せ者だな。
俺は【ステータス】を確認した。
ステータス
---------------
名前:ボンちゃん
---------------
種族:杖、魔族【異邦人】
---------------
性別:男
---------------
年齢:16
---------------
状態:上級杖、憤怒の眷属
---------------
体力:0/0
魔力:320/320
筋力:2
知力:2
視力:2
聴力:2
運気:10
---------------
恩恵:【ステータス】
---------------
技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<小>】、【念力】、
【怒りの一撃】
---------------
---------------
名前:アイシア・ボーンヘッジ
---------------
種族:人族
---------------
性別:女
---------------
年齢:16
---------------
状態:健康
---------------
体力:10/10
魔力:32+320/32
筋力:5
知力:20
視力:3.0
聴力:20
運気:50
---------------
恩恵:【魔法技能】
---------------
技能:【火<小>】、【水<小>】、
【魔力消費減<小>】
---------------




