二百六十四日目のステータス
今日は264日目です。
ダンジョン内のため今日の天候は不明。
大迷宮第八階層である場所で戦闘音が絶え間なく続いている。倒れる敵の姿にほっと一息つきたくなるが、そんな暇もなく次がやってくる。それどころか向こうは更に増え、人数を正しく利用して連携して攻撃を仕掛けてくる。
彼らは魔人だ。精霊たちが容易く屠った第七階層のボスであった魔人よりも二段は落ちる強さだ。けれど、今のレオンたちには一対一でなんとか戦える相手だ。それが連携をとって襲ってくるのだからこちらは防戦一方になってしまう。
アイシアが精霊から借りた力で属性魔法を行使できること、俺が回復魔法を使えることでなんとか一体を倒して連携を崩せているが、それもいつまで保つか分からない。
「籠城する、こちらに固まってくれ。」
ルシフェルがエドガーに守られながら何か用意をしていた。アイシアは判断に迷ったようだが、迷いなく進むレオンの姿や現状他に選択肢がなさそうなことからルシフェルの元へと向かった。
【闇よ、我らを覆い尽くせ】
最後に聞こえたルシフェルの呪文と共に黒いベールが俺たちを覆った。そして、魔人たちは俺たちを見失うのだった。
「これはどういう魔法なの?」
「隠遁の魔法だ。第八階層から僕たちは一時消えている。」
「でも、そんなのばれて終わりじゃないの?それに手当たり次第に攻撃されてもダメなんじゃ?」
「隠蔽の魔法ではないのでな、本当に消えているのだよ。」
アイシアの疑問にルシフェルは誇らしそうに答えた。隠蔽ではなく隠遁、その場に隠れたのではなく引っ込んで隠れ住んだのだろう。何とも便利そうな力だ。
俺たちはルシフェルの闇の中で体力、魔力を回復させるのだった。
俺はステータスを確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:神聖杖、上位一等魔神【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、
鍛冶神に鍛えられし杖、憤怒の眷属、
ダンジョンの核
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体力:0/0
魔力:50/100【制限】
筋力:100【制限】
知力:100【制限】
視力:10
聴力:10
運気:10
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恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】
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技能:【不死】、【怒りの一撃】、
【欲求変換】、【神聖樹の癒し】
【連鎖解放【制限】】、【世界干渉【制限】】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:17
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状態:疲労【中】、精霊との友好、
継承者
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体力:80/100【制限】
魔力:50/100【制限】
筋力:6
知力:100
視力:10
聴力:50
運気:100
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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】、
【神器継承】
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技能:【純魔力】、【連鎖解放【制限】】、
【火<精霊>】、【氷<精霊>】、
【雷<精霊>】、【風<精霊>】、
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お読み頂きありがとうございました。




