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百五十四日目のステータス

今日は154日目です。

 今日の天候は晴天。

 街に到着したアイシアたちは協会で聖水を受け取った。その時にお布施という名の金が飛んだのは御愛嬌だろう。

 そんな大枚叩く信心は無いので、それだけの価値があるものだと期待したい。

 その後、ギルドを経由して以来の完了と報酬を受け取ってからユーの暮らす家へと連れて行ってもらうこととなった。

 依頼はギルドまでだ。けれど、ユーの同居人が気になるし万能薬の調合も見てみたいのでユーに頼んだのだ。肝心のユーは二つ返事に了承してくれた。それどころか同居人に紹介してくれるという。


「ミーくん、帰ったよ!」


「あぁ?何日留守にしてやがんだ!とっくに森に帰っちまったもんだと思って部屋の荷物を質屋に出すところだったじゃねえか!」


 どんな人物が出てくるのかと期待していると、眉間に深く皺を刻んだ頑固じじいという呼称がとても似合いそうな初老の老人が出て来て俺もアイシアも驚いていた。

 そんな老人に対してユーはとても嬉しそうな笑みで会話を弾ませ、ミーと呼ばれた本人らしい老人はとても鬱陶しそうに、けれどユーの言動の全てに対して余すことなく返答していた。

 息のぴったり合った様子はたしかに長年の積み重ねを感じさせそうなものだ。けれど、俺にはついこの前に出合った二人とでも言うような雰囲気を感じさせる。示し合わせた定番のやりとりというより偶然ハマったちぐはぐのピースのようなやりとりに思えるのだ。


「なんか、すごいね。」


 アイシアが俺に向けてぼそりと呟くので同じ想いの俺もアイシアへ同意の言葉を返した。


 その後、満足するまで話し込んで落ち着いたユーにミーの紹介をしてもらい、ミーに対してもこちらの紹介をしてもらった。


「そうか、お前さんらがこいつを手助けしてくれたのか。ありがとう。こいつは随分と迷惑をかけたろう?」


「いえいえ、とても楽しかったですよ。」


「そうか。……まあ適当にくつろいでくれ。」


「アイシア!ミーくんが家に入れるなんてとっても珍しいんだからね!これは快挙だよ!快・挙!」


 バシィンと乾いた音がした。ミーくんがユーの頭を勢いよく叩いたのだ。ユーは少し涙目になりながら頭を抑えてうずくまった。


「それは!お前が!誰も連れて来ねえからだろうが!人攫いやらを家に入れろってのか?」


「うぅ、それはそうなんだけど……でも何も叩くこと無いじゃないさ!」


「すまんな、叩けば直ると思ったんだ。」


「そんなわけあるか!」


 ミーくんはそりゃ残念だと捨て台詞を残して中へと戻っていった。ユーは膨れっ面で文句を言いながら彼の後を追いかけていった。呆気に取られるアイシアも慌ててついていった。

 内装は年季を感じさせるものの、綺麗に片付けられており、過ごしやすそうな雰囲気になっていた。また、とても良い香りがするとアイシアが深呼吸しながら呟いた。薬師の家だからだろうか。


 万能薬の調合を見るつもりだったが、下処理にかなりの手間がかかるらしく3日から一週間ほどかけて製作するとの事だったのでお茶をご馳走になって小一時間会話をしてからお暇することとなった。


 俺は【ステータス】を確認した。


ステータス

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名前:ボンちゃん

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種族:ミスリル杖、低位魔神【異邦人】

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性別:男

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年齢:16

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状態:強欲の眷属、筋肉魔神、

精霊鍛治師に鍛えられし杖、憤怒の眷属、

混乱【大】

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体力:0/0

魔力:9000/9000

筋力:100,000

知力:10

視力:10

聴力:10

運気:10

---------------

恩恵:【ステータス】、【精霊の祝福】

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技能:【不死】、【魔力供給】、

【魔力自然回復<極>】、【念力】、

【怒りの一撃】、【威力増幅<極>】、

【並行射撃<Ⅴ>】、【対魔】、

【硬化】、【念話】、

【筋肉魔神】、【限界突破】、

【気絶耐性<特>】、【欲求変換】、

【疲労無効】、【形態変化】、

【魔力二倍】、【技能貯蔵】、

【調和】、【状態異常固定】

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名前:アイシア・ボーンヘッジ

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種族:人族

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性別:女

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年齢:17

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状態:健康、精霊との友好、

体力向上【小】

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体力:10+1/10

魔力:215+9000/215

筋力:6

知力:50

視力:10

聴力:50

運気:50

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恩恵:【魔法技能】、【精霊の祝福】

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技能:【火<大>】、【水<特>】、

【風<中>】、【土<中>】、

【精霊視】、【魔力消費減<特>】、

【精霊同調】、【混乱耐性<小>】

---------------

お読み頂きありがとうございました。

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