百六十三日目のステータス
今日は163日目です。
今日の天候は雨天。
雨の為か、今日の朝食は四人の姦しい騒ぎ声は聞こえない。リーンが一人で朝食を取っていた。考え事をしているのか食事のペースはゆっくりだった。
「何か悩み事?」
アイシアがリーンへ尋ねたところ、アイシアが来ていることに気付いてなかったのか少し驚いた表情をした後、ゆっくりと話し始めた。
「私は、同年代の中ではそれなりだと思ってました。レンレンが少し強過ぎるだけだと思ってました。けど、昨日マグナやリャオとも一緒に依頼を受けて、私の力不足を実感しました。」
あれはあの二人の強さがおかしいだけだと思うが、今リーンに言っても慰めにしかならないだろう。というか、レンレンちゃんは彼女たちと比べて遜色無い強さなのか?それともマグナとリャオがレンレンよりも強くて凹んでるのだろうか。いつかレンレンの戦い方も見てみたいものだ。
「私も力不足だとよく思っているよ。」
「それは嘘です!アイシアさんが力不足なら誰が足りてると言うんですか!」
「私はこの杖、ボンちゃんがいるから強いだけよ。そりゃ、少しは頑張ったし強くもなったけど、一番の理由は運が良かった。」
悔しげなアイシアの様子にリーンもそれ以上言えず、二人揃って下を向いてしまう。
【アイシア、二人で特訓といかないか?】
俺はアイシアに語りかけ、特訓を勧めた。特訓内容はダンジョン街に泊まり込み、ダンジョン篭りをするという単純な内容だ。また、リーンの武器を良いものにする事も相談した。
「リーン、私と特訓しない?」
「特訓ですか?」
リーンにアイシアから説明すると、リーンはアイシアを付き合わせる事に迷いを感じていた様子だったが、私も強くなりたいとアイシアが告げるとリーンは頭を下げて特訓をお願いした。
その後、アイシアは烈火の獅子の利用する建物の受付に王都から最も近いダンジョンに行くと伝言を頼み、リーンはパーティメンバーに話すと言っていた。今頃は話し合いをしている事だろう。
俺は【ステータス】を確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:ミスリル杖、低位魔神【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、
精霊鍛治師に鍛えられし杖、憤怒の眷属、
混乱【大】
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体力:0/0
魔力:9400/9400
筋力:100,000
知力:10
視力:10
聴力:10
運気:10
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恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】
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技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<極>】、【念力】、
【怒りの一撃】、【威力増幅<極>】、
【並行射撃<Ⅴ>】、【対魔】、
【硬化】、【念話】、
【筋肉魔神】、【限界突破】、
【気絶耐性<特>】、【欲求変換】、
【疲労無効】、【形態変化】、
【魔力二倍】、【技能貯蔵】、
【調和】、【状態異常固定】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:17
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状態:健康、精霊との友好、
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体力:10/10
魔力:219+9400/219
筋力:6
知力:50
視力:10
聴力:50
運気:50
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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】
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技能:【火<大>】、【水<特>】、
【風<中>】、【土<中>】、
【精霊視】、【魔力消費減<特>】、
【精霊同調】、【混乱耐性<小>】
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お読み頂きありがとうございました。