百八十四日目のステータス
今日は184日目です。
今日の天候は晴天。
ドリムさんは暫くここに残らねばならないようで、帰りの護衛はまた別の機会にマッソーさんに頼むそうだ。その為、アイシアとマッソーさんはこの街から早速出ていくことにした。馬車はドリムさんが手配してくれていた。
良いところもたくさんあるのだろうが冒険者にはどうにも息苦しい街だ。
来た時に通った門とは少し離れた場所にある門から街の外へ出ると外壁越しにぐるりと回っていく。王都に帰るには出る門が反対だったようだ。
そうして来た時に通った門の前まで行くと何やら騒がしい。
「俺はC級冒険者様だぞ!!なんで中に入れねえんだよ!」
「貴様の品性がこの街に相応しくないからだ。お引き取り願おうか。」
暴れる冒険者の攻撃はC級というだけあってオーク程度なら一人で倒せそうなものだった。けれど、目の前の騎士はオーク程度と比べるのも烏滸がましい実力の持ち主のようだ。
舞うようにかわすと抜剣することもなく拳の一振りで男を吹き飛ばし昏倒させた。騎士服には汚れらしい汚れは見えず、冒険者を殴りつけた手をハンカチで丁寧に拭くと男に向けてハンカチを棄てた。
「危ない!!」
アイシアが声を上げていた。気絶していると思われていた男はまだ意識を失っておらず倒れたまま細長い針を投げた。後ろを向いていた騎士はアイシアの声で寸前にかわすことに成功した。そして、騎士の両横を固める全身甲冑の騎士達が激怒した様子で冒険者を怒りのままに蹴り付け今度こそ気絶させていた。今度は放置するわけではなく連れていくようだ。手錠を嵌めて門とは別の場所へと歩いていく。
「感謝する。ん?今朝の酒場にいた油断ならない雰囲気の二人組じゃないか。もうこの街には用は無いのか?」
「え、ええ。王都へ帰ります。それにしてもよく分かりましたね。」
「目立っていたからな。私はヘクトールだ。次にこの街を訪れる時があればこの街を案内しよう。」
そう言ってヘクトールという騎士は門へと戻っていった。それからは日没まで王都を目指して馬車を走らせた後、馬車で眠りについた。
俺は【ステータス】を確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:神聖杖、低位魔神【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、
精霊鍛治師に鍛えられし杖、憤怒の眷属、
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体力:0/0
魔力:21000/21000
筋力:100,000
知力:10
視力:10
聴力:10
運気:10
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恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】
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技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<極>】、【念力】、
【怒りの一撃】、【威力増幅<極>】、
【並行射撃<Ⅴ>】、【対魔】、
【硬化】、【念話】、
【筋肉魔神】、【限界突破】、
【気絶耐性<特>】、【欲求変換】、
【疲労無効】、【形態変化】、
【魔力二倍】、【技能貯蔵】、
【調和】、【念力の衣】、
【神聖樹の癒し】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:17
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状態:健康、精霊との友好、
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体力:10/10
魔力:355+21000/355
筋力:6
知力:50
視力:10
聴力:50
運気:50
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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】
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技能:【火<大>】、【水<極>】、
【風<中>】、【土<中>】、
【精霊視】、【魔力消費減<極>】、
【精霊同調】、【混乱耐性<小>】、
【威力増幅<中>】、【魔力自然回復<中>】
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お読み頂きありがとうございました。