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百五十九日目のステータス

今日は159日目です。

ブクマや感想などありがとうございます。


アイシアの口調をきつくしようとしたのですが、きつくしすぎてもはや誰か分からないレベルだったので変更いたしました。

会話内容は変更せず口調の変更のみとなっております。

 今日の天候は雨天。

 雨が降るだけで魔の森で出会った地中を泳ぐあの巨大魚を思い出してしまって気持ちが落ち込んでしまう。


【今日はどうする?】


 落ち込んだ気持ちを誤魔化すようにアイシアに今日の予定を尋ねる。


「うーん、どうしよっか?そろそろ王都に行こうかと思ってたんだけど、どう?」


 王都か。

 リーンがどうしているかも気になってきた頃だし王都に戻るべきだろうな。自覚はしているのだが、かなり放任で申し訳ない限りだ。


【有りだな。そうしようか。いつも通り念力馬車で良いか?】


 何の気まぐれか俺はそう聞いた。いつもは何も聞かずとも念力馬車で行くので、何かを察したのかもしれないし本当にただの気まぐれだったのかもしれない。


「久々に護衛依頼を受けない?」


 結果的に、アイシアは念力馬車以外の選択肢を出してきた。以心伝心かと言われるとそんな事もないのだが、なんとなくという感覚だろうか。


【構わないが、どうした?】


「ボンちゃんは前からゆっくりしようゆっくりしようって言ってたでしょ?文句の一つも言わないけど念力馬車だとなんだかんだ大変なのかと思って。」


 そんなことはないのだが、だからと言ってこの提案を断る理由もないなと思った俺はその言葉に同意して、俺たちはギルドへ依頼を探しに行くことにした。


 王都行きの護衛依頼は以外と少ない。頻繁に王都へ出入りするような商人というものは自前の護衛がいるものだ。王都行きの護衛依頼となるとすぐに思いつくのは突然王都に行く理由が出来た商人か、年に数度王都に行く商会ぐらいだ。

 掲示板で依頼を探しているといくつか護衛依頼を見つけたがどれも募集人数に達していないものが多い。A級が護衛をするといえばアイシア一人でも護衛を任されそうだが、それをして周りの仕事を奪うのも良くないだろう。

 そう悩んでいた時、同じく王都への護衛依頼を受けるかどうか迷っている若手冒険者二人が現れた。フードを被っていて良く見えないが、二人はリーンやレンレンと同じぐらいの年に見える。話し声や雰囲気から察するにどちらも少女のようだ。

 それを見つけて中年の男冒険者が護衛を手伝ってやろうか、その代わりにと下心剥き出しで話しかけていたが少女たちはきっぱりと断っていた。

 それでも男が引き下がろうとするものだから見兼ねたアイシアが助け舟を出すことにした。


「貴方は少女たちが頼りないと思うから手伝おうと言うのよね?」


「ああ?急に横からなんだ?おぉ、お前もなかなか悪くないじゃないか。一緒に護衛に連れて行ってやろうか?」


「結構よ。私とこの子たちの三人で依頼を受けるわ。」


「は?バカか?お前らだけで受けれるわけがねえだろ?C級冒険者様の俺様のパーティ4人で依頼の定員だ。どうせこいつらはE級とかだろうしお前がA級に踏み込んだ冒険者様だとでも言うのか?」


 男が言っている事は間違っていない。護衛依頼には定員やランクの合計などいくつか条件があり、アイシアと二人の少女だけでは普通は埋まらない。けれど、A級冒険者であれば一人だけでも護衛が受理出来るのだ。

 アイシアにはそうするつもりはなかったのだが、少女を助けるために手っ取り早いのでそうするつもりなのだろう。


「残念ながらそのまさか、私はこれでもA級よ!そう言うわけだから貴方は無用なの!貴方たちも行きましょ、ええっと。」


「あ、マグナです。」


「リャオです。」


「そう、マグナにリャオ、そんなにかしこまらなくてもいいわ。依頼を受けるのは私と一緒で構わないわよね?」


「「……うん。」」


 二人は顔を見合わせて少し何かを話したあと、アイシアの要望に同意した。

 後ろでは中年冒険者が何か吠えようとしていたが面倒なので【念力】で適当に口を塞いで後ろを向かせた。


 依頼を持っていくと受付嬢にマグナがアイシアがA級なのかを聞いていたが、受付嬢は笑って肯定した。それから少しばかり話をした後解散した。依頼は明日の早朝からでギルド前に集合だ。


 俺は【ステータス】を確認した。


ステータス

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名前:ボンちゃん

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種族:ミスリル杖、低位魔神【異邦人】

---------------

性別:男

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年齢:16

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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、

精霊鍛治師に鍛えられし杖、憤怒の眷属、

混乱【大】

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体力:0/0

魔力:9000/9000

筋力:100,000

知力:10

視力:10

聴力:10

運気:10

---------------

恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】

---------------

技能:【不死】、【魔力供給】、

【魔力自然回復<極>】、【念力】、

【怒りの一撃】、【威力増幅<極>】、

【並行射撃<Ⅴ>】、【対魔】、

【硬化】、【念話】、

【筋肉魔神】、【限界突破】、

【気絶耐性<特>】、【欲求変換】、

【疲労無効】、【形態変化】、

【魔力二倍】、【技能貯蔵】、

【調和】、【状態異常固定】

---------------


---------------

名前:アイシア・ボーンヘッジ

---------------

種族:人族

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性別:女

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年齢:17

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状態:健康、精霊との友好

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体力:10/10

魔力:215+9000/215

筋力:6

知力:50

視力:10

聴力:50

運気:50

---------------

恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】

---------------

技能:【火<大>】、【水<特>】、

【風<中>】、【土<中>】、

【精霊視】、【魔力消費減<特>】、

【精霊同調】、【混乱耐性<小>】

---------------

お読み頂きありがとうございました。

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