百六十日目のステータス
今日は160日目です。
ブクマ、評価、感想ありがとうございます。
今日の天候は晴天。
今日は護衛依頼で王都行きの日だ。早朝からギルドへと向かうとマグナとリャオは既に到着しており、依頼主と会話をしていた。
マグナとリャオがこちらに気付き、商人はアイシアを見つけると駆け寄ってきた。
「今回は護衛依頼を受けてくださり誠にありがとうございます!魔物の王討伐の英雄に護衛をして頂けるなんて光栄です!是非ウチの商品を見ていってください。」
「は、はぁ。ありがとうございます。」
商人は情報が命だからアイシアのことも知っていたのだろう。昨日噂にならなかったのは冒険者が王都の出来事に興味が無かった事もあるが、アイシアが名前を出さなかった事も理由の一つだろう。
「本当にあのアイシアさんなんだ……」
マグナかリャオかどちらかの呟きが聞こえた。アイシアはその後も絶賛されて恥ずかしい様子だったが、この場をおさめて護衛依頼を開始した。
護衛依頼は思いの外順調に進んだ。これは魔物が出なかった訳ではない。むしろ魔物はいつもより出た。けれど、そのほとんどをマグナとリャオが倒したのだ。リャオは拳闘士で拳に魔力のような何かを込めて爆弾のようなパンチを繰り出す事が出来、脚に魔力のような何かを込めて爆発的な機動力を得ている。また、マグナは珍しいことに鎖鎌使いだった。技能なのか純粋な技術なのか鎖鎌は生き物のように動きリャオの機動力を邪魔せずサポートをしたり、主戦力として活躍していた。
これにはアイシアもそして依頼主もびっくりで、私は現在のA級冒険者と未来のA級冒険者に守られているのかもしれないと笑っていた。
二人に聞いてみると彼女たちのそれは彼女たちの里に伝わる技能でその極意を人に吹聴して回る事は出来ないと断られた。また、D級な理由については知識不足などが原因のようだ。戦闘力だけならB級に足を踏み込むレベルだと賞賛されているようだ。
その日の晩飯はアイシアにと、商人が朝市で奮発してかった食材で料理をした。マグナやリャオにもいくらでも食べてくれと商人は語りかけ彼女たちは遠慮なく食べつくすのだった。
俺は【ステータス】を確認した。
ステータス
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名前:ボンちゃん
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種族:ミスリル杖、低位魔神【異邦人】
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性別:男
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年齢:16
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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、
精霊鍛治師に鍛えられし杖、憤怒の眷属、
混乱【大】
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体力:0/0
魔力:9200/9200
筋力:100,000
知力:10
視力:10
聴力:10
運気:10
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恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】
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技能:【不死】、【魔力供給】、
【魔力自然回復<極>】、【念力】、
【怒りの一撃】、【威力増幅<極>】、
【並行射撃<Ⅴ>】、【対魔】、
【硬化】、【念話】、
【筋肉魔神】、【限界突破】、
【気絶耐性<特>】、【欲求変換】、
【疲労無効】、【形態変化】、
【魔力二倍】、【技能貯蔵】、
【調和】、【状態異常固定】
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名前:アイシア・ボーンヘッジ
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種族:人族
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性別:女
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年齢:17
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状態:健康、精霊との友好、
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体力:10/10
魔力:217+9200/217
筋力:6
知力:50
視力:10
聴力:50
運気:50
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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】
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技能:【火<大>】、【水<特>】、
【風<中>】、【土<中>】、
【精霊視】、【魔力消費減<特>】、
【精霊同調】、【混乱耐性<小>】
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お読み頂きありがとうございました。