百六十四日目のステータス
今日は164日目です。
今日の天候は晴天。
朝食に降りてくるとリーンが看板娘のメシカちゃんと話していた。私を見るなり席の空きに呼ぶ様子から待っていたようだ。メシカちゃんは朝食を両親に頼みに行ってくれたようだ。
「レンレン達との話し合いはどうなったの?」
「彼女たちはマッソーさんのところで指導を受けるそうです。だから師匠と私の二人きりですね。」
嬉しそうにそう言うリーンにアイシアも嬉しそうだ。それにしても、レンレン達はマッソーさんに指導してもらうのか。彼の力量を正確に把握出来ていないが、彼ならきっと上手くやってくれると信じられる。
朝食を食べ、看板娘のメシカちゃんを愛でた後、ダンジョン街へ向けての馬車へと乗り込んだ。馬車にはアイシアたち以外にも何人か乗っており、その誰もが男冒険者のようだった。アイシアたちを見て、驚くものはいたが舐めてかかるものはいなかった。おそらく全員がアイシアが魔物の王を倒した噂を知っているのだろう。
特に問題も無く馬車はダンジョン街へと辿り着いた。到着した頃には陽は沈みかけており、夕焼けが染めていた。けれど、ダンジョンには昼夜は無い。到着した男冒険者たちは肩慣らしにとダンジョンへと次々と入っていく。アイシアたちもそれに倣ってダンジョンへと様子見に行くことにした。
「まず、雰囲気を味わうってことで今日は5階層までにしましょう。」
「はい!一生懸命頑張ります!」
頑張るほど大変な階層では無く、本当に様子見なのだが、リーンちゃんはやる気のようだ。アイシアもそのやる気を損なわないように色々と魔術的な制限をかけて、技術を上げるように支持している。例えば周りの土を使わずに土属性魔術を使うことや。穴掘りでの足止めと礫作りを同時に行うといった細かい事を意識させるようにした。
敵は弱かったが、リーンは普段と違った魔術の使い方に刺激を受けているようだ。逆にアイシアは特に何もせず終わってしまったので消化不良なようだ。
俺は【ステータス】を確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:ミスリル杖、低位魔神【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、
精霊鍛治師に鍛えられし杖、憤怒の眷属、
混乱【大】
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体力:0/0
魔力:9500/9500
筋力:100,000
知力:10
視力:10
聴力:10
運気:10
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恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】
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技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<極>】、【念力】、
【怒りの一撃】、【威力増幅<極>】、
【並行射撃<Ⅴ>】、【対魔】、
【硬化】、【念話】、
【筋肉魔神】、【限界突破】、
【気絶耐性<特>】、【欲求変換】、
【疲労無効】、【形態変化】、
【魔力二倍】、【技能貯蔵】、
【調和】、【状態異常固定】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:17
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状態:健康、精霊との友好、
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体力:10/10
魔力:220+9500/220
筋力:6
知力:50
視力:10
聴力:50
運気:50
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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】
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技能:【火<大>】、【水<特>】、
【風<中>】、【土<中>】、
【精霊視】、【魔力消費減<特>】、
【精霊同調】、【混乱耐性<小>】
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お読み頂きありがとうございました。