二百六十二日目のステータス
遅くなり申し訳ございません。
昨日は262日目です。
ブクマなどありがとうございます。また、いつもお読み頂きありがとうございます。
ダンジョン内のため今日の天候は不明。
六階層は悪魔たちの階層だった。プチデビルやグレムリンのような魔物かと思えばボスであるデーモンが普通に出てきた。
階層を増したからかだんだんと階層の敵が強くなってきた。だが、レオンのおかげで六階層は順調に進みボス部屋まで辿り着いた。
ボス部屋には燃え盛る炎がいた。
「炎?」
「……あれは火の精霊だ。精霊なんて出てきやがるのか。」
エドガーがいうにはボスは精霊様のようだ。迷宮にも精霊なんて高尚な存在がいるのかと驚いた。
燃え盛る炎がこちらを見定めるようにゆらゆらと揺らめいている。
「精霊って弱点とかあるのか?」
レオンが疑問を口にしたが最もだ。炎なんてどうやって相手にすればいいのだろうか。
「今回は私が相手をするよ。」
尋ねるレオンにルシフェルが返事の代わりに代案を出した。自信がありそうな様子にレオンもルシフェルに任せることにした。
ルシフェルは精霊と対峙した。そんなルシフェルの周囲には黒い影が現れてルシフェルの輪郭をぼかしていた。
「ルシフェル?」
頼りなさげに心配するレオンの声。
けれどその声はルシフェルに届かない。
ルシフェルは既に戦闘モードに入っているようだ。
輪郭が曖昧になって、影が濃くなっていく。
そして影が濃くなると存在そのものが影になったかのように闇がルシフェルを覆う。その時点でやっと炎の精霊はルシフェルを警戒したのか、ルシフェルへと襲いかかってきた。
だが、もう既に遅かったようだ。ルシフェルは準備を終えていたようだ。
影は炎を飲み込み、その存在を認めない。
炎は魂ごと燃え尽き、なにもかもが燃え尽きた燃えかすとなって、そして真っ白な灰になって風に乗って溶けて消えた。
「ふぅ、終わりましたか。」
気付けばルシフェルが元に戻っていた。影はそのなりを潜め、ただの影へと戻っていた。だが、消耗が激しかったのかルシフェルは地面に膝をついていた。
次の階層で自由に休めるかも分からなかったのでボス部屋で休むこととなった。これ以降は未知の領域である。
俺はステータスを確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:神聖杖、上位一等魔神【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、
鍛冶神に鍛えられし杖、憤怒の眷属、
ダンジョンの核
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体力:0/0
魔力:60/100【制限】
筋力:100【制限】
知力:100【制限】
視力:10
聴力:10
運気:10
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恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】
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技能:【不死】、【怒りの一撃】、
【欲求変換】、【神聖樹の癒し】
【連鎖解放【制限】】、【世界干渉【制限】】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:17
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状態:疲労【小】、精霊との友好、
継承者
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体力:100/100【制限】
魔力:60/100【制限】
筋力:6
知力:100
視力:10
聴力:50
運気:100
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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】、
【神器継承】
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技能:【純魔力】、【連鎖解放【制限】】
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お読み頂きありがとうございました。




