二百五十五日目のステータス
今日は255日目です。
今日の天候は雨天。
昨日持ち帰った内容について俺たちの国の決定を聞くためにアイリンに集められた。まだアイシアとレオンしかいないようだ。
「これで揃ったわね。」
「ちょっと待ってください!僕ら二人だけですか?他の皆は?」
「彼らには既に伝えているわ。貴方たち2人には頼みがあったから別で集めたのよ。」
レオンの疑問に対してアイリンがすらすらと答えた。アイシアとレオンというとルシフェルが対等に見なした二人か。もしや彼と戦えとでも言うのだろうか?
「まず、決定事項から話すわね。まず、無限平原の割譲は却下されたわ。無限平原は我が国を横断するように伸びている。それを敵国に譲るということは敵国が侵略しようとすれば容易に侵略できる下地を許すということよ。だから却下されたの。」
なるほど、まあ分からないでもない。
アイシアやレオンも神妙な顔で頷いている。
「それでね、ここからが本題なんだけど貴方たちは南北の国が何故飢餓に苦しんでいるか知っている?」
アイシアは首を左右に振ったが、レオンは大迷宮のせいですよね?と答えを告げた。
「そう、正解よ。南北で二つではなく南北合わせて一つの大迷宮があるの。随分昔に解明された事実なのだけれど南北の大迷宮は内部で繋がっていて同じものなの。そして、その大迷宮は南北の土地から百年に一度、十年間ほど栄養を奪い取ってしまうの。今回同じことが起こって南北では作物の栽培が厳しく餓死者が多いのよ。」
「なるほど、十年間ともなると大規模に支援するのも厳しいんですね。」
「そうなの、三ヶ国分の食料を我が国だけで賄いきれない。それは無限平原の食料を含めても変わらない。今回、貴方たちにお願いしたいのは大迷宮の制覇よ。」
大迷宮の制覇、それは迷宮の制覇とは違うのだろう。ただの迷宮の制覇と変わらないなら俺たちにこだわらずS級がいれば制覇できるだろう。
俺たちに頼むということは、ルシフェルレベルの力が必要ということだろう。
「僕とアイシアだけなのですか?」
「S級といえど命の危険がある以上、少数精鋭で挑むべきだわ。会談に来た三人と貴方たち2人で大迷宮を制覇してもらいたいの。」
アイリンは頭を下げて頼みこんできた。アイシアもレオンも挑戦してみるが勝ち目のない戦いはしないと告げると、その要望はもちろんだとアイリンに承認された。明日ルシフェルにこの提案をし、明日以降で大迷宮に挑むことになった。
俺はステータスを確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:神聖杖、上位一等魔神【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、
鍛冶神に鍛えられし杖、憤怒の眷属、
ダンジョンの核
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体力:0/0
魔力:100000/100000
筋力:100,000
知力:5000
視力:10
聴力:10
運気:10
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恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】
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技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<極>】、【念力】、
【怒りの一撃】、【威力増幅<極>】、
【並行射撃<Ⅴ>】、【対魔】、
【硬化】、【念話】、
【筋肉魔神】、【限界突破】、
【気絶耐性<特>】、【欲求変換】、
【疲労無効】、【形態変化】、
【魔力二倍】、【技能貯蔵】、
【調和】、【念力の衣】、
【神聖樹の癒し】、【憤怒解放】、
【強欲解放】、【分離】、
【連鎖解放】、【世界干渉】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:17
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状態:健康、精霊との友好、
継承者
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体力:400/400
魔力:8000+100000/8000
筋力:6
知力:100
視力:10
聴力:50
運気:100
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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】、
【神器継承】
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技能:【火<極>】、【水<極>】、
【風<特>】、【土<大>】、
【精霊視】、【魔力消費減<極>】、
【精霊同調】、【混乱耐性<小>】、
【威力増幅<極>】、【魔力自然回復<極>】、
【神器解放】、【純魔力】、
【連鎖解放】
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お読み頂きありがとうございました。




